サンドイッチ(カオチーパテ)屋台↑(2007年9月15日、ヴィエンチャン)
市場のパン売り場↑(2007年9月15日、ヴィエンチャン)
ラオスが抱える第3の問題点は、食料です。生産、流通、衛生の問題があります。
生産の面からみると、食料の量は潜在的には十分にあります。自然の恵みに恵まれていますので、食料が足りなくなることはありません。ただ、農産物の正確な生産量が把握されていませんので、国全体としての食料需給状況を把握できず、例えば主食である米不足の事態を事前に察知することが難しい。また、地域ごとの食料需給状況もわからないために、食料の偏在が生ずることがあります。近い将来人口が爆発的に増えることが想定され、自給自足的社会が崩壊することとなりますので、生産力の増強を今のうちに行っておく必要があります。
食料を流通の面からみると、流通は、道路等のインフラの未整備、流通そのものの未整備から、国内における食料の偏在が避けられません。また、価格情報が十分に伝わらないことが、食料の偏在に拍車をかけています。
食料を衛生の面からみると、基本的には自給的消費を行っていますので、それほど大きな問題とはなっていません。現状では、冷蔵施設や定温流通システムの必要性は低いかもしれませんが、将来流通が発達してくれば衛生は大きな問題となるでしょう。
ラオスが抱える第4の問題点は、開発援助の多くが、ラオスを食い物にしているという問題です。(続く)
【Bon appétit !】
According to the Global Hunger Index (2018), Laos ranks as the 36th hungriest nation in the world out of the list of the 52 nations with the worst hunger situation(s).
In 2019, the UN Special Rapporteur on extreme poverty and human rights conducted an official visit to Laos, and found that the country's top-down approach to economic growth and poverty alleviation(軽減)"is all too often counterproductive(逆効果), leading to impoverishment and jeopardizing the rights of the poor and marginalised.
(https://en.wikipedia.org/wiki/Laos)