2週間前に八王子のハローワークへ行き就業手当の申請をしましたが、
不備により本日、再訪しました。
うまくいけば一週間後に手当が振り込まれる予定です。
失業手当の、たった3割だけど・・・もらえないよりマシ。
相変わらず窓口の青年の馴れ馴れしい喋り方に嫌気がさしましたが。
ハローワークの建物を出た途端、「歩いて帰ろうかな」とふと思い立ちました。
昼ごろは時折お日さまがのぞいて気持ち良かったのです。
雲より太陽が勝っていました。
八王子から、私の最寄駅豊田は一駅なのですが、その区間が長いのです。
八王子と豊田の間に「西豊田駅」を作る計画もあります(まだあるのか?)。
でも私は線路沿いではなく、浅川を辿って帰ることにしました。
おかげで遠回りになり、1時間半かかってしまいました。
大和田橋を渡り、左岸を歩きました。
この大和田橋には太平洋戦争中の弾痕が残っているのです。
歩いてまじまじと見たのは初めてでした。
八王子も空襲により焼け野原になったと聞いています。
その中、多くの人が橋の下に逃げ込み助かったそうです。
今年夏、都立東大和南公園を訪れ、旧日立航空機立川工場変電所跡にて大小の弾痕をみたときの凄まじさを思い出しました(7月11日のブログ)。
大和田橋では車道の痕は残せなかったのですが、歩道には幾つか保存されています。
こんな感じでカバーされています。
以前ブログにも書きましたが、新しいものを造るよりも古いものをずっと残していくことは、大変難しいことでしょう。
しかしこの場所のように、特に身近で目にすることが出来る戦跡などは是非大切にしていきたい。
通行する人が「あの戦争」を少しでも意識するキッカケになるように。
土手の上ではお弁当を広げるおじいちゃん。
ベビーカーを押す若いお母さん。
ビーグルを連れたおじさん。
私も楽しくなりました。
私の目的地はずっと向こう。
しばらくすると、誰もいなくなりました。
左岸は途中で行き止まりになります。
ずっと川沿いを歩けるわけではないので、住宅街も通ります。
線路を渡ったら向こうへ吸い込まれそう。
幅員も狭く、薄暗くて心細い踏み切りでした。
でも、なんの。
いざ行ってみると、
竹林から洩れる日の光の、美しいこと。
木の下を歩くのは気持ちが良い。
ひたすら歩いていたら、じんわり汗ばんできました。
ほどなく川沿いに出て、右岸へ渡ったりまた戻ったりしながら東豊田付近に到着。
今日一番嬉しかったのは、鷺の群れが輪を描きながら川面に降下してきたのを目撃したこと。
真っ白で大きくて、見とれてしまう。
どこかの地域では増えすぎて害鳥になってしまっているのがとても残念です。
浅川を離れたあと豊田駅に向かい、美容院へ寄ってカットしてきました。
帰宅した夫は私が髪を切ったことに全く気付きませんでした。
今度の休みも出かけよう。