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カテゴリ:オーディオ
半年ほど前に
>(21/09/01 15:00記) >Audio TechnicaのVMカートリッジ VM540MLで音出ししました。 >LP片面しか聴いていないので、詳細な音質評価は避けますが、Ortofon MC10 + 昇圧トランス の音よりもクリアでレンジも広く歪も少ない感じです。古い録音のケニー・バレル・トリオのライブ録音のドラムソロも結構いい感じで鳴らしてました。 と書きました。 Ortofon MC10は今使用している高級プレイヤー(笑)を中古で購入する前のプレイヤー(多分ビクター製だったと思います。型番までは記憶なし)の常用カートリッジでした。Jazzには結構合うカートリッジだと自分では思っておりました。 http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDOrtofon/MC10.html 中古で購入したプレイヤーには Shure V15 Type5MR が付属していて、購入当時このカートリッジとOrtofon MC10を比較すると周波数レンジの広さは明らかにShureの勝ちだったので、MC10はその後ほとんど使っていませんでした。 レコード音楽再生復活プロジェクト その2 に書いたようにShure V15 Type5MRは針(カンチレバー・ダンパー他)が壊れているか、カートリッジ本体が壊れているかで、歪み率90%みたいな酷い音しか出ません(涙 Ortofon MC10は音自体は普通に再生できるので(音質云々は別として)40年くらい前のカートリッジでも経年劣化で全てのカートリッジはダメになるわけではないようです。まぁ、MM型とMC型では構造が違うので一概には言えないのかもしれません。 で、 最近はAudio TechnicaのVM540MLを使ってレコードを聴いていましたが、先日MC10をヘッドシェルに装着し聴ける状態にしました。使用したヘッドシェルは Audio-Technica AT-LS18 リード線は付属のものを使用(笑 http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDAtechnica/SHELL-LS.html 今日聴いたレコード Niels-Henning Orsted Pedersen、Sam Jones / Double Bass (SteepleChase 国内盤) で書いたレコードを聴きました。 上記の >(21/09/01 15:00記) の記述と同じ印象ですな。周波数レンジはVM540MLよりも狭く、特に高域の伸びのなさが目立ちます。なんとなくですが、少し歪みを感じます。これは高域の伸びのなさが歪み感の増大につながっているような気もします。 ただ、この歪感が良い方に作用している可能性がありますが、Billy Higginsのスネアドラムやハイハットシンバルの音が妙にリアルです。そこでドラムを演奏してるかのように、とまでは言えませんが(笑 で、この後"Bobby Timmons Trio/in Person"(Riverside 国内盤)を聴くと、ピアノの音がかなり悪い。歪んでます。youtubeの音源で確認すると、そちらもピアノの音は歪んでました。。。 で、ピアノソロのレコードを聴いてみました。 "Kenny Drew/Everything I Love"(SteepleChase 輸入盤 多分オリジナル盤)です。 なんとなく歪みっぽいですが、鑑賞には十分耐えます。が、チリパチノイズがかなりあります。A面・B面とも。なので、昨夜久しぶりにレコードの中性洗剤洗浄を行いました。 今朝自然乾燥させた盤を再度聴きましたが、チリパチノイズはほとんど低減していません。ガックシ・・・ このレコードは多分学生時代に買ったものだと思います。買った当初からチリパチノイズが酷かった記憶はありません。それほどお気に入りだったわけではないので(多分)、再生回数過多というわけでもないように思います。ひょっとしてジャズ研の友人に貸して傷んだんかいな? 当時、友人とはレコードの貸し借りはほとんどしていていないので、多分違うでしょうな。 一つ言えるのは、このレコード(私の所有盤)はカッティングレベルが非常に低い。アンプのボリュームを10~11時くらいまで上げないと私が昼間に聴く音圧レベルまであがりません。通常であれば9~10時まで上げれば十分な音圧が得られるのですが・・・ なので、SN比が悪い。それがチリパチが気になる要因の一つのような気がします。 忘れてた。このレコードの音楽内容は悪くはないのですが、ジャズの香りはあまりしません。極端に言えば、極めて上質なラウンジ・ピアノ。 "Everything I Love" 話がアチコチいくばかりですが、今日の結論は以下。 ・Ortofon MC10は初期性能はともかく、今は針先劣化、経年劣化の影響を含めて、Denon DL-103やAudio Technica VM540MLに比べるとかなり音質が劣ります。 ・MC10はMC型カートリッジなので、針交換は製品交換になります。MC10は数十年前に製造中止になった機種なので、針交換に出すと現行機種のMC-Q10への交換となります。MC-Q10のレビュー記事、ブログ記事等はあまりありませんが、それほど高評価でもなさそうです。 https://www.ortofon.jp/support/price.html ・とはいっても、MC型カートリッジは高価な商品が多いなか、MC-Q10への針交換価格は税込み37400円。この製品を新規購入すると実売価格で45000~50000円くらいします。針交換で入手する価値はそこそこあるように思います。DL-103とは違う傾向の音を一定以上の品質で楽しむという目的においては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/04/11 11:10:26 PM
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