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カテゴリ:日帰り旅行
いつもは旅日記・北海道情報ですが今日は1年前に起きた事故について書きます・・・。
申し訳ありませんがご覧になりたくない方はお帰り下さいますようよろしくお願い申し上げます・・・。 今日は尼崎の事故が起きて1年・・・。 いろいろな報道がなされていますがちょこっと考察・・・。 本職の鉄道員の方々の方がはるかにいい説明ができるかと思いますが・・・。 ★ゆとりあるダイヤ★ 確かに福知山線・東海道・山陽線の所要時間は以前より延びていて、その分余裕があるように見える。しかし本当に余裕があるのだろうか・・・。 例えば安全速度130km・時刻表どおりに運転するとき時速120km出さないといけない区間があるとする。 ダイヤ変更後この区間の安全速度を120kmにして時刻表どおりに運転するとき115kmで出さないといけない場合・・・。 今までは10km/1時間分余裕があったが変更後は5km/1時間しか余裕がない。つまり以前の半分しか回復ができない。残念ながらこういうところがあります(もちろん安全速度を下げたことによりプラスはあります)。 3月18日以降に2度新快速(米原→大阪・草津→大阪)に乗りましたが最高速度は変わっていない。時刻表を見比べても差はほとんどない・・・。 何もないときであっても一部区間でも減速指示(線路工事など)がなされた場合また回復ができない。 見た目は最高速度を落としていてゆとりがあるように見えるが・・・。 駅での乗降時間も同様です。NEWSなどでは東海道・山陽線新快速では10秒~20秒程度停車時間を延ばしたとのこと。 でも実際はダイヤ変更後も常態的に遅れている電車もある・・・。 ということはまだゆとりがないということに・・・。 尼崎の事故の原因の一つは余裕のないダイヤ。つまり常に安全最高速度で運転しないといけないけない・・・。停車時間を増やした・駅間の所要時間を列車によって多少延ばしたといっても本当に100%改善されたとはいいがたい。NEWSで現場の運転士へのアンケートでも改善されたという意見よりは変わらないと言う意見のほうが多い。 。 ★安全への課題★ 尼崎以降でも安全に対して???と思う事件がありました。ATSの設置・設定ミス、カーブ・ポイントなどでの制限標識の訂正。今日のNEWSでしていましたがブレーキ部品の使用期限が切れいるものをそのまま使っていた・・・。またATSの入れ忘れなどさまざまなことがありました・・・。 関西の私鉄と比べて気になるのが駅に侵入するときの列車の速度・・・。 JR・私鉄とも通過駅の場合は変わらないが停車駅の場合根本的に違います・・・。 私鉄は駅構内に入る事典でおおむね50km以下だが、JR(西日本以外)はそれ以上・・・。確かに駅構内に入る際の制限速度はない方が早くなるが一方でオーバーランの原因(誤通過)やホームにいる人への安全上・・・です。 もちろんATSも同様です。関西の私鉄が20年(もっと以前かも?)前からしているATSと今西日本が工事で取り付けているATSがほぼ同レベル。JRのは赤信号に対してのみ非常ブレーキがかかるもの。私鉄のは、黄色(注意)などでもそれぞれの設定速度以上ならブレーキがかかるもの。(もちろんJR・私鉄ともこれ以外のATSのシステムを使っているところもあります。)。 もちろん最近の保線などの工事の見張りなども・・・。 事故後もいろんなところでいろんな事件がありますね。線路が破断していたり、変形し盛り上がっていたり・トンネル・高架橋が・・・・。 時間・お金・・・はほかでも始末できるが安全は始末できない。何よりも重要である・・・・。 公共交通機関として収益を上げることも大切だが安全が何よりも大切・・・。 107名の帰らぬ人・500名を越える心身にダメージを受けた人。そしてその周囲の人々・・・。 その人たちの思い・・・。 今度こそ再発しないように・・・。そんな思いを持ちながら過ごしていました。 最後に・・・亡くなられた方の御冥福を・・・。心身にダメージを受けた方々の御回復を・・・。 2005年6月18日の日記に事故後の現場を訪れ時のことを書いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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