戦艦大和の生き残り…元海兵員の一言
アメリカ軍機たった3機に攻撃され、1945年4月鹿児島沖に撃沈した戦艦大和。乗組員3332人のうち1割も満たない276人だけが生き残りました。かなりの海兵が、超大型軍艦とともに海に引きずり込まれたそうです。生き残った元海兵の証言。「傾く船の中、眼の前の幹部兵が自分に向かって、”お前は若い、生きるんだ!”と言い残し、眼の前で割腹自殺をしました。私の人生、後にも先にも、人が眼の前で腹を切るのを見たのは、初めてでした。」そう語る生き残った元海兵は、現在もお元気で、年齢よりかなりお若く見えます。そして一言。「私はこれからも、うかうか生きるつもりはありません。」この一言にドキッとしました。うかうか生きるとは何か…。先祖や平和に感謝がなく、他人の不幸に無関心で、自分の幸福だけを追求していると、戦艦大和のように、世の中全体がゆっくりと、愚かな道へと向かっていることに気づけないのではないでしょうか。