2023/07/16(日)14:09
レコード再生用カートリッジのヘッドシェルへの取り付けに関するメモ書き
私が使ってるレコード再生用のトーンアームはSAEC製のWE-407/GTです。下の方に載せたSAECのカタログ、広告パンフらしきものによれば、発売は1986年頃のようです。37年ほど前の製品です。私がその頃に大阪日本橋のオーディオショップでたまたま見かけたYAMAHAの中古のプレイヤーが純正のトーンアームからSAECがこのプレイヤー専用に開発したアームに換装済みでした。当時35~40万円くらいしたと思いますが、仕事でむしゃくしゃしていたので、ヤケ買いしますた(苦笑)。
プレイヤーのオプション製品である専用外部電源のYOP-1も付属していましたが、20年くらい前にヤフオクで売却してしまいました。新品時で32000円の機器ですが、人気のある機器なので今はヤフオクで6~8万円くらいで取引されてるようです。私が売った際は数万円程度だった気がします。残念です(涙)。この外部電源を使用すると音質云々以外に電子ブレーキが効くので、ターンテーブルを停止してから数秒後には回転が止まります。これがないと30秒間くらいは慣性で回っております。売却した理由はパチンコジャンキーで金欠だったのが理由かもしれません。ただ、このYOP-1って図体がかなりデカいので置き場所に困っていたことも事実なんです(苦笑
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SAEC WE-407/GT 製品仕様
スタティックバランス型
全長339mm
実行長258mm
オーバーハング9mm
適合カートリッジ重量15.5g~32.0g(シェルを含む)
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カートリッジをヘッドシェルに取りつける際にはオーバーハングを指定の値に調整する必要があります。その後、ヘッドシェルをトーンアームに装着しトーンアームの高さ調整、針圧やインサイドフォース・キャンセラーの調整を行います。
常用カートリッジであるDENON DL-103はOrtofonのLH-4000というヘッドシェルに装着しています。この組み合わせだと針の位置とヘッドシェルのトーンアーム側端(4ピンの出っ張りは含まず)の水平距離58mmに調整すると、オーバーハングは9mmとなります。カートリッジやヘッドシェルの種類に関係なく、58mmでオーバ-ハング9mmとなります。
他のカートリッジ、------ ちかじかaudio-technicaのVM型カートリッジで1年近く前に購入済みだけど未開封だったVM-750SHをヘッドシェルにセットアップする予定です ------、をセットアップする際に、いつでも思い出せるよう備忘録としてここに残しておきます。
先日、
オーディオテクニカの製品値上げ(価格改定実施日2023/05/16)に関する雑感など
に書いたように、VM-750SHは値上げ対象商品です。私が一年前に買ったのはYahoo Shoppingで最安値らしき価格のの時です。ペイペイポイントの増額デイで実質3.5万円(税込み)程度の価格でした。今日は「5のつく日」等のポイント増額デイではないので値上げ後の最安値は不明ですが、1万円前後は高くなるようです。ヨドバシでは定価の57200円(税込み)から値引き0円でポイント還元10%なので実質5.2万円ほどです。高いですね。値上がり前だったら、MCカートリッジのAT33PTG/Ⅱの方が5000円ほど安いですがな・・・。
オーバーハングの調整はamazonで以前買ったMayRecordsのオーバーハングゲージを使いました。1000円くらいでした。だけど、前述したように『針の位置とヘッドシェルのトーンアーム側端(4ピンの出っ張りは含まず)の水平距離58mmに調整すると、オーバーハングは9mm』なので、オーバーハングゲージを使う必要はもはやありません。
MayRecords レコード・カートリッジ用 オーバーハングゲージ
オーバーハングの調整状況1
ほぼ9mmになっています。
オーバーハングの調整状況2
レコードの内周部の方がオーバーハング調整がシビアに影響します。調整が悪いと歪み発生につながります。ヘッドシェルとオーバーハングゲージの線がほぼ平行になっているので、問題なしですね。
オーバーハングの調整状況3
レコードの外周部は円周が内周部に比べて長いのでオーバーハングのズレ云々の影響は小さいです。ヘッドシェルとオーバーハングゲージの線が平行になってませんが、歪の増加は聴き取れないので無問題でしょう。
トーンアームの設計やオーバーハングの物理的意味を深く理解してない私ですが(苦笑)、内周部でも外周部でもヘッドシェルとオーバーハングゲージの線が平行にピッタリ合うなんてことは原理的に不可能じゃないのかいな?。大昔、原理的にトラッキングエラーのないレコードプレイヤーが存在してましたが、この場合はアームの支持部をレコード再生に応じて内周側に同期して移動させる機構が必須です。この動作の安定性、信頼性、コスト増、etcの問題が大きいので普及しなかったんでしょうな。
【オーバーハング】
ターンテーブルのスピンドルからカートリッジのスタイラスまでの距離。この距離を合わせることで、水平トラッキングエラーを抑制します。
↑と↓の引用元:https://www.audio-technica.co.jp/cartridge/navi/dic/
DENON DL103+Ortofon LH-4000
針の位置とヘッドシェルのトーンアーム側端(4ピンの出っ張りは含まず)の水平距離58mmに調整すると、オーバーハングは9mmとなります。
針の位置とヘッドシェルのトーンアーム側端(トーンアーム側先端との接触面)の水平距離48mmに調整すると、オーバーハングは9mmとなります。
SAEC WE-407/GT のカタログ又は宣伝パンフ
YAMAHA OUTER POWER SUPPLY UNIT YOP-1
360mmがデカいんです。。。
外形寸法(W×H×D) 137×90×360 mm
重量 5.1kg
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DENON DL-103 寸法図
audio-technica VM750SH 寸法図
【メモ書き】
2023/05/20 Yahoo Shoppingでの最安値(実質価格)
Denon DL-103R 約45000円
Denon DL-301Ⅱ 約40000円