テーマ:仕事しごとシゴト(23396)
カテゴリ:お仕事
と言われたんですが、んんん。
日本の会社組織は階層性です。ヒエラルキーの最下層には非正規雇用がきます。だから仕事のでき云々は関係なく、身分でことは決まるんですね。若いころは変な夢を見て、ヒエラルキーの最下層にいるくせにバリバリと仕事をしていたけれど、自分の力不足も含めて現実を知ると諦めちゃいます。つまりハケンはどんなに頑張ってもそれだけということ。 庶務(営業事務兼務)、市場調査、マネキン、マッサージチェアの販促(バルーンアート実演つき)、通信システムの実証実験、洋品店のオープニングスタッフ、化学プラントの異物調査(電子顕微鏡操作)、ワクチンの品質管理(バイオ)。これ、一人の人間に派遣会社が振ってきた仕事の種類です。どれも「即戦力」という触れ込みで送り込まれました。うそだろって思うかもしれませんが、ハケンとはそういうものです。ちなみに時給は850円~1400円、一回だけ短期で2500円という怖い時給もありました。派遣先で仕事を覚えながら走ったのでもちろん随分迷惑をかけてしまっています。 ドラマの大前さんはかっこいいですね。突っ込みどころ満載で、ありえなーいと思いつつ楽しく見ています。私もあんなに仕事ができたらいいなあと思います。私はできないなりに頑張ります。頑張ると次の仕事を紹介してもらえます。何かが良くなるという期待を持つのではなく、ただ次の仕事をもらえる芽のために頑張ります。そのためにはなけなしの愛想も振りまきます。 派遣登録に来る若い方を見て、正社員をやめようとする方を見て、正社員は辞めちゃあだめだよ、って思います。一時間3000円企業が払うのはスーパー派遣ですが、派遣に支払われるのはおよそ年収450万円程度、そこから交通費や研修なども自腹で払うと手取りは330万円程度と思われます。普通に正社員で頑張っていれば、大前さんの年齢なら頂ける可能性が高い金額ですね。スーパーじゃない派遣さんならいいとこ手取り年収200万円前後です。通訳とか特別なスキルがあれば別の話ですが。 なんで大前さんはそれでもハケンを続けているのでしょうね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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