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テーマ:料理・食べ物(639)
カテゴリ:仕事と人間心理
オーガニックネタ、ベジタリアンネタを引っ張ろう。 15年前、いや、もっと前か。 1990年代半ばにインターネットで知り合い、長らくメール交換してきた某国の人が、夫婦ともども日本に観光旅行に来ることになった。 「距離から察するに、幾度も会えるわけではないから、この機会を逃す理由はない」 とお互いに感じ、それを伝え合った結果、会うことになった。 場所は、彼らが宿泊しているホテル近くにある、精進料理に近いメニューを出す和食専門店(ただし、卵は食材に出す)。 以前に食品関係の仕事をしていた関係もあり、納豆や豆腐などの日本の食材に関心を抱く奥さんの嗜好を考慮したのだ。 驚いたのは、彼らが、メニューの一品であるだし巻き玉子や茶碗蒸しを食べたばかりか、ことのほか気に入っていたこと。 と言うのも、それまでのメールのやり取りから夫婦がベジタリアン(菜食主義者)であることを知っており、ならば卵は食べないのではないかと勝手に想っていたからだ。 「あなたたちがベジタリアンであることは知っています。でも、卵を食べるのですか?」 失礼を承知で私が尋ねると 「はい。確かに私たちはベジタリアンだけど、卵を食べます。私たちが属するベジタリアン・グループにはそれが許されているのです」。 つまり、こういうことだ。 一口にベジタリアンと言ってもいろいろな考え方をする人がおり、その主義、思想、行動は、個々や個々が所属するグループによって異なる。 完全菜食者(ヴィーガン)はもちろん、原則、ベジタリアンは魚介をも含めた動物肉食を御法度としているが、魚介はオッケイのグループもあるし、肉のうちでも鶏肉だけは許されるグループもある。 また、乳製品は食べても卵は食べないグループも(その反対もあり)。 なんともエエ加減なのだ。 もっとも、これでよいのだと思う。 ベジタリアンも人間。菜食をすることも修行のひとつである身分、例えば僧籍にいるわけじゃなし、となるとベジタリアリズムはライフスタイルの問題だからだ。 これは、オーガニックも同じなのではないかな。
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最終更新日
2025.12.17 09:24:18
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