基本に忠実に本質を伝える

2008/01/06(日)21:35

国語の問題を素早く解く

試験前の追い込み(86)

時間が足りなくて試験問題が解ききれなかった生徒さん。後から問題を全部見て、「なあんだあ、こっちからやっていればよかったなあ。」と呑気に言っています。 ここはシビアに行くことにしました。 国語の問題を解くのには ☆全体を眺めてから、できる問題から手をつける ☆始めから順番に解く ☆問題だけ目を通してから素材文を読む という方法があります。多くの生徒さんがやっている「始めから順番に解く」は、よほど速読ができて、時間がたっぷり余る生徒さんにしか勧められません。時間不足に陥ったときに配点が高かったり、やさしかったりする問題が残ってしまう可能性があるからです。  件の生徒さんがどの程度の速度で問題を解けるか、ストップウォッチを片手に試してみました。残念ながら、どうしても1割程度の問題が手付かずで残ってしまう代わりに、正答率は高いようです。  苔むさずの処方箋は ☆まず、全体を眺めて、問題数を数え、時間配分を決める。 ☆古典は最後にしない。 ☆論述は最後にする。  この方法を実践すべく、過去問を上記のとおりに毎日解いてもらいます。国語は高校入試レベルならば時間をかければできます。しかし、限られた時間内に正確に読み解く力を求められているのですから、時間を限って解かないといけません。また、上記の方法は何度も練習しないと実際のテストで実践できません。まず、過去5年分はそのとおりに解いてもらうことにしました。  素材文は2分以内に読み、大問一問8分以内に完答できることが当面の課題です。素材文を粗く速く読んでも、答えられなければ何にもならない。様子を見ながら解答時間を短くするノウハウを伝えます。  それにしても、時間が足りないぜ、くー。

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