091763 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

おきにいリスト

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール


yucacola

カテゴリ

コメント新着

あつ子@ いれて! 男性を好きにしたい女性の為の性風俗d(´∀…
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
prayer@ Re:巨人オーナー、開幕見直し要請に不快感(03/22) 天皇陛下も計画停電に合わせて電気の使用…

フリーページ

2005年10月20日
XML
カテゴリ:BOOKレビュー
熊太郎は思いと表現が一致しないという違和感をかかえながら最後までもがき続ける。あるとき獅子舞の獅子を被った熊太郎は、自分がかぶりものの裏側を通して相手を見ているのに対して、人がかぶりものの表側を通してこちらを見ているそのずれを、思いと表現が一致しないときに感じる違和感と似ていると気付く。熊太郎は自意識過剰で大人になっても自分探しをしているモラトリアム人間の定義のような人である。常に現実逃避しながら自分の内面と戦っている。自分の内面を重視しすぎて何をするにもシュールさを求めすぎる。
いったい誰のために装っているのか。そこにばかばかしさと悲しみを同時に感じる。悲しみとは熊太郎はただ一人死ぬその時まで「まだ、ほんまのこと言うてへん気がする」と思い、自分の心の奥底を探すとき、何の言葉も思いも出てこなかったことだ。これは誰にも笑えることではない。

熊太郎は自分が特別な人間だと思っているが、思考と表現が完璧に一致する人のほうがめずらしいのではないか。それに気付くのか付かないかの違いではないのか。内向する思いを徹底的に育ててしまったことと、最後までそれを表現する術を持てなかったことが彼を殺人に導いてしまった原因ではないかと思う。


告白


読んだ後はへんな重苦しさを感じているけれど、河内弁の表現はリズム感があってよかったし、下手な漫才より笑えた。笑いとは悲しみが伴ってこそ本物だと気付く。ロックを聞いて哲学を知るような感じだ。衝撃的だった。

新聞連載では畑中純の版画が挿絵になっていた。あの絵、すごくよかったのに、この本には一つも使われていないのが残念。






最終更新日  2005年10月24日 23時08分15秒
コメント(0) | コメントを書く
[BOOKレビュー] カテゴリの最新記事



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.