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2008年04月18日
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4/17の日経産業新聞に、米ゼロックスがどうして会社人生のすべてを過ごす社員が多いのか、ということについて書かれた記事がありました。

一般にアメリカ企業の従業員は日本より、転職が多いですね。

転職は肯定的なイメージがあるようです。

ちなみに、アメリカ人は単身赴任なんて考えられないそうです。

家族が一緒にいることが大事と考えるので、

家族が一緒にいない=家族の崩壊ととらえるようで、

そんな事態になるくらいなら転職をするそうです。

そんなアメリカで、会社人生のすべてをゼロックスで過ごす「ゼロックスマン」が多いことは、かなり異例なようです。

2000年前後の経営危機の際でも「退社を考えたか」という質問に「ノー」という答えばかり返ってくるそうです。

その忠誠心の秘訣は「多様性」「満足度の高さ」にありそうだ、と記事では述べています。

米ゼロックスのCEO(最高経営責任者)は女性。

後継の最有力候補も女性、かつマイノリティー(少数派、つまり、アングロサクソンではない)なのだそうです。

研究者や技術者を率いる最高技術責任者(CTO)は女性で外国出身なのだそうです。

同社経営陣で女性とマイノリティーが占める割合は4割を越えるのだそうです。

つまり、約半分、ということですね。

日本企業で経営陣が女性と大和民族以外で半分の企業・・・

日本には考えられないですね。

米ゼロックスの企業風土は「快く何でも受け入れる文化」なのだそうです。

性別や人種に関係なく、やる気のある人材を登用してきた結果が自然に多様性につながった、といいます。

現CTOは上司二人(CEOと後継最有力候補)が子育ての経験ある女性であるため、

「子供の学校行事をスケジュールに組み込んだり、子供から携帯に電話がかかってきても遠慮なく電話に出たりすることができる」といいます。

また、講演の原稿準備や資料整理など、会社にいなくてもできることは自宅勤務でこなすことができるそうです。

また、ゼロックスは「幸せな社員は仕事に身が入る」との理念から、定期的に社員に対して「満足度調査」を行っているそうです。

「満足している社員は顧客にも満足できるサービスを提供できる」と学習・労働環境グループを担当するディレクターは言っているそうです。

私も起業したらこの言葉を思いながら、多様性を大事にして働きたいと思います。

 






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最終更新日  2008年04月18日 07時42分03秒



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