あ、危ない!!
晩御飯を食べて、帰りの電車待ちのときのこと。俺の前に並んでた親子連れがいた。お母さんにまだ小学生くらいの二人姉妹。そして妹の方がゲームボーイアドバンスで遊んでた。すると、電車が間もなく到着というときに、ゲーム機を下に落としてしまった。その弾みで電池を入れるところのカバーが外れて線路に落ちてしまったのだ。子供たちは電車が来てることに気付かず、咄嗟に「あっ!」と言って線路を覗き込んだ。お母さんがすかさず子供たちを引っ張って白線内に引きずり込む。その直後に電車がホームに入ってきて何も見えなくなった。次の瞬間、妹が号泣しだした。「ふたがぺしゃんこになっちゃった~!!!」電車が入ってきて、号泣するまでの間は実に1秒もなかった(笑)子供ってすごいなー。感情というか喜怒哀楽の起伏が激しい。線路と線路の間に落ちたので、多分割れたりはしてないはずだ。なので、電車が言ってから駅員に取ってもらえば問題ないだろう。でも、その親子連れは電車に乗り込んだ。え!?取ってもらわないの??電車に乗ってからも泣きじゃくる子供を尻目に俺は微笑んでしまった。最近の子供は大人びてるから、それくらいでは大した反応を見せないんじゃないかって思ってた。でも、こんなことであれだけ号泣するんだなって。まぁ子供とったら大事なゲーム機が壊れた!!って感じなのかな。とにかく、自分でもよく解らない安心感に包まれて可哀想と思いつつも、微笑んでたわけだ。