保坂耕司が怒っている理由
保坂耕司です。自分は会社でデザインの仕事もしています。その業務は数多い訳ではありませんし、内部で運用する事がなく外注を受ける事は少数です。年に数本あるかどうか。本当はもっとデザインワークを増やしていきたいと思っていますが、こうした状況から実績が少なく外部受注を多く受ける程ではありません。わたくし保坂耕司が思うデザインとは、新たに描くというよりどの要素をどう組み合わせるかといった「選択力」だと思っています。この世の中には「デザインというデザインは全て出尽くした」と言っても過言ではない程、デザイン性豊かになっているのではないでしょうか。あえて昭和感があるデザインを好む場合もあれば、先進的なデザインを選択するケースもありますよね。デザインとは具体的な題材、物に大してイメージを誰にどう与えるか。どういった客層、年齢層に向けるのかターゲットを明確にしてデザインする事が重要です。そして、私が怒ってしまった理由をお話ししていきます。こうした悪魔になってやろうかとも思いましたよ。とある会社から久しぶりにデザイン業務を請負ました。自分はデザイン性にそれなりの自信はありますので、価格以上の満足度を与えたいと思って仕事に取り組んでいます。これはデザイン業務だけではなく全ての仕事に対する、自分で持つ理念のようなものです。とある家具メーカーの謳い文句みたいな。お値段以上です。しかし、そこはさすがにお値段以上とはいえ限界があるんですよね。こちらに依頼してきた会社は毎月継続的な案件になるとの事で相談がきておりました。毎月成果物がある状況はありがたい。そのため、通常時でもかなり安いはずなのですが、さらに値引きした見積もりを出してあげました。月に3つのポスター制作(オフィス家具や家電など)で製品のセールスポスターでした。月額3万で請け負いました。もちろん年間契約が条件です。契約締結し順調に進むはずでしたが・・成果物も2つ納品しましたが、突然支払いはできないと突然の連絡。契約も破棄してほしいとの回答でした。さすがにそれはないですよ?との話になり、年間契約だから安くしましたし、単発であるなら見積もりを出し直すしかない。そもそも契約書では36万円を一括で支払う内容。ならば、10万円で終わりにしましょう。と妥協案を持ちかけました。10万円を支払っても良いと思えるデザイン性だったと思います。(担当者も大満足していましたし。)しかし、担当者は申し訳なさそうなのですが、上司が出てきてから話が拗れるしかなり強気。誤ったら負け。と思っている会社員って多いじゃないですか?だから一切謝ろうとしない。じゃあ裁判ですね。なんて平気で言ってくる始末。担当者の顔に免じて、裁判しても良いがいくらなら納得できるんですか?と逆に妥協案を提示するよう伝えると、「2万円」と言ってきました。お金の亡者って感じでした。もう争うだけ時間の無駄だしわかりましたと2万円の請求で終わってしまいました。1日の自分の価値より低いですよ。他の仕事をしていた方がよっぽど仕事にりました。