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「これを、隣の犬にあげてきて~」 そう、母親に言われ、夕食の残りを小さな友達にあげに走る。 それが、写真部員K君が子供の頃の温かい思い出である。 K君は丸メガネの向こうから目尻を下げながら話してくれた。 が! そんな、和やかな時間が「え~っ! それ本当ですか!?」の悲鳴に変わる。 「犬に鳥の骨をあげたらダメだよ」 「骨が内臓に刺さるよね。」 「人間にカミソリ飲ませるのと同じだって」 「タマネギもダメだしね」 少年K君が頭を撫でながら、隣の犬にあげていたのは唐揚げの骨。 家族で食べた後は、必ずお母さんに言われていた。 「その骨。隣の犬にあげてきて~」 彼の慌て様をよそに、回りでは勝手な想像が始まった。 「きっと、お母さんは知っていたんだよ」 「そうそう。犬の鳴き声がうるさくてさー」 「利用されたんだな。きっと」 。。。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月12日 23時25分01秒
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