こいたんの♪ファミリー日記

先日、知り合いのブログ

「子供に与えるべきもの。。。」

お父様との素敵なエピソードに、

なんだか「ほろり」ときて・・

遠方で暮らす父を思いました。

私の実家は、とっても貧乏でしたよ。

父が働けなかったからね。

小学校の時には、給食当番用のマスクを無くしてね。

５０円だったけど、

買って下さいって。言えなかったくらいよ～

お金がないって、知ってたから。

でも、無くしたマスクをどうしたのか？

それは、覚えてないな～

だから、誕生日とかクリスマスとか

特別なプレゼントをもらった事が無かったな～

誕生日もね。

家族に、１２月生まれが３人いて・・

そのうちの一人なんだけど・・私。

クリスマスに大きなケーキを頼んで

プレゼントはないけど、まとめて、お祝みたいな・・

それは、それで凄く、嬉しくて楽しかったけどね。

親戚中が集まって、ワイワイする家だったから。

でもね～一度だけ、あるんだな～

思い出のプレゼント。

私は、小さい時から編み物が大好きで

祖母が教えてくれていたの。

小学１年生の冬休みの作品で、チョッキ（ふるい！！）

編んだんですよ～

毎年、毎年、冬になったら、編み物をしていました。

時間を忘れるくらい・・

中学２年の冬。

別に誕生日でも、何でもない日。

父が、広告を差し出したの。

「これ、欲しければ買え。」

ってね。

見たら、手芸店の広告。

編み棒のセットだったのよ～

赤いビニールのケースに、

１５種類の号数の編み棒が入ったセット。

父は動けないから、自分では買いに行けず

私に、広告を見せたのよね。

きっと、毎年編んでいる姿を見ていてくれて

買ってあげたいと思ってくれたんだよね。

広告を見て、これを私にって・・・

すご～く、嬉しかったのを覚えています。

私は長女で、小学校から主婦だったから

不満も多く持っていたし、

妹たちばかり、可愛がられるって、拗ねてもいたし・・

（父には言えなかったけど、心の中は不満だらけだった）

父からのプレゼントは

私の存在を大事に思ってくれている。

自信になりました。

頑張ろう～って、思えたな～

妹たちにも、見せびらかしたし・・（小さい器・・私って）

もう、２６年も前の話ですけど・・

本当に、子供たちへのプレゼントって

お金や、品物だけじゃ～ないんだよね。

プレゼントした時に、

どれだけ、気持ちが伝えられるかなんだ～

はぁ～。また、良い勉強したな。

ありがとう・・お台場さん

って、言いながら・・

もうすぐ、クリスマスですよね。

まだ、ちょっとあるけど・・

皆さんも、もう一度、プレゼントの意味

考えてみませんか～

悩みますよ～きっと・・

私も、悩もう。

編み棒セットは、今も、大事に使ってますよ～

もう、何着も編みましたね。

もちろん、父にも。

随分古ぼけて、何時代のお品？

って、感じで・・

綺麗な赤色だったのに、いつしか朱色になってますがね。

私の記憶の中には、まだ綺麗な赤色で残っていますから～

父も、月子が生まれて同居していた時は

ジジ馬鹿でした。

毎朝、広告を見ながら

「これが、いいか？」

「これは、いるな～」

って、楽しそうでしたね～

独り言

実は、私、この編み棒セット

自分が死んだら、棺に入れてもらうつもりでした。

他にも、色々入れてもらいたいものはあるんだけど・・

編み棒セット

死んだ祖母が使っていた、針山

子供達の写真、ビデオ

私の小さい時のアルバム

旦那様が書いてくれた誓約書

光の遺骨

月子が幼稚園の母の日にくれた、鏡

息子が幼稚園の母の日にくれた、キーホルダー

など等・・

月子からね～ 

「そんなに、入らんよ～」

入らんかったら、

お棺の上に置いて焼いてくれ