基本に忠実に本質を伝える

奈良に家族旅行に行ってきました。

目的は東大寺の大仏殿にある柱の穴を通ること。
目的の二つ目は後醍醐天皇が吉野に御幸された距離をしみじみと感じることです。

宿は
あすかロードユースホステルです。とてもきれいでこざっぱりとしたところです。お食事も頂けば良かったなあ。おいしそうでした。
家族4人で一泊15000円でした。（年会費含む）

ここは橿原市にあり、奈良市までは車で40分くらいかかります。奈良にもちゃんとユースホステルはありますが、あえてこじんまりしたところを選びました。

行程は
初日
橿原神宮　→　投宿　
二日目
東大寺大仏殿　→　若草山　→　春日神宮　→　奈良公園　→　法隆寺　→　投宿（吉野）
三日目
如意輪寺（後醍醐天皇陵）　→　帰宅

予定通り、東大寺の大仏殿で鼻の穴の大きさと等しいと言われている柱の穴を散々通り抜けてきました。絶対、私が中学生だった頃よりも鼻の穴が大きくなっているような気がします。きっと大仏さまも色々な子供が通り抜けて、鼻の通りがよくなったことでしょう。

予定外でしたが、奈良公園の鹿とたわむれ、鹿せんべいをずいぶんと買ってしまいました。鹿は観光客からせんべいをかつ上げして暮らしている肉食っぽい鹿と大人しく草を食む草食の鹿に分かれるようです。私はいきなりかつ上げされ、お腹を二箇所かまれました。ちょっと恨んでます。

そして、本当は京都から辿りたかったのですが、奈良から吉野までの道を旧道？でたどってみました。車だと一部高速を使っても斑鳩町から吉野までたっぷり2時間以上かかります。とてもとても心細く、陛下の失意の思いが伝わってくるようです。こんな山奥まで逃げてこないといけなかったのよ、と娘には説明しました。

そうしたら、吉野の宿で娘は大きな声で「後醍醐天皇って逃げてきたんだよね。」っていいました。　

なんてこったい。吉野と言えば、多分今でも後醍醐天皇こそ正統であると思っている人が多いだろうに。
なんで子供ってああ思ったことを何でも口に出すんだろう。

今度から、帰った後で教えることにしようと思いました。