2006/08/16(水)23:13
夏休み終了
1週間ぶりに熊本へ帰ってきた。
夏休みで札幌の実家へ帰省していたのだ。
お盆はこいちゃん家では必ず家族(といっても3人だが)は集結し
父や祖母の墓参りへいくのである。
飛行機代の高さと 道路の渋滞を思うと「やれやれ」なんだが
こればかりは 日本人のDNAなのか、譲れないらしい。
千歳空港へ着くと いつもなのだが
空の高さと広さ、陽射しの明るさにびっくりする。
年々 北海道も短期間ではあるが お盆まで蒸し暑さが続くようになる。
また、本州と違い 強烈な冷房が効いていないので じわじわっと
汗をかく。
それでも 冷房をつけずに 深く眠れたこの1週間は身体がかなり
楽になった。
札幌を離れて 9年になる。
逢いたい人もたくさんいるのであるが 身体がいくつあっても
足りず、そして逢ってしまえば泥酔するほど 酔っぱらってしまうことが
わかっているので「親孝行」が大義名分である盆休みは可能な限り
母親の希望優先だ。
朝里川温泉につかり、オタモイ(竜宮閣跡)や忍路(オショロ)観光、
旧板谷邸 海宝楼でランチ。
札幌の南の山奥、定山渓手前の藤野にて墓参り、
倶知安で墓参りと親戚廻り、共和町の農家でメロン購入、泊村(原発の
あるところ)にある 小さなお地蔵さんを参る。
このお地蔵様は 身長20センチほどの本当に小さなもので
60年近く前に 母乳の出なかった祖母を心配し 祖母の姑である私の
ひいばあさまが 建立したらしい。
地蔵守をしてくれているお宅があり 離れに うちのお地蔵様と一緒に
大小50体くらいの地蔵様がいる。
いわゆる乳もらい地蔵らしいので お参りにいくときには
子供が好きそうなおやつを 買っていく。
古いものが多いので だんだん表情も薄くなってきている。
けれど とても穏やかな感じを受ける。
うちの母はわりと ちゃんと先祖を大事にする人で
帰省して”ぐでっ”としていると「ちゃんと のんのんしなさいよ」
(お仏壇にお参りすることです)
と叱られます。
あまり信心深くはない私ではあるのだが なんだかいつも誰かに
守られているような気がするのは そうやって 祖母や母が
大事にしてきた「ご先祖様」のせいなのかもしれない。
最近 般若心経にも興味をもって読めるようになった。
そういえば 子供の頃 祖母の家に預けられた夏休みには
お経をあげにくるお坊様がいて、お経が終わるとお刺身や
揚げ物を美味しそうにビールで召し上がる横にちょこりんと
座り、「ねーねー 地獄ってどんなところ?」とか
聞きまくっていたらしい。(母談)
幼心に お坊様の話は 酔っぱらっていてもおもしろかった。
時間が出来たら仏教学の勉強もしたいと思っている。