実はとても幸せな亡くなり方
一昨日は、京都府南部の長岡京市(都が奈良から京都に移るまでの期間、暫定的に都とされた地だ)で仕事。担当は、ここ数年ブームになっている、質の高い睡眠機能をも加えた乳酸菌飲料。お客さんの数は多く、したがってざわついて空気も乾燥しやすかったはずなのに、アレルギー性の喘息症状が一度も現れなかったのは幸い。こういう日もある。振り返れば、父方の祖母は生まれてこのかた、病気らしい病気をしないまま若くして嫁ぎ、10人の子を産み(成人したのは8人)、88歳で亡くなる2日前まで、毎日クワをかついで畑に行き、元気に野良仕事にいそしんでいた。ある日の夕方、「どうも寒気がする」と、珍しく早くに床に着き、そのまま逝った、、、まるで、木が静かに倒れるように。こういう亡くなり方、実はとても幸せではないかと思う。写真は、阪急長岡京駅近くのアゼリア通りで写したもの。