529047 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

地を這う虫

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Freepage List

Favorite Blog

私の音楽的生活 sweetrendez-vousさん
この地球の、同じ時… ルーチェ1000さん
My Secret Room Suzuckさん
2005/12/24
XML
カテゴリ:TV
木曜日の夜になにげなくTVを見たら、おもしろくて最後まで見た。昨日、ソウル大が黄教授のES細胞培養成功論文の捏造、改竄を公式に認めたニュースが新聞に出ていたが、「朝鮮民族は息を吸うように嘘をつく」という世界の常識の事例がまた一つ増えただけだから、「またかよ!、あいかわらずやなあ」って感想しかない。しかし、このドキュメンタリが扱った捏造事件はベル研の研究者による捏造事件であり、ソウル大とは研究機関としての格に天と地ほどの差がありますがな。

ベル研究所の Jan Hendrik Schoen が 1998-2001 年に高温超電導に関して Nature, Science に16 報の論文を発表したが、これは捏造だった。

Schoen元物理学博士(この捏造により博士号剥奪)のMagic Hand(God Handと言うべきか?)と秘密の実験装置Magic Machine(実は自分の出身大学研究室にある旧式のボロ装置だった)による画期的な実験成果は、世界中の著名な研究機関がいくら追試を試みても成功しない。しだいに研究者達はSchoenの論文に疑念を抱きはじめるが、ベル研の権威、Nature,Scienceの権威、そして研究グループのリーダーである超一級らしい物理学者Bertram Batlogg博士の実績・権威が恐ろしくて、みんなだんまり。捏造の発覚は実験データ(グラフ)の使い回しを発見した研究者によるタレコミだった。別の実験なのにノイズ成分まで全く同じだった。私もデータ捏造するときは十分注意しなくちゃね(笑)。

Bertram Batlogg博士が番組の最後に出てきたが、全ての責任をSchoenに負わせて、責任を一切認めなかった。捏造によって多くの研究機関の金と研究者の時間を無意味な追試で浪費させたこの無責任野郎はのうのうとチューリッヒ工科大の教授に居座っているらしい。

まあ、ベル研の公式発表のタイトル↓にあるように

Independent committee concludes that one scientist published falsified and fabricated data; all other co-authors cleared of misconduct

悪いのはschoenだけで他のみんなはcleared of misconductだってさ(笑)。

このドキュメンタリはBBCか何かの海外ドキュメンタリだと思っていたら、途中で日本人のインタビューアーが出てきたのでNHK制作だったようです。以前放送されたものの再放送のようだが、なかなかいい番組を作ってます。でも、NHKと契約したり受信料を払ったりする気は全くありませんよ。

そうそうソウル大の捏造に関する今朝の産経新聞、黒田記者の記事は秀逸ですね。以下に一部引用します。

<引用開始>
世界まであざむく結果となった“黄教授騒動”の背景については
(1)韓国でよく見られる成果や業績を急ぐあまりの拙速
(2)国際的な配慮や慎重さを欠いた視野の狭い「やっちゃえ」主義
(3)政権の業績にしたい政府の過剰な期待と支援
(4)「やった、やった!」あるいは「ウリナラ(わが国)最高!」的な世論の愛国主義
などが複合的に重なった結果といわれる。
<引用終わり>

黒田記者の記事に禿同です(笑)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022/04/04 02:44:46 PM
コメント(2) | コメントを書く


Keyword Search

▼キーワード検索

Comments


© Rakuten Group, Inc.