変化に遭遇した時の姿勢と行動
*************** 学習や仕事をしている限り進歩があります。それどころか、人生は日々進歩の積み重ねなのです。しかし、戸惑ったり焦ったりすることはありません。自分らしく進めばよいのです。意欲的に自分らしく日々進歩を重ねることへの想いを、週間記に書き綴っています。*************** 3月に入っても、かなり寒い日がありました。でも今日は春分の日、これからはコート無しで外出するのが当たり前になるでしょう。明るい日差しの下で外で過ごす時間が楽しくなる季節が始まります。 今回のお勧めは、物事を正常に進めるために、次の言葉です。◎気付いたら直ぐ実行◎ 要領のよい的確な仕事振りは、気付いたら直ぐ実行することから生まれます。連絡ミス等うっかりミスは、殆どがこれを怠った結果です。気付いても後回しにして心の中に懸案を山のように抱えていては、今の仕事に集中できないため、満足な結果を出すことはできないでしょう。 安全活動にも、気付いた者が直ぐに対処するというものがあります。自分の担当ではないからと放置することの危険性を指しています。目標達成や不具合防止、更には生産性向上にも同じことが言えるのです。 これからもどうぞ進歩の日々をお楽しみください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★現象思考学原論 先ずは一切の先入見を傍に置いて、素直に現象と向き合おう。 ~世の中には怪しげな所論が多い。自分として正しい道を見出す ためには、現物、現場、現実、そして現象を大切にすることだ。 http://kokenpat.cafe.coocan.jp/11.gen.genshoushikougaku.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆変化に遭遇した時の姿勢と行動◆ 人生やビジネスには、成長と変化が絶えることなく続きます。それはゆっくりと現れることもあれば、突然不意に現れることもあります。過去の何十年か前のように、成長や変化がゆっくりと現れる場合には、私たちは先の読める安定した世界に住んでいるという認識の下で、秩序と安定という古い価値観に頼って対処することができました。 しかし、今の世界は違うようです。成長や変化は急激であり、不意に襲ってくる感じなのです。このような世界に在って私たちは、目前の事態に逆らって今まで通りのやり方を続けることもできますし、あるがままの事実を受け入れて不意の事態に現実的に対処することもできます。この2つの姿勢と行動のどちらを選択するかが、変化への関わり方に決定的な影響を与えるのです。以下、スーザン・M・キャンベル女史の定義を借用して、前者の姿勢と行動を「安定・コントロール型」と呼び、後者の姿勢と行動を「学習・発見型」と呼ぶことにします。安定・コントロール型の姿勢と行動の特性は、おおよそ次のようなものです。 1)世の中は基本的に安定しており、予測可能であり、大部分は コントロールできると考えている。 2)自分は物事のルールを知り、自分と同類の人たちのそばに居て、 多少なりとも予想通りの結果を出すことで満足できる。 3)変化やあいまいさ、あるいは無秩序を感じたり、自分と異なる ものの見方をする人と一緒にいると、不安になる。 4)現状を脅かすように見えるものには恐怖と抵抗を感じる。 5)状況をコントロールしようとして、自分の力が及ばぬことが 明らかなものに、悩んだり立ち向かったりすることがある。学習・発見型の姿勢と行動の特性は、おおよそ次のようなものです。 1;世の中は相互に影響し合う多様な力から成る複雑なシステムだと 考えている。 2;この世の中は自分の五感で捉えられないものが多いと思っている。 3;前回うまくいったことが、今回も通用するとは思っていない。 だから、いつも実験するという意識を持ちながら取り組む。 4;自分自身と周囲との差異を常に意識し、注意力を働かせて未知の 領域へ踏み込み、そこから学ぶことに満足を感じる。 5;状況を否定せず、状況にうまく関わっていく方法を探そうとする。 即ち、自分の周囲に起こることを学ぶ対象として捉えようとする。 大部分の人々はこの2つの特性を合わせ持っているといえるでしょう。激しく変化する環境の中で、持続的に成長発展しようと思えば、学習・発見型の行動特性を強めることが求められます。そして学習・発見型の行動こそがこれからの進歩をもたらすのです。こうした特性は、努力して獲得できるものが殆どです。私たちも努力を通じ、状況を積極的に主導する姿勢と行動習慣を身に付け、進歩の道を切り開いていきたいと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★サイト「経営改善で会社を元気に」に次のメッセージを掲載中です *好ましい企業文化の醸成のために http://kokenpat.cafe.coocan.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆一生修行ということ:心学からのヒント◆ 私たちの生き方は、心の在り方にも左右されます。これを追究することは生き方の向上につながります。心の在り方を追究する上でヒントになりそうな言葉を贈りますので、自己の現状と突き合わせてみて、少しの間だけでも想いを巡らしてみてください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 人間いつまで経っても、いくら歳を重ねても、未熟者だとつくづく 感じる。だから一生修行ということなのだろう。限りなく天命に 近づく、限りなく空ならんと努める、そういう気持ちを持ち続けて 生涯を全うする、これが好ましい生き方なのだろう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★グローバルという言葉は、世界中の人々が助け合うためにあります。 *最小限の医療も受けられない人たちが世界中に大勢います。 グローバルの旗印はこうした人たちを救うために掲げたいものです。 *世界的な医療団体「国境なき医師団」を継続的に支援しましょう。 ・特定非営利活動法人 国境なき医師団日本 https://www.msf.or.jp *支援に参加すべき対象は世界中にいくらでもあります。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大島啓生 進歩の考房 主宰 特定非営利活動法人 産業人OBネット正会員 E-mail <hiro.oshima@nifty.com> URL <http://kokenpat.cafe.coocan.jp/> 神戸市垂水区桃山台5-7-7 郵便番号655-0854 TEL:078-752-9097