木曜日に「ショコラ」のコンサートに行ってきました！

「ショコラ」はヨーロッパで活躍した、
あるいは活躍中のメンバーで構成された室内楽アンサンブル。
ベルギーに滞在しているコントラバス奏者の石本弾さんらが、
「3つの言語が入り乱れ、ストレスフルな社会・ベルギーだけれど、
ショコラはみんな大好き。ショコラのおかげでみんな幸せなんだ」と、
平和と文化貢献を地元・千葉県の市川から発信しようと、5年前に結成したもの。

今回は、行徳文化ホールという、小さな会場で、
アットホームな雰囲気の、とても心温まるコンサート。
会場に来ている人たちも、地元の方がほとんどで、
誰かさんのお友達やそのお友達が出会って、
挨拶や紹介しあう姿がみられたり、スポンサーの一人らしき、
佃煮屋さんがCDの隣で商品を売っていたりしているのである。
いいな～この雰囲気。


プログラムは

ハイドン　2本のホルンのための協奏曲変ホ長調
ショパン　ピアノ協奏曲第2番（室内楽版）
ボッテジーニ　ヴァイオリンとコントラバスのためのグラン・デュオ
メンデルスゾーン　弦楽八重奏曲作品20

演奏者は世界中で活躍している蒼々たるメンバー。
その中で一番目立っていたのは、ヴァイオリニストの乾ノエくんである。
日本人の父とギリシャ人の母を持ち、ベルギーで生まれ育った美貌の22歳！
彼が奏でる高音の美しさに、私を含めておば様方は心を奪われてしまった。
演奏会の後で廊下にいた彼に握手したのは言うまでもない。
ほんとはハグしたかったが、若干の理性が（笑）

他の日本人のヴァイオリニストも確かに素晴らしいのだが、
彼の表現力は群を抜いていた、しかも全身でノッて弾いている。
やっぱりアーチストはインパクトを与えてナンボの世界だろう。
コントラバスとのディオでは迫力ある弾さんと、
ノエくんの息がピッタリで、この曲を生で聴くのは初めてだったが、
掛け合い漫才のようなやりとりが楽しく、大好きな曲になった。

私たちは、「寝てしまうのが心配」と言っていた師範を始めとする、
合気道の仲間8人グループ。そのなかにはヴァイオリニストの女性もいる。
そう、武道を愛する音楽家は多いのだ。
なので、彼女の解説もついて贅沢な鑑賞会である。

「クラシックはどうもよくわからないんだよ」
「合気道のように段をつけると、
どうなんだ？5段はどのヴァイオリニストで4段は誰だ？」
などという会話も飛び出す。

ただひとつ残念だったのは、私の後ろに座っていた師範の拍手が、
やたら大きくて、耳にびんびん響いたこと。
演奏が素晴らしかったからか、
まさか、演奏が終ってうれしかったってことでは…（爆）