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カテゴリ:オーディオ
「レコード音楽再生復活プロジェクト その3」の文章が長くなりすぎたので、「その4」に更新します。当面は「その4」で一応完結のつもりです。
----------------------- (21/09/07 01:30記) Audio One でDENON DL-103を購入しました。 https://www.audioone.jp/ https://www.audioone.jp/?pid=155049436 逆輸入品というか、Shopの説明書きでは ・本製品は海外正規代理店からの直輸入品となります。 ・本商品の保証期間は初期不良対応のみとなります。 と記載されています。 このShopは始めての利用なので安全のため、代引きで注文しましたが、注文翌日には商品が指定時間帯に届きました。ヤマト運輸の宅急便代引きでした。代引き手数料込みで29,430円でした。 私が注文した直後に一時Sold Out表示になってましたが、今は500円値上がりして販売中です。 Audio One は私がkakaku.comのショップ評価等でチェックした限り、誠実・迅速なShopのように思います。今回、注文したDL-103も何の問題もありませんでした。梱包も丁寧、適切でした。 ちなみにDENONの国内販売の希望販売価格は ---------------------------- "価格改定のお知らせ" 8 23, 2021 https://www.denon.jp/ja-jp/news/2021/21015 から抜粋引用↓ デノンは、2021年9月1日(水)より対象の製品価格およびMCカートリッジの針交換価格の改定を実施することをお知らせいたします。 DL-102 35,310円 → 41,800円 DL-103 45,760円 → 53,900円 DL-103R 55,000円 → 63,800円 ※ 現行価格 → 新価格 (いずれも税込) ------------------------------ とかなり値上げです。 現在、Yahoo Shoppingでポイント還元の大きい量販店サイトではほぼ「在庫切れ」になっており、一部のShopを除き「新価格」ベースとなっています。 なので、焦って「逆輸入品」を買った次第です。 測定データが添付されていました↓ 国内正規販売品と同じですね。多分、標準音源レコードを再生した際のカートリッジの出力レスポンスのデータなんでしょう。 付属していたマニュアル記載の<主要規格>では「再生周波数範囲」は20~45,000Hzとありますが、測定データは1,000~20,000Hzの範囲に限られています。想像ですが、1,000Hz以下ではデータが結構暴れているのではないか、20,000Hz以上ではダラ下がりなのではないか。カートリッジの「再生周波数範囲」のJIS規格があるのかどうかしりませんが、『20~45,000Hz』はいくらなんでも盛りすぎなんじゃね~~の。45,000Hzあたりではレスポンスは-40dB以下になっとんじゃねーの。ようしらんけど。 というか、レコードの溝に刻まれる音の上限周波数っていくらだったけ。溝には20,000Hzまでの信号・情報しか刻まれてないけど、倍音、3倍音などを考えれば45,000Hzまでは再生可能ということなんかいなぁ。 DENON DL-103 自重8.5g を装着したヘッドシェルとリード線は Audio Technica AT-MG10(10g) + AT6101 ↓ 重さは 合計18.5g ヘッドシェル AT-MG10(10g) との組み合わせではトーンアームのゼロバランスは取れましたが指定針圧2.5gをかけることは不可でした。ウェイトを一番支点側まで回しても針圧2gにも満たずくらい。 AT-MG10は元々メタル製のDENON DL-102(自重13g)の購入した際に組み合わせる想定で買ったヘッドシェルです。DL-102が重いので軽いマグネシウム素材のヘッドシェルであまり高価でもないものだから。 ガピ~~~ン! あ~~~メンドクサイなぁ~~。シェルを変えないとあかんがな。 ----------------------- (21/09/07 23:10記) ヘッドシェル Audio Technica MG10では指定針圧2.5gをかけられないので、ヘッドシェルを交換するしか選択肢なし。 3分間ほど思案した結果、Ortofon MC10を装着している Audio Techinica AT-LH15/OCC(15g)を使用することにしました。MC10は外しました。 私が使ってトーンアームはSAEC WE-407/GTでいわゆる「ロングアーム」なので、「オーバーハング」が9mmと今時の「ショートアーム」に比べて短いです。なので、カートリッジ(DL-103)にシェル(AT-LH15/OCC)に取り付けて「オーバーハング」9mm設定にするには結構キツイです。リード線の端子(金具)ギリギリくらいまでカートリッジをヘッドシェル後部に位置取りさせないといけません。まぁ、これはAT-LH15/OCCの構造上の問題なので、そういう問題をほぼ回避できそうな Ortofon LH-4000(14.3g)を購入し、付け替えることも考えています。 https://www.ortofon.jp/product/1/64 価格は5000円程度ですが、なんやかんやと「アナログ沼」に嵌っていってる感がありますな。 トーンアームの修理代約5万円を筆頭に昇圧トランスをヤフオク購入で約2万円、カートリッジ2個を新品購入で約5万円、ヘッドシェル他の小物類で約1.5万円、フォノケーブル購入で約1万円、合計約15万円前後出費しておりますな(苦笑) まぁ、ハイエンドオーディオマニアが使ってる金に比べるとカワイイ額でしょうが、裕福でない私にとっては15万円は結構な金額ですわ。。。 閑話休題 DL-103を使ってめでたくレコード音楽再生できました。逆輸入品なので「初期不良対応」しか保証はないので、動作確認は1週間以内に行わないとダメですからね。 プラシーボ効果というかDL-103に関する世間の評価、レビューの影響を受けている可能性を全く否定しませんが、DL-103を使ってをLP片面聴いた印象をAudio TechnicaのVM540MLとの比較で書けば、 ・中域・低域の音の厚みはVM540MLより優れている ・高域の伸び、繊細さはVM540MLの方が優れている ・Jazzの雰囲気の再現性についてはVM540MLより優れている てなFirst Impressionです。 二つのカートリッジを時間差なく切り替えて比較しているわけではないので、非常に曖昧でいい加減な印象評価ですよ、念のため。 聴いたレコードはたまたま取り出した↓で、録音が良い音源では全くありません。国内版(ポリドール盤)です。多分35~45年前に買ったレコードです。 "SMOKIN' AT THE HALF NOTE / ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー" https://diskunion.net/clubt/ct/detail/DS170616-177 ----------------------- (21/09/17 18:45記) 昨日、サウンドハウスに注文したオヤイデのリード線 HSR-AG が届きました。
http://www.oyaide.com/ja/brand/oyaide/headshell_readwire_spacer/hsr-ag ----------------------- (21/09/20 13:15記) ヨドバシカメラからヘッドシェルOrtofon LH-4000が届きました。 下の画像の下段です。付属のリード線は細くてショボイのでオヤイデのHSR-AGに換装します。 上段はAudio Techinica AT-LH15/OCC +DENON DL-103です。この組み合わせではオーバーハングは10mmが限界でした。後1mm 短くする必要があります。まぁ、実用上は10mmでもほぼ問題ないような気がしますが、トーンアームに装着してターンテーブルを上から見るとレコードの最内周部あたりではオーバーハングの結構なズレを感じます。 オヤイデのリード線HSR-AGはコネクター部の径が細すぎてカートリージやヘッドシェルの端子との接続が難しくて大変、無理やり行うとすぐに断線する てな情報がネット上に結構あったので実はビビッておりました。 https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/135592/ リード線の接続用には下画像の先曲がりリードペンチ(2ヶ月くらい前にamazonで1500円ほどで購入)を使用しているので多分大丈夫だろうとの目論みもあったのですが・・・。 で、DL-103の端子はやや細めということもあり、それほど苦労せずに無事リード線接続できました。先端にギザギザのついてるラジオペンチを使用すると端子やリード線を痛めるので、先に書いたリードペンチをわざわざ購入したかいがありました。 工具なしで接続するのはまぁ無理でしょうな。指先で無理やりやれば、そりゃあ断線するわさ。 リード線HSR-AG は結構太い銀線で硬く長さも結構長く、かつDL-103の出力端子のL、Rが一般的なカートリッジとは左右逆なのでリード線が交差することから、最初は「こりゃ~、オーバ-ハング9mm設定できるかなぁ、Ortofon LH-4000は無駄な買い物だったかいなぁ、と落胆しかけました。 てなことで、リード線をヘッドシェル側端子にもっと押し込まないとあかんなぁと頑張ったけど、無理でした。多分構造上の問題でしょう。その際にリード線の端子被膜部を1本少し傷つけてしまった。実用上の問題は皆無ですが、気分の問題です。 カートリッジをトーンアーム側に結構な力で押し込んだらリード線は結構曲がってくれて、無事オーバーハング9mmに設定できました。この時点ではトーンアームに装着してチェックしてませんが、ほぼ大丈夫でしょう。 ----------------------- (21/09/20 22:10記) トーンアームに接続して無事音出し成功。音出し前にラテラル・バランスが若干ずれてるのをヘッドシェル上部に乗せたミニ水準器で確認できたので、ヘッドシェルを微妙に調整しました。LH-4000はラテラル調整可能なイモネジがあります。 オーバーハング設定もほぼ問題なしのようです。詳細は後日アルコール抜きの状態で精査します。 ヘッドシェル、リード線、オーバーハング調整に起因する音質変化(向上?)については、今後じっくりと時間をかけて評価したいと思っておりまする。 ステレオレコード再生用のカートリッジ・システム(カートリッジ+リード線+ヘッドシェル)としてはこれを常用・最終版にする予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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