【シゲちゃんの木♪'08】シゲちゃんのみかんの木♪【2008年12月末まで有効】 みんなから真心込めた贈り物…( *´艸`)フフフ 秋になったらこの木でみかん狩りしましょうね~♪ ●4月初め 小さな小さな新芽が顔を覗かせ始めました♪ 昨秋、米糠・籾殻・海草・カキ殻などなど作業の合間に撒いていたので 今春はそんなに慌てて石灰や肥料を撒く必要がありません。 それでもやっぱりこれから成長する上で栄養が必要ですのでもう少ししてから また海草やカキ殻などの海産物シリーズをあげましょうね♪ ちなみに・・・今春はまだ一度も農薬を散布していません。 マシン油も今回は控えてみようかな…と。 *************************** ◆4月30日 今年のシゲちゃんの木の候補を選んでみました シゲちゃんみかん '08 候補木 (剪定した直後の様子です) シゲちゃんみかん '08 候補木(花芽) 昨年のシゲちゃんみかんの右隣にある木が第一候補です。 画像ではちょっと分かりにくいですが、沢山花芽がついています。 昨年は「裏年」だったので一昨年から剪定をせずに放ってありました。 だから「表年」である今年、しっかり剪定して 木の内側にも日光が当たり、風通し良くしてあげなければなりません。 枯れ枝も細かくチェックして鋏で除去してますよ~。 …え、思いっきり剪定したら木がハゲになってしまう~!? \(◎o◎)/! 御心配なく。 剪定をする事で木に勢いがついて新芽が沢山出ます。 夏になったら「コレ、本当に剪定したの?」と思うくらい木が茂ります。 *************************** ◆5月1日 施肥(米糠・もみ殻・カキ殻・魚粉・骨粉・油粕など) 知合いの農家から秋に分けて頂いたモミ殻や海岸で集めた海草 そして少しずつ時間を取って砕いてきたカキ殻などを撒きました。 色々な作業があって今年は肥料を与えるのが遅くなったけど 普段からモミ殻や海草、庭木の剪定くずなど肥料となるものを撒いているから 春の新芽が伸びる際に必要な窒素などの栄養分が足りてます。 冬の間に温存してきた力を今、新芽を出す為に用いているんですね♪ さぁ、もうすぐ開花です。 *************************** 木の大きさがわかるように剪定後、傍に立ってみました 五月の大型連休明け、畑に様子を見に行くと沢山開花していました 花が咲くとハナムグリ(カナブンの仲間)など小さな虫達が集まってきます。 彼らの事を『訪花害虫』といい、この時期あちこちの畑で防除(農薬散布)が行われています。 しかし、たとえ彼らが沢山集まったとしても、木になっている全ての実が被害を受けるわけではなく 外皮に傷が残るという程度で然程心配する事ではないので放っておいても大丈夫。 農薬を散布せずにおけば、彼らの天敵となる虫や鳥達が活躍してくれるので 人間はこの時期あまり神経質にならず、大らかな気持ちでこのまま放っておきましょう。 *************************** ◆6月1日 木酢液500倍を散布 魚のアラやカニ殻(本ブログを通じて知合った方々が送って下さったもの)を 木酢液に数ヶ月漬け込んだものがあります。 農薬を使用しない代わりにそれを500倍に薄めてシゲちゃんの木に散布してあげました。 これは開花後の花びらを洗い流し、花カスをいつまでも残さない事で この時期に灰カビ病の温床となる環境を作り出さないという理由があります。 (花カスが残っていると、その部分がジメジメして病原菌が繁殖しやすくなる) でも木酢液は自然のものなので、雨が降ると折角散布したものが流れてしまいます。 それで天気の良い日が続く時期を見計らって数回、散布。 (今年は雨が多いのでなかなかこまめに作業が出来ませんが…汗) *************************** ◆7月3日 栽培状況(農薬を一切使用せずに育てているので草がいっぱい) 春に沢山花が咲き生理落果が終わった現在、こんなに沢山実がついています。 この後7日より草刈機での除草作業を行いました。 *************************** ◆7月11日~ 局部摘果・木酢液(魚・大蒜を漬けたもの)500倍を散布 今年は実が沢山着いているのでこの時期に思い切って半分くらい除去します。 そうする事で木への負担を減らし、残った実に確実に栄養を届けます。 また実を落とした部分の枝を今年休ませる事によって夏芽・秋芽を出させ、 翌年に花を咲かせる(実が成る)ように調整し、幾らか「隔年結果」のクセを 直す事が出来るのです。局部摘果のやり方は色々あり、樹冠上部1/3を 全て摘果で除去したり、木の右半分を除去して左半分を残すなど 人によって様々ですが、シゲちゃんの木は樹冠上部のあっちの棚、 中段のこっちの棚…と大きな枝のかたまりを3箇所くらい選んで摘果する方法を 採択しています。樹冠上部ばかりを摘果して新芽を出させると上にばかり 枝が伸びて木が大きくなり、後に収穫や剪定作業がしにくくなるので、 当農園ではこの様な方法で摘果をしているのです。 夕方になると蚊の大群に襲われるので防護ネット付の帽子を被って作業 【摘果前】 【摘果後】 勿体無いな~~~なんて惜しまないでね。 ここで惜しんで小さい実を沢山成らせておくと木が弱るし、 秋にピンポン玉くらいの小さな実ばかりが成って、翌年は 「裏年」で実が少なくなるのです~。 *************************** ◆8月24日 施肥(米糠・油粕・魚粉・骨粉など混ぜ合わせたもの) 盆を過ぎた頃から徐々に日中の気温が下がり、秋の風が吹くようになりました。 春の遅い時期に肥料を撒いたので今年は夏肥を与えず、時々木酢液を散布していました。 今回は収穫までにもう少し馬力をつけてもらう意味を込めて少し早めの初秋肥。 これまでごつごつとしていた実の表面が段々と変化し、少しずつ滑らかになり光沢が出てきました。 仕事の合間に一つ実を収穫して割ってみました。 今までは薄いレモン色でただただ酸っぱいだけだったのが、ほんのりオレンジ色になり甘みが。 まだみかん特有のあの味には程遠いですが、それでもレモンより少し甘いと感じるくらいにまで変化。 この皮と中身の変化が出始めたら一気に摘果です。 もう数日待ってから作業開始! *************************** ◆9月4日 いよいよ本格的な摘果作業開始です みかんの場合、20~25枚の葉っぱに対して実が1個の割合になるまで せっせと根気よく余分な実を摘み落として行きます。 またこの段階で大きすぎるもの、小さすぎるもの、キズの多いものを除去。 こうする事で中くらいの大きさの実が残り、大きさが均等になります。 夏場に局部摘果したから大丈夫だろう…と手抜きや油断はいけません。 勿体無い…とこの段階で惜しんで実を多く残すとそれだけ木に負担がかかり それぞれの実が育たないばかりか、糖度があまり上昇しなくなるのです。 また翌年に『裏年』となって木が休んでしまう(葉っぱばかりが増える)…。 摘果前 摘果後 ※上記の説明通り本当はもっと沢山摘み落とした方が良いのですが 秋に皆さんが沢山収穫出来る様に今回は少し摘果を控えめにしてあります。 カルシウム石灰として牡蠣殻を集めて冬の間ハンマーで砕いたものを 摘果の後で撒いておきました。 *************************** ◆10月3日 まだまだ実が青いです。。。が、順調です。 ◆10月20日 半分くらいオレンジ色になって来ました。 ・・・まだ酸っぱそう~(~o~) あと1ヶ月くらい待った方が良さそうです。 *************************** ◆11月10日 外成りの実はよく色が着いて熟れてます。 いつでも収穫OKです~~♪ *************************** ◆11月23日 そして 12月13日 みかん狩りの日♪ 画像はありませんが、当日は好天に恵まれ みんなでみかんの木を囲んで実を摘み取る作業は とても楽しい一時でした。 大きな実・中くらいの実・小さな実・・・ 自然の恵みをいっぱい吸収して育った実は 『美味すぃ~~~~~~~♪』 さて、今年収穫したこの木はこれで春まで暫くお休み。 春になったらまた剪定、施肥。 そして芽が出て開花、結実。。。と続いて行くのです。 ・・・2009年シゲちゃんの木へ続く |