古布工房はやかわ録

2009/07/09(木)15:59

飯山線/須坂の裏道

一度やってみたかった ただただ飯山線に 各駅停車でゆられてみたい! を叶えてきました。 ついでに(ではないけれど) 須坂市へ。 和更紗展が目当てです。 ● 夏になると いつも 民家の隙間を縫い 伸びてゆくレールの向こう側が タチアオイと 周囲の山や田んぼの緑に 溶けてゆき、 思わず車から降りて 枕木の上を 歩いてゆきたい誘惑に かられてしまう飯山線。 ほんとうに 庭先や棚田の中を 走っているんですもの! スタートは十日町駅。 キハ110形というらしい。 電車じゃなくて汽車(気動車)。 ディーゼルなのですね。 長野駅まで利用した 『信州ワンデーパス』。 1日2,500円で フリーエリア内が乗り放題。 十日町→長野往復の場合、 740円お得です。 野沢温泉辺りまでは ほとんど貸し切り状態で、 棚田の中を走る走る。 緑色を浴びているような…。 雨降りの新潟から離れて、 お天気も良くなっていきました。 赤字路線で 廃線の話も聞くけれど、 この雰囲気は、 財産だと思う… 長野駅に到着後、 長野電鉄に乗り換えて、 須坂へ。 さっそく 無料レンタサイクルを お借りして 町内散策へゴー! (右はじの赤い自転車です。 蔵のまち観光交流センターさんでどうぞ。) 砂利道や裏道に、 素敵な眺めが待っている。 王さんのボンカレーシールが ガラス戸に残っていたお家。 緑と寺社仏閣が多くて 一息つける場所も沢山。 前の晩に仕込んでおいた お弁当を広げて昼飯(ちゅうはん)。 飲み物サービスをしてくださる お休み所も数カ所ありました。 古い町並みは メインロードの一つ外側で 楽しめるかも。 坂道が多いので、 その分だけ下るときが最高。 豪商の館、田中本家 博物館。 蓮のつぼみたちが大きくなって、 数日後には咲きそうでした。 弓岡勝美さんの 時代きものコレクション展が 7月20日まで。 庭園内には カルガモ親子も共生中。 日本家屋は目に涼しげ。 こちらは須坂クラシック美術館。 目当ての和更紗展は 建物の外にある 土蔵内にも展開されていました。 真夏は暑いだろうけれど、 素敵な趣向。 これも、更紗、かぁ… (*館内、展示物の撮影可でした) 小紋柄につよい日本人には 更紗のデザインはお手の物かも。 ● 展示布の 目録本を購入してきました。 おどろきの更紗世界が満載。 はやかわ店頭でペラリ、 のぞいてみて下さい。 ● 貸しギャラリーでは 地元作家さんのガラスコップ展が。 しそジュース、 ごちそうさまでした~ Simple is the best. ● 歴史的建造物なども 撮影したけれど、 それらは現地に行けば これからも見られるはずなので 割愛。 壊されている最中だった 民家。 1年後には無いかも知れない あやうい建築が たくさんありました。 (昭和初期ごろの家屋とか) 旅へはいつでも行けるけれども、 間に合わない事もあるんだわ。 いいな、と思ったのが、 駅構内で売られていた 地元の新鮮野菜やお花。 (改札の駅員さんが清算します!) それも含めて、 ガイド表記に英語が。 ボランティアさんの 手書きかもしれないけれど、 インドの田舎町で 英語看板のないシチュエーション、 困った記憶が蘇る… お得チケットや素敵な情報ほど、 英語を併記! 見落としがちだけど、 とても大切だなぁ… 駅と観光地では 特に。 あとは 有料でも良いから、 レンタサイクル~ 町歩きが ずっとずーっと楽しくなります。 須坂は 無料で3台用意されていました。 だけどその日、 利用していたのは私だけかも… 3人以上の団体さんや 車で訪れる人が多いのかしら。 帰り道。 夜の電車、ガタンゴトン。 持ってきた文庫本を読む。 贅沢な 近場の旅でした。

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