こいくちしょうゆ

2007/03/24(土)23:15

歴史的な一歩へ

小学校の時の話。 校庭で体育の授業をしていた私は、空を見上げていた。 空には、次から次へとヘリコプターが。 四谷にあった学校の上空を抜け、隣駅の市ヶ谷の方に飛んでいった。 下校し、テレビのスイッチを入れると報道特別番組。 三島由紀夫が市ヶ谷の大本営で割腹自殺をしたと伝えている。 「あの時。三島由紀夫という人が死んでいたのか…」 その事は、何故か鮮明に記憶に残った。 最近、ひょんな事から国立で飲む機会が連続してあった。 一回目は、帰宅途中で会った同期の記者。 お互い国立に住んでいることは分かっていたので、好機とばかり良い店を紹介しろよ!っと。 その店での会話。 「子供の頃からここに住んで居るんだけれど、その頃は、隣の立川に、まだ米軍の飛行場が有ってね…」 我々が子供の頃、、、 世間とは別の平和な世界で虫を追っていた頃、ベトナム戦争が華やかし頃だった。 子供の目で、何機も何機も翼に星のマークを付けた飛行機を見送ったと言う。 歴史の流れ中で何となく生きている。 東京にいると住むことで、それを感じる日があった。 次男が巣立つまで、あと1週間。 毎日、毎日、何も起きない平和な山の中から、日々歴史が刻まれる地へ。 彼は、どんな事を感じ、ここで生きるのだろう…。 叶うならば、彼が国立の駅に降りたその日、満開の桜並木が出迎えてくれますように。。。

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