基本に忠実に本質を伝える

2009/10/29(木)13:30

やりたい実験 化学反応と量的関係

理科(152)

ここでやりたいこと。 マグネシウムリボンを塩酸で溶かして水素を発生させる。 使う道具は二また試験管とメスシリンダー、洗面器。私が持っている道具でいける。 マグネシウムリボンを精確に量るはかりがないので、長く量って割り合いから小数点以下二桁の質量をだしてみる。 マグネシウムが0.24gなら発生する水素は0.01mol/Lで224mLか。 メスシリンダーが100mLしかないからマグネシウムリボンは0.1gぐらいにしたほうがいい。できるかな。気体導入管はシリコンチューブでいけるか。 塩酸はモル濃度が簡単だ。でも2mol/mlで5-10mL必要だね。 本当は標準状態で体積を量る必要があるが、シャルルの法則で考えれば狂うのはせいぜい10%程度、室温が20度ならなんとかいけるだろう。 マグネシウムリボンはすぐ溶けるのでそんなに面倒なことにはならない予定。 この反応で、塩酸を余分に加えて過不足のある反応の授業もおいしくいただけるはず。 問題は定性的な実験ではなく定量的な実験になると入念なリハーサルが必要なことだ。 そして塩酸は多分1mol/Lか2mol/Lにしないと反応が激しすぎて危険。 他は何が可能だろう。ブタンの燃焼なんか無理だ。炭酸カルシウムが発生する二酸化炭素は水上置換だと体積が減るから(といっても微々たるものだが)ちょっと教育的でない。炭酸水素ナトリウムを加熱して質量が減る実験も、化学天秤がないから無理。発生した二酸化炭素は温度が高いから標準状態から離れてしまう。 うーん。過酸化水素水を二酸化マンガンで反応させて酸素を集めるのは、反応が遅いし、過酸化水素水は完全に反応しきらない。量的関係には不向き。 定番の金属粉の酸化は実はかなりやっかいな実験で、化学天秤がないと対応できない。 やっぱり、マグネシウム&塩酸で水素の発生だな。明日は予備実験だな。よし。

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