素浪人ブログ

2009/09/24(木)14:37

国連デーの日の紀南の天気と鳩山外交への期待

風の詩(447)

 紀南地方の10月24日は、天気予報通りの夏日だ。朝から陽射しが溢れ、午前10時ごろには厳しい暑さであった。爽やかな風が吹いているから、気温もさほど上がらず、汗も噴出すことはないが、陽射しは厳しい夏日だ。  10月24日は国連デーだと言う。日本人にはと敢えて言うと、日本人には馴染みのない国連でーである。1945年、ソ連が国際連合憲章を認め参加し、国際連合が発足した。日本の参加は、サンフランシスコ講和条約の翌年1956年だ。   今年の国連総会は日本人にとって特別ののものになるかもしれない。多くの国々の首脳から称えられた鳩山新首相の国連演説があったからだ。そしてもう一つは、その国連憲章の冊子をガダフィー大佐が投げ捨てたからだ。  そんな事は兎も角として、爽やかと言うに暑さが厳しい夏日の10月24日、紀南の過疎地で国連を中心に展開される日本外交、鳩山外交を考える。紀南の過疎の地で、遠いニューヨークで展開する別世界の外交を考えるのである。  考えたからどうにかなるものでもないが、考える自由はあると居直り気味に考えて、鳩山首相の外交の行へも占ってみたいが、インターネットの魅力は、ニューヨークで起きる出来事が紀南の過疎地でも、リアルタイムに評論できることである。  鳩山首相の国際デビューは国連の舞台がだった。スッポトライトを一身に浴びる華々しさであった。鳩山首相の、外交も順調な滑り出しだ。日本では極めて批判的な、対等な日米関係の提言も、アメリカでは当然と受け止められた。  日米安保条約の数々の問題、日米地位協定や在日米軍再編問題への日本側の意見が聞き入れらそうだ。沖縄の基地問題と同じように戦争の残した大きな問題である、北方領土問題解決に向けても動き出した。  ソ連との国交回復を成し遂げた、鳩山一郎首相は、ロシアでは最も有名で親しみのある日本の首相であり、鳩山一郎元首相の孫へは、特別の親しみも感じるようだ。そんなロシアとの北方領土返還交渉は動きそうだ。  多くの日本国民は北方領土の返還が実現するかもしれないと期待する。そのきっかけとなる、日露首脳会談も国連総会のニューヨークであった。鳩山首相は23日午後、ロシアのメドべージェフ大統領と会談した。  北方領土問題について首相は「われわれの世代で最終的に解決し、平和条約を締結できるよう大統領のリーダーシップに期待する」と言った。ロシア大統領は「交渉を一層精力的に行いたい。独創的アプローチを発揮する用意がある」と答えたという。  「独創的なアプローチ」である。  そして、対話を活発化するため、  定期的に外相協議を行う。  首相は、祖父は、1956年の日ソ共同宣言で明記された歯舞、色丹の2島引き渡しでは、領土問題は解決しないとの認識を持っていたと言い、「50年たっても平和条約が締結できないのは両国にとってマイナスだ」と続けたと言う。  メドベージェフ大統領も「両国が極端な考えから離れるべきだ」と応えた。そして、鳩山首相は「独創的なアプローチ」を、示してほしいと言った。そして、「ロシアの皆さんが鳩山という姓に対して大変高い関心を持って頂いてることに感謝します」と言った。  報道でみる断片的な文言からも、北方領土問題の進展が期待できる雰囲気だ。ムネオハウスの鈴木宗男が衆議院外務員長は関係ないと思うが、鈴木宗雄には、北方4島の現ロシア住民との親しい関係もある。  それが、領土問題解決の力になるかどうかは別にして、返還狭小の機運を高める役目は十分に果たすだろう。長いこと住んで生活基盤のあるロシア住民との相互理解が不可欠で、鈴木宗男の出番のような気もする。  鳩山首相は恵まれた国際デビューと同時に効果的な外交を展開したようだ。沖縄の基地問題で、日米政府間の合意事項でも、アメリカは最初から否定はしない。日本側の言い分を十分踏まえて判断すると言う。  如何なる問題でも話し合う用意はあると、新政権への餞とも思える言葉である。そして、ロシアも北方領土問題で、一方的に撥ね付けはしない。話し合いと歓迎している。北方領土返還交渉は直ぐにでも動き出すのではと期待が持てる。  何がなんだか分からないが、  何かが変わっていくような気がする。  そんな、思いがする、10月24日の紀南は夏日だ。

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