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カテゴリ:仕事と人間心理
![]() 先日書いた記事の中で、 「私が自分に自信を持てるようになったのは、職種がら小さな成功を積み重ねる機会にたくさん恵まれたことによる」 云々と書いた。 この「小さな成功体験」とは、では、具体的にどのようなものか? これが、実に他愛もないことばかりなんですねえ。 「担当商品の試飲が人気だった上に、商品に付いていたオマケも評判を呼び、飛ぶように売れて、デモ2日間で販売予定だった商品が1日目でなくなった」(湖北地方の大型スーパー)。 「デモ実施日は1日中雨降りで来店数が少なく、お店の人も売上を期待していなかったのに、デモが終わってみれば担当商品が10個以上売れていた」(大阪府I市内の業務スーパー)。 「レシピ通りに試食品を作ってみたが、どうも味にパンチがない。そこで、自分なりに調味料や具材の量を調節してアレンジして試食に出したら、お客さんが美味しい美味しいと言ってくれた」(京都府内のセレブスーパー)。 ホンマ、販売や飲食関連の仕事をしている人でなくても、地域や学校に関わるイベントのバザーで物品を売ったり、子どもや孫たちが集まった日に手料理をふるまったり、そんなおりには体験するであろう、なんということはないこと。 それなのに、基本的に同じことを公の場である店舗で実施すると「成功体験」となり、自信にもつながったのはなぜか? 私は、まず、メーカーなり派遣会社なり店の従業員なりお客さんなり、要は他人=第三者の反応が得られたこと、次に、その第三者のフィルター(眼)を通したことで自身の行動の可視化をも出来たこと。この2つによるところが大きいと思う。 悔しいけれど、自分がやったことを、自分や自分の身の回り以外の人間に認められるって、理屈抜きで嬉しいし、大きな自信につながるのよねえ。 あの湯川秀樹先生もおっしゃっているじゃない、 「若い頃、私は自分の研究を認められて欲しかった」 と。 そう! 湯川先生みたいに、自分で自分を認めた人ほど、第三者にも認められたいのではないかな。 写真は3人の孫。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.24 08:28:42
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