2008/05/12(月)01:14
息子の思いやり
午後から用事があって息子と出かけることになった。
少し遅くなったので、夕飯は何か惣菜を買って帰ろうと思うと告げると
「それなら多目に買ってじいちゃんちで一緒に食べれば?」言う。
多分、父も母も丁度夕飯時だろうなと思いながら寄ってみた。
案の定、夕飯を食べ始めたところだったが、思わぬ孫の訪問に父は驚くやらはしゃぐやら。
たまたま息子が学生服を着ていたのだが、初めて学生服姿を見たとご機嫌である。
父の嬉しそうな顔を見ながら私たちも一緒に夕飯を済ませた。
「あっ、俺、明日は散髪に行かないとダメだ」
突然思い出したように息子が言う。
父もそろそろ散髪をと言っていたので「じゃぁ一緒に行ったらどう?」と言うと
「午前中は学校だから、昼からになるけどいいかい?」とじいちゃんに聞いている。
目を細めて嬉しそうな父の顔を見ると胸が詰まった。
息子なりに気を遣っているのだろうか?近くに居るのも今月いっぱいだと話した時は驚いていたが、何か考えているようだ。
これを幸せというのだな、そんなことを感じて帰宅後、主人に話すと「あいつも大人になったなぁ」とつぶやいた。
仕事の上では、悩みもいっぱいで苦しい立場にいる主人であるが、ホッとする時間が家庭にあるから頑張れると言ってくれる。
私も負けてはいられない。