帰らぬ旅路へ。さらば!-Series 103- ■□SENSEKI LINE□■。。。
今日は台風20号の影響もあってか久々に本降りの雨。。。まるで103系の廃車回送を哀しむかのような。そんな切ない大泣きの空模様の中、本日、予定通り、仙石線最後の103系でありかつ、東日本最後の103系、RT-235編成が、終焉の刻を迎えた。今度こそ『さよなら』である。さて、本日の見送り、昨日の段階でかなりの大雨予報で撮影はキビシイか、とも思いましたが、朝の天候を見て、『RAWなら行ける。』そう確信を持って10時前に出庫。今日は最後まで追跡するため、マイカーでの出庫です(笑)雨の日の運転はあまり好きではありませんが致し方ありませんwさて、まず出発前の103の様子を伺うため福田町へ。。。出だしが若干遅れ気味でしたが、どうにか宮城野派出に到着。すると皆考えることは同じようで路駐の車から同業の方々が必死に103系の最後の電車区での様子を撮影していました。。。▲旅立ちの前。後輩にその役目を完全に譲る刻がきた。。。 posted by (C)仙石車掌今日は出発前ということかかなり奥まったところに留置されていて、編成全体を確認する事は出来ませんでしたが、HMは取り外され、連結器も自連へ換装済み。帰らぬ旅路の支度は整ったようです。。。さて、ここでの長居は無用です。早々に先回りします。廃回のダイヤは郡山入場と同一のスジで運転されるので宮城野(信)を出発した103は、東塩釜4分停、高城町7分停というふうにところどころバカ停して石巻を目指します。というわけで最初の撮影を高城町手前の鉄橋を目論み、車を出しますが、松島海岸手前で大渋滞www平日の昼間でも賑わう松島。さすが日本三景のヒトツですw仕方がないので裏道を爆走し(ぁどうにか陸前大塚駅に103系と同着!ホームへ向かい、間近で103系最後のお顔を拝みます。。。▲陸前大塚に到着! posted by (C)仙石車掌その後も数枚撮影。。。てか、雨天の陸前大塚駅にしてはかなりカオスな状況でした。後続の205系(なんとM19!)が到着したときには下車してきた客(大半鉄)に『写るから来るな!』の大罵声大会wwwなんともみっともない話です(呆)そんな駅を後にして例の有名ポイントへ先回り。。。って、先週末のさよなら運転よりも賑わってるってどういう事よ!!カッパを着た大撮影隊が103系を今か今かと待ちかまえているカオスな状況でしたwww初めはその後に混ざろうかとも考えましたが結局先週と同じ画になるので違う構図を取ってみました。▲回8123S 103系 RT-235編成 posted by (C)仙石車掌手前の船がイイ感じです(笑)晴れていたら確実に逆光になってしまうので雨で良かった。。。最後に仙石線らしいまずまずな画が撮れました(*^_^*)といっても帰宅後、補正していますが。。。後に並んで同じ画を撮るより断然マシです(笑)さて、次のバカ停ポイントは小野。最長の21分停です(笑)この時間を利用して小野~鹿妻のポイントでスタンバイ。▲回8123S 103系 RT-235編成 posted by (C)仙石車掌無難に1枚ですね。設定はもちろんRAW。JPG設定だと絶対止まってくれません(笑)次に103が停車するのは矢本。しかし停車時間は7分。ん~~普通なら間に合わないよなぁ。。。当初の撮影予定でもこの後は石巻直行だったのですが、道路の進み具合が良く、矢本発車の3分ほど前に矢本駅前を通過。『こりゃ東矢本手前で一発やれる。』こうとっさに判断し、東矢本手前のポイントへ。車を停めて、カメラだけひっつかんでスタンバイして1分と経たずに来ました(汗。▲回8123S 103系 RT-235編成 posted by (C)仙石車掌少し長めの哀しい警笛を鳴らしながら走り去っていきました。。。なかなかクハ235のトイレ側って撮影機会少ないので良かったです。。。さて、あとは終点、石巻まで停車駅は無いので、そのまま石巻へ。。。30分程で石巻駅に到着。駅の駐車場へ車を駐車して駅外へ。そこには既にパンを下ろし、電車として機能することの無くなった103系がDE10とのドッキングを待つ姿がありました。。。▲石巻に到着。。。 posted by (C)仙石車掌▲DE10が連結に向けて準備中。。。 posted by (C)仙石車掌クハ103-235には反射板も取り付けられいよいよ最後、といった感じで、ギャラリーも多数でした。▲反射板も取り付けられ、いよいよ終焉を感じされられる。 posted by (C)仙石車掌停車中、最後の形式写真やらピンポイントの資料的度アップ画像等を撮影。▲いよいよ去る時がきた。。。 posted by (C)仙石車掌30分程して、いよいよ石巻線側への入換が行われました。。。入換入線を跨線橋から。。。▲石巻線側へ転線。。。 posted by (C)仙石車掌そのまま側線に留置されました。跨線橋から屋根上のアップ写真を撮影後、改札を出て、外からの撮影に挑みます。。。▲発車を待つ配8682レ DE10-1649号機+103系 RT-235編成 posted by (C)仙石車掌▲いよいよみちのくの地を離れる。。。 posted by (C)仙石車掌心残りの無いよう、徹底的に舐め回し、撮影終了。車に戻って出庫。DE10牽引の姿を撮影すべく前谷地まで先回り。。。前谷地にはかなり余裕を持って到着。しかし、雨は強くなるわ、暗くなるわでかなり悪コンディションにwwwで、迎えた本番。▲配8682レ DE10-1649号機+103系 RT-235編成 posted by (C)仙石車掌どうにか見れる程度ですね。。。晴れてれば夕日に輝く姿がみれたのかもしれませんが。。。この後、小牛田にも行ってみましたが真っ暗なのと、駅から割と遠い位置に留置されてしまっていたのでナナゴ区間の撮影は断念。。。このまま帰路に着きました。。。こうして、仙石線を30年に渡り支えてきた103系電車は十二分に役目を終え、走り去って行きました。。。今思えば、自分と仙石線の103系はあまり接点が無かったものの、ハンドルネームはここがルーツと言っても過言ではないので、やはり淋しいものがあります。引退の公式発表が出たときは、いつかは来るだろうと覚悟はしていたものの、こんなにも早く来るとは…と少し驚きましたが、発表後の毎日の撮影も心残り無く、記録する事が出来、もう思い残すことはありません。たとえ車体が解体され朽ち果てようとも、103系が走り抜けた記録や記憶はいつまでも残り走り続けます。今後もこの103系の記憶を忘れずに、新しい世代の車両達を記録していきたいと思います。あ~もう何書いてんでしょうね(苦笑)最後に。103系 RT-235編成、最後の最後まで、本当にお疲れさまでした。。。クタクタなので寝ます。。。