素浪人ブログ

2011/09/04(日)06:53

長い暴風雨の中の生活から開放感

今日の一言(268)

 長い暴風雨の中の閉ざされたような生活から開放される。そんなおもいで目覚めと同時に窓を開ける。風はまだ強いが窓を開けられないほどではない。雨はふっているが傘をさして歩ける。開放感で心が躍るような朝だ。でも、まだ、台風12号の影響下にある紀南地方の空は、その影響から開放されてはいない。  地球温暖化の影響か、それとも他の原因か台風の形や進路や速度が変わった。長い地球の歴史から考えると、特に指摘するほどでもないかも知れないが、台風が変わったような気がする。発生場所も親路も速度も、そして、台風一過の爽やかな晴天がない。  そんな思いで開ける窓から、微かに雨が吹き込んでくる。まだまだ、暴風雨の中だと呟き見上げる空は暗雲に覆われている。風が弱まったとはいえ、何時果てるともない雨が降りしきるくらい朝。それでも感じる開放感は、長い台風12号の通過待ちの暗い心模様を表している。長い暴風での生活と言っても、3日だったが、長い長い時間のような気がする。そして、4日目の今日は、傘をさして出かける。  台風12号情報を改めてみると、依然として、のんびり速度で、風速25メートル以上の暴風域の円が中国地方に残っている。日本海に抜けるにはまだ時間がかかりそうだと、暗鬱な気持ちになる。そして、雨の被害は台風通過後に多く発生しているようだ。紀伊半島南東部の住人である私には和歌山県の情報が気になるのは当然で、開ける窓から微かに吹き込む雨に手を翳して、テレビから流れる和歌山県の被害状況を聞く。  熊野川が氾濫し国道168号が通行止め。9軒が床上浸水。そのほかに、5つの川が氾濫危険水位。  和歌山県南部、降り始めからの雨量が多いところで1230ミリ。因みに最大雨量は奈良県上北山村で1400ミリ。共に発表された雨量が超えただろう。  何時果てるともない雨は降り続く。風が弱くなり傘をさして外に出れる喜びに心が踊るようなくらい朝。台風12号の爪痕の大きさを確認する朝でもある。

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