時空の旅わくわく日記

2005/06/12(日)23:38

アジアを歩くコツ、パキスタン北西辺境州にて

地球を歩くコツ(1807)

 3月17日(続き)  彼らは、パシュトン人。  パキスタン-アフガニスタン国境の両側に住んでいる民族です。  独立心旺盛の民族で、一人一人が武器を携えています。  パキスタンにもアフガニスタンにも属さないパシュトニスタンという名の国を作ることが彼らの目標のようです。  友人から預かってきた時計やラジオを、お父さん(カーン)に渡します。  お母さんと妹がいるはずですが、顔を出しません。  結局この二人には、4泊の滞在中会うことはありませんでした。  夜になると、村の人が集まってきます。  人が部屋に入って来るたびに、アッサラームアレコムの挨拶がどこそことなくささやかれます。  部屋の中には、30人は居ます。  私が日本から運んできたラジオにみんな聞き入っています。  時々、放送内容について激しい議論が繰り広げられます。  ラジオを聞いたり、議論をしたり、私に日本についていろいろ訪ねたりしながら夜が更けていきます。

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