|
カテゴリ:仕事と人間心理
![]() さて。 1月5日(だったか?)の記事で、良いデモンストレーションが出来ない理由の1つに、メーカーと店舗との間のコミュニケーション不足をあげた。 このことに気付いているメーカーや、生鮮関連なら生産者や加工業者はもちろんいて、そんなところは、必ずと言ってよいほど、そこの営業担当者や開発担当者(農産物の場合は生産者)がまめに店舗に顔を出すし、その流れで、自社商品をデモンストレーションする時にも来て、必要とあればデモンストレーターと共同戦線を張る。 商売は、基本的にはアナログ。確かにここ数十年でネットなどを媒体とする通販が激増し、ボタン操作1つでほとんどの欲しいものが手に入るようになったけれど、直に人に会って商品を購入する「対面」がなくなることはこの先もないのではないか。 ということは、商売に付随するもろもろ、具体的には取引や交渉や打ち合わせも基本は対面、すなわち「生身の人間vs生身の人間」の関係となるのでは? 少なくとも、「王道」であることには間違いないと思う、、、特に小売業や接客業は業務がら動き回ることが多く、オンライン会話やメールにいちいち対応することは不可能に近いことも考慮すれば、やはり対人になってしまうんだよねえ、、、。 プラス、一般論ではあるが、人間というものは会えば会うほど、その会った人間に親近感を持つ。 仮に初対面で 「いけすかないヤツだな」 と悪い印象を抱いても、会う頻度が増すにつれ、 「お、コイツ、なかなかエエところもあるやんか」 とか 「あん時(初対面)は、たまたまお互いに何かあったんかな」 とか思いはじめ、悪感情は徐々に消えていく。 この変化は、結果として、私たちデモンストレーターの仕事にも関連してくる。 デモンストレーションが実施される日が近づくと、メーカーの営業やSP(セールス・プロモーション)担当者が、実施店舗側に挨拶を兼ねて打ち合わせに行くケースが少なくないが、その際、デモ場所その他についてデモンストレーターが仕事をしやすいよう交渉してくれるからだ。 人手不足も手伝い、通販ばかりでなく、セルフレジ、タブレットによる注文、ロボット配膳など、対人を介さないコミュニケーションも決して珍しくなった。 これらはこれらで素晴らしいコミュニケーションツールと認めた上で、 「商売は基本的に対人」 ということを、頭の片隅に置いておきたい。 写真は、3人の孫。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.15 15:55:46
コメント(0) | コメントを書く
[仕事と人間心理] カテゴリの最新記事
|