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コイケランド

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koike1970

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2009.06.04
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カテゴリ:文学
 セルジュ・ゲンズブールの歌が好きだ。「リラ駅の切符切り」「枯葉によせて」など、初期のものが心地良く響く。

 この人の4枚目のアルバムに、「Baudelaire」という曲がある。当時流行していたのだろうか、ブラジル風な味付けをした洒脱な音楽だ。
 CD付属のライナーには、「C.Baudelaire/S.Gainsbourg」とあり、歌詞がボードレールなのだということがわかる。

 私はこの原詩が何なのか、ずっと気になっていた。
 昨日、それがわかった。
 一週間ほど前、近所の某飲食店に置きっぱなしにしていた新潮文庫の『ボードレール詩集』を引き上げてきた。堀口大學が訳者のものだ。この曲の詞があるかもしれない、と思い薄汚れた文庫のページをめくった。
 私の低レベルな仏語の聴き取りで得られる数個の単語を、難解な堀口の日本語に照らし合わせるのはひと苦労であったが、どうやら「踊る蛇」(原題:「Le Serpent qui danse」)がそれらしいと判断した。
 PCを使って、「Le Serpent qui danse」を検索してみる。見つかった。まさにこれだ。

 ところで堀口の邦訳は、芸術的な日本語と言えるだろうが、あまりに美文調ではなかろうか。

   いしくもわれの愛ずるかな、ものうげのわが恋人よ、
     美しき汝が肉体の
   肌、消えがての星に似て
     いざよう如く輝くを!
 

 冒頭からして、現代の私たちにはなかなか理解できないように思うのだが…
 また題名も、踊るへび、ではなくて、踊るくちなわ、のようだ。難しい…






Last updated  2009.06.04 13:08:17

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