377369 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

コイケランド

コイケランド

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

koike1970

koike1970

Calendar

2015.04.21
XML
カテゴリ:文学
アンスティチュ・フランセ東京にてR.先生の講義。ロラン・バルトRoland Barthes『表徴の帝国 L'empire des signes』。9回シリーズの第2回。

◆このメモをご覧になる方へ◆
 講義や作品に直接関係のないメモも時折含まれます。あまり参考にしない方が良いかもしれません。

 『表徴の帝国』を、私たち日本人が理解することは、可能なのだろうか。
 バルトは来日時、日本のことを何も知らなかったそうである。『表徴の~』は、旅行記ではない。初見の印象をバルトの“記号論”でまとめたもので、日本人向けにも書かれていない。

 日本人が介在しない環境で書かれた日本に関する書物を、私たち日本人が読む。私たちは、そこに誤りを少なからず見付けるだろう。「これは違う。この人は日本を知らない。」そう言って見識のないことを指摘し、満足するかもしれない。
 しかしながら、書物の筆者は、誤りかもしれないが一つの認識を持ったのは確かなのである。その認識は、何なのだろうか?こう考えられるだけの、言わば知的余裕が、私たちにあるだろうか。

 堀田善衛の書いた『インドで考えたこと』という本を読んだことがある。インドに滞在した際のことを記しているのだが、少なくとも旅行記ではなかったはずだ。
 もしかすると『表徴の~』に近いものがあるのでは?と思い、自宅の本棚を探してみた。ない。どこかへ行ってしまったようだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.04.21 12:16:17


Favorite Blog

You'd Be So Nice To… alex99さん

「古典推し」を観ま… まろ0301さん

Baucafe  … ばう犬さん
エデンの南 SEAL OF CAINさん
存生記 nostalgieさん
人生朝露 ぽえたりんさん
映画と出会う・世界… 哲0701さん
ricericericecocoa ricecocoaさん
姫君~家族 初月1467さん

Comments

コメントに書き込みはありません。

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.