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前の記事でオレンジサファイアを上げましたので、コランダムの話をします。
ルビーやサファイアの仲間をコランダムと言います。和名は鋼玉、酸化アルミニウムですね。呼び名は、赤色をルビー、その他の物は色名を上に付けて○○サファイアと呼ばれます。この辺は、推理小説等でも良く使われますから、皆さんご存じかと思います。 モース硬度は9、ダイヤに次いで固く、割と割れ難いので、小粒石でも重宝して使われています。 但し、まったく割れないかというとそうでもありませんで、実際、私、二回ほど割っております。叩く衝撃よりも、摩耗に少し弱くて、仕上げのバフ掛けが石に掛かると薄く削れていくんですね。で、気づかずに掛けていると、石留の金属の圧に耐え切れなくて、端からパリっと割れます。 以前も、トルコ石の話の時に書いたかと思うのですが、石留の圧は、その時一瞬ではなくて、ずっと掛かり続ける(金属が挟み続けると言うことですね)ので、石に厚みの変化が有ったり、傷が入ったりしたときに、そこからパリっと皹が奔ることは間々あります。 スピネルなんかも同じですね。 そう言う事故をなるだけ避けるためには、小粒石でもカットの綺麗な石を選ぶこと(縁が薄いものは危険です)、傷やインクルージョンの入り方の激しいものは、留め方を工夫することでしょうか。全体に地金を寄せて留めるのではなくて、彫り留めの様に爪を作る形で留めると、割と良いように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 23, 2022 11:16:49 PM
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