フロリダより、愛を込めて! 全盲の娘の子育て日記。

16歳の夏の手術 1

義眼を装着し始めて、かれこれ14年、
16歳となり、顔の形も大人に近く成長した娘は、この夏休みに、ハイドロジェル・ティッシュー・エクスパンダーの治療を試みました。
今日は、そのことについて、簡単ですが書かせていただきます。

ハイドロジェル・ティッシュー・エクスパンダー(ハイドロジェル・エクスパンダーと称す)はドイツで開発されたもので、
目の奥に埋め込み、その周りの骨の発育を促してスペースを広げることが目的の球状のエクスパンダーと
(参考ウェブサイトwww.iopinc.com/surgeons_and_medical_professionals/osmed/tech_data_orbit.asp)
うわまぶたとしたまぶたを広げる事が目的の半球のエクスパンダー(参考ウェブサイト
www.iopinc.com/surgeons_and_medical_professionals/osmed/tech_data_orbit.asp)があります。

簡単に言えば、これを目の中にはめ込み、まぶたを縫い付けて何週間か入れておくことにより、このエクスパンダー自体が体液を吸収して、目のなかで何倍にも広がっていくものです。その圧力により、目の周りの骨の発育を急速に促し、また、半球を入れることで、まぶたがひろがるというメカニズムです。

ミッシェルの場合は、10歳の時にテキサス州のドクターにより、プラスチックのボールをインプラントてする手術をうけあるので、今回は、未だに内側に入り込んでいる下まぶたと、また、短めな上まぶたの皮膚を広げて、より自然な目にすると共に、義眼もよりフィットしやすくする事が目的でした。

まぶたが短めだと、やはりいつも目を開けた状態であり、また、下まぶたも内側に入っているので、義眼に接している皮膚は赤くなりやすい、などがあげられます。

目の周りの整形的な手術に関しては、義眼を入れて顔が十分に発育する16歳か17歳ぐらいまで待ってから、その時に細部の手術をした方が良いとの小さい頃から、ドクターの勧めでした。

ちなみに、ミッシェルが生まれた時は、まだ、ハイドロジェル・エクスパンダーは開発されていませんでしたし、また、アメリカでも政府の認可が降りたのは、わずか4年前のことです。

この治療は主に、顔が大きく発育する乳幼児の時に効果が多くみられる治療法だと聞いていいたので、ミッシェルの為には考えてもいませんでしたが、去年のアイキャンの会議で知り合った、アメリカでの販売元IOP,INCの社長さんの話では、10歳を過ぎてからもやる人はいるとの話を聞き、娘のかかりつけの形成眼科のドクターに相談した事が始まりでした。

アメリカでもまだ、それほど広くは知られていないハイドロジェル・エクスパンダーの治療をミッシェルのドクターも色々と調べてくれ、切開をしない点からして、一番大きな半球を使って、まぶたを広げる手術をやる価値は大いにあるという決断になりました。
ハイドロジェルを使ってみて、あまり効果が無いようなら、最後には、より自然な目にする整形的な手術の方法もあるとの話でした。

続く、、。




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