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カテゴリ:仕事と人間心理
寒気が強い時期ではあり、また、お客さんのノリも良い店で、飛ぶように試食が出て、味噌にしては上々の売上だった(一般的に味噌は販売が難しい。基本的に毎日いただくものだからこそお客さんの好みは固定しており、1度決めた銘柄はなかなか変えない。ここいら、米もそうだね)。 結果が出せた理由の1つとして、 「減塩味噌なのに味噌の味がしっかりついている」 ことがあったと思う。 何せ、試飲したお客さんのほとんどが、 「ええっ! これで普通の味噌より20%塩分カットなん? 普通の味噌とまったく同じやん」 と、驚いていたからねえ。 味噌に限らず、つゆでもスープでも、減塩をうたう食品は味が頼りないことが多いものだ。 私も、眼病つながりで腎臓内科の受診を受けていた頃、塩分を指摘されてラーメンスープをはじめ、大半の調味料を減塩タイプに切り替えたけれど、まあ、美味しくないの何の。 味がぼやけているというかパンチがないというか。 そりゃ、塩は味の仕上がりに少なからず作用するものねえ。出来上がった料理が美味しいか美味しくないかは、塩加減によるところが大きいのだ。 塩が大昔にはお金代わりに使われるほど貴重なものだったゆえんもここにある。 もっとも、何事も摂りすぎは禁物。 特に和食は、その性質上、塩気と相性がよいため、よほど注意して摂らないとほとんどの人が塩分過多になって、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまう。 そこで、出汁を効かせたり素材自体の旨みをより際立たせたり発酵させたりすることで 「塩分が少なくても美味しい」 と感じられるよう、人は工夫を凝らすのだ。 工夫は、メーカーも同じ。 どんどん研究し、美味しい減塩食品を開発して欲しいものだ。 写真は、真ん中の孫。 この子は、味噌汁、特にかぼちゃやさつまいもが入った甘い目の味噌汁が大好きである。
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最終更新日
2025.01.14 18:10:34
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