こいたんの♪ファミリー日記

実子もまともにそだてられない・・

私の離婚や再婚が影響しているのか？

自分に、自信を失くしていました。

月子には、午前中にメールをしました。

不安だろうけど、今は実習に専念する事。

何も、心配いらない事。

そんな、メールです。

その後、色々考えました。

昨日の朝、相手の父親は、謝るばかりでした。

それしか、出来ない事も解っています。

それ以上も、望んではいませんでした。

同じ親の立場になれば、やるせない気持ちだったでしょう。

うちのバカ娘の為に、呼びだされて迷惑な話でしょう。

上がり込んだ馬鹿男は憎いが、それを受け入れたのは月子です。

月子さえしっかりしていれば、起きなかった事件です。

申し訳なく思いました。

でも、月子やその男に、こんなに迷惑かけてんだぞ。

って、見せてやりたかった。

反省して貰いたかった。

おそらく、月子が連れ込んだのは今回が初めてでは無いと思います。

昨日、たまたま、ばれたのです。

私は、そう感じました。

何故だか、解らないけど・・感です。

この家は、大きすぎる。住み始めた時から、そう思ってました。

抜け出そうと思えば、簡単です。

呼び込むのも、簡単。

これは、ヤバイ家だな。ってね。

母子家庭していた時にも、私の留守中

ボーイフレンドを連れ込んだ、前科者の月子です。

注意はしていたつもりだったけど、寝込みを襲われましたね。

バカな親と月子です。

家の大きさのせいにしても仕方がないけど・・

過去に月子から聞いた話

月子に言わせれば、あの男

月子の大事なものを大事にするそうです。

それは、弟であり、私であり・・

これを言われると、返す言葉がありませんでした。

ですが、今回の騒動が、私を大事に思う行動か？

月子を、大事にする行動だったか？

月子にもう一度考えてほしいと思いました。

家には中一の花子もいます。

いつかはそんな問題があるやもしれません。

花子の為にも、親として毅然とした対処も必要だと考えました。

だから、バイトも辞めさせるべきでしょうね。

とにもかくにも・・

やっぱり、月子と話し合わなければいけないと

私は、あんな変な奴、別れて欲しいけど・・

でも、あの男も・・あんな男だけど・・もしかしたら・・変わるかもしれない。

裏切られるかな？？

甘いのかな？私は・・

月子は、私を裏切ったのではなく

好きだから、会いたい。

その誘惑に・・私が負けたのだと・・思いたい。

そして、一番大事な事は、私が育てた月子を信じ抜く事。

無人島に連れて行きたいのは、あの男ではなく、私でしたからね。

（過去日記からです。）

共倒れするやもしれませんが

そしたら、また、腹をくくります。

そんな風に、落ち着いてから、月子が学校から帰りました。

月子にソファーに座らせ、話しを始めました。

まずは・・おそらく、相手の父親にどんな事を話したのか

心配していると思いましたから・・そこから。

そして、

私**

あの男がした行為は、社会人として許されない事

それが、月子の願いで、月子の為であっても

それは、勘違いでしかない事

周りに大きな迷惑をかけた事

男とのこれからの付き合いは、月子自身が決める事

バイトは、辞める事が望ましい事

今回の件は、月子父の事を思えば

月子父には、話さない方がいいと思っている事

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月子は静かに聞きました。

それから、月子からは

月子**

おかあさんに、心配をかけた事ごめんなさい

今まで、対話してきて、相手と自分とは考えが違う事が解っているから

男の事は、結婚相手とは考えられない事

自分には、これからもっと広い世界が待っているし

まだまだ、結婚とか、考えられないし

そんな事、考えてお付き合いしていない

今は、ただ、いろんな話を出来る人なんだと

バイトは、場所を変えて続けたい

でも、ここ二、三日、私は夢を見てた。

お母さんに見つかる夢。とってもリアルで怖かった

予知夢かな～

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私**

それは、ちがうよ。

月子は心のどこかで、悪いことしてると思ってたのよ。

その不安が大きいから、夢になったと思う。

とりあえず、悪いことしてるって自覚はあったんだね～

それから、男の事

利用するみたいな付き合い方は、止めなさい。

相手は、真剣だと思うよ。

友達だったら構わないけど、恋人同士なら

それは、失礼な考え方だよ。

でも、そんな対象の男を、家に連れ込むのは納得できないよ

母さんは、何も無かったって信用できても

他の人は絶対にしてくれないよ。

もっと、自分を大事に考えなさい。

そして、相手に与えるダメージも考えてあげなくてはね。

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月子は、真っすぐに私を見て頷きました。

そして、連れ込んだ理由を聞くと

夜中、電話中

ミスチルのなかなか手に入らない本を手中にしたと聞き

どうしても、欲しくて持ってきてもらったと。

なんて、呆れた理由だ。馬鹿か？

そう、思いましたが・・・

私は、続けました。

月子は、色々我慢してない？

我慢しなくていいよ。

中途半端に大人扱いしてきたけど、彼方はまだ子供なのよね。

言いたい事、やってほしい事

この家に居る事だって、不満があるなら話しなさい。

母さんは、話して解らない人間じゃないと思うけど？

月子は、泣きだしました。

この子は、大人ぶっていたけど

いろんな事を我慢してきたに違いない

私に不満があっても、言えず

私が与えてあげれないものを、あの男に求めていたかもしれない。

私も、泣いてしまいました。

そして月子を抱きしめて、大きくなった背中をなでました。

「ごめんね、月子」

「ごめんなさい」

二人して、泣きました。

私は、反省してます。

月子は、１８歳だけど、まだまだ私が必要なのかもしれない。

精神的には子供の部分があり、

大人になりきれない自分と、大人のつもりの自分が同居していて、

大人だと思っている自分が、

親に甘えることが少し解らなくなっていたのかも。

花子や雪子の事で、手が一杯とか理由にならない。

手一杯の私に、甘える事が出来なくなった月子。

思い違いかもしれないけど。

大きな過ちを起こす事になるかもしれないけど

また、月子を信じてみようと思えました。

月子は、旦那様が帰ってから降りてきました。

旦那様に、「今日はすみませんでした。」

そう、謝りました。

旦那様は

「大人として扱って欲しければ、大人になりなさい。

　大人として、人に迷惑を掛けないように考えなさい。」

月子は、どう考えたかな？

再発の危険も十分あるけど、そんなの心配してたら

前に進めない。

四六時中、月子を監視するなんて無理だもの。

そんな事、月子も私も望んではいない。

私も、手が離れた月子に甘えないように

頑張っていこう。

やり直そう。

この私の考えが間違いでも、しょうがない

月子を信じると決めたからね。