素浪人ブログ

2009/04/27(月)11:20

暴力団VS市民団体の戦い

事件簿(273)

 暴力団が市民権を得たの暴力団新法だと不可解な論理を唱えていた友は今は天国だ。暴力団関係のニュースを聞くと思い出す友の論理に従えば、暴力団新法で広域暴力団に指定された福岡県が本拠地の暴力団道仁会とその本部事務所のある周辺市民の戦いのニュースである。  天国の友の論理では市民権を得た指定暴力団の本部事務所の撤退を求める周辺市民の訴えが発端である。市民の背後には当然警察の存在があり、警察への絶対的信頼がなくては暴力団との戦いは成り立たないと、当然の事を言って暴力団に立ち向かう市民の強さを称えたい。  暴力団の事務所としてのビル使用差し止め訴訟の延長で、「暴力団の恐怖で受けた精神的苦痛」に対して、総額約1億7500万円の慰謝料を求める訴訟を起こす予定だと言う。「暴力団の恐怖で受けた精神的苦痛」に対しての慰謝料請求の画期的な訴訟だ。暴力団の本部事務所から半径500メートルの住民583人が原告として1人当たり30万円の慰謝料を求める野は、福岡県久留米市の市民団体である。  「暴力団の恐怖で受けた精神的苦痛」への慰謝料が認められたら、全国で暴力団の恐怖を味わった市民が立ち上がる可能性がある。暴力団の方も逆に法的救済を求めて訴訟を起こすことになりそうだ。  不景気で一般庶民が苦しんでいる時が好景気の暴力団は、油断なく市民の精神的経済的隙に触手を伸ばす。有り余る無税の資金で不動産を入手しビルを建て看板を上げ威厳を示す。「暴力団の恐怖で受けた精神的苦痛」は多くの市民が感じる、極めて、ありふれた現実である。田舎で暮らすと、さほど感じない暴力団の存在は、都会の人にとっては日常の恐怖かも知れない。しかし、田舎でも暴力団情報は語られ、週刊誌など情報を心待ちにしている暴力団情報マニアもいる。そんなマニアからは臨場感のある情報を聞くが、臨場感は山を見上げれば消えて、映画やドラマの世界と変わる。それでも、「暴力団の恐怖で受けた精神的苦痛」に対して慰謝料を求める勇気ある市民に声援を送りたいし、暴力団に対してはもっと控えめに生きろと忠告もしたい田舎の野次馬である。    精神的 苦痛訴訟で 組は消え  暴力団 無税の金で ビルを買い    暴力団 怖いよ市民  訴訟では  居直れば 精神苦痛 慰謝料増し  逆訴訟 苦痛訴える 暴力団

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