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カテゴリ:ジャズ
NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でオダギリジョー演じるジョーというJazz Trumpeterが関西のトランペッター・コンテストに参加(今日の放送では優勝して東京でレコードデビューという展開・・・)してるので、不世出の天才Jazz Trumpeterの一人であるClifford Brownのレコードを聴きました。
"Clifford Brown / memorial album(Blue Note 輸入盤)" 若い頃の録音なのでかなり粗削りですが、そのアドリブ・フレーズは10秒聴けばClifford Brownと判る天才的フレージングですな。 演奏そのものは、超名盤と言われるEmarcy の"Study in Brown"他のMax Roach Quintetでの演奏に比べると劣りますが、ほとばしるエネルギーにあふれたこのアルバムも大変素晴らしいですなぁ。 残念ながら彼は25歳の若さで自動車事故で亡くなってしまったので活動期間が非常に短いのですが、20世紀後半(1951年~2000年)の偉大なJazz Trumpeter 10人を選ぶ際にはほぼ間違いなく選出されるでしょう。活動期間が短いので5人選出になったら、ちょっと厳しいかもしれません。 私が所有するレコードは多分30~40年前に買った輸入盤で、最悪な疑似ステレオ盤です。当時のBlue Noteの輸入盤(再発もの)は疑似ステレオのものがほとんどだったような気がします。 レコードの表面には STEREO Electronically Rechanneled と記載されています。マスターテープはMonauralなんですが、ステレオ時代の到来を受けて客がステレオの方が喜ぶだろうとの浅はかな考えで疑似ステレオ化が大流行したんでしょう。ここは、私は私見です。何も調べてません。大昔に調べた事があるかもしれませんけど・・・ "Clifford Brown - 1956 - Memorial Album - 01 Hymn Of The Orient" "Clifford Brown - 1956 - Memorial Album - 02 Easy Living" レコードの上に映ってるのはCDの"Clifford Brown / memorial album(Blue Note 国内盤)"です。EMIミュージック販売のものでMonauralです。買った際の記憶は全くありませんが、このCDは2004年頃の発売で多分その頃に新品で買ったんでしょう。当時音楽を楽しむ余裕はあまりなかったのですが、レコードの疑似ステレオの音の悪さが記憶に残っていたので、CDのmonaural盤を衝動買いしたんじゃないかなぁ。全く記憶なし。 EMIミュージックの前身は東芝EMIで、今は存在しない会社のようですね(さっきネットで調べました)。 このアルバムは今も当然CDが販売されているのですが、 "クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム+8 [SHM-CD] クリフォード・ブラウン" https://www.universal-music.co.jp/p/uccu-5681/ のようにオリジナルのレコードに収録されていた曲に別テイク(alternate take)を8曲も収録しています。はっきり言ってうっとうしい。Clifford Brown 研究者、マニアにとっては有難いことかもしらんが、私の個人的見解ではそういうものは不要です。CDはレコードと比べて収録できる演奏時間が長いので、やたらと別テイクを加えたがるが、勘弁して欲しいです。大体の場合は・・・ EMIミュージックのCDはそういうことは一切せず、レコードの曲だけです。素晴らしい!! amazonだと新品は3200円もしますよ。「+8」盤は1400円くらいです(笑) 幸いこのCD(ユニバーサルの+8国内盤)は別テイクは別テイクだけをまとめて収録しているので余計ならスキップすればよいのだが、盤によってはオリジナルのレコードの収録順を無視して、オリジナルテイク、別テイクの順番に並び変えるものもあります。同じ曲を2曲続けて聴くのはマニア以外の一般ファンにとっては(多くの場合)苦痛です。 根本的な事は別テイクはお蔵入りしたテイクです。極論を言えば「客に聴かせるテイク(演奏)ではない」ちゅうことですわ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/04/04 01:52:37 PM
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