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テーマ:鉄道(24986)
カテゴリ:鉄道
![]() ![]() ![]() 3枚の写真は、1968年8月に横川駅で撮影したED42 1、EF63 9、EF62 37です。 これらの機関車は、信越本線横川-軽井沢間の碓氷峠区間にある最大66.7‰の急こう配の難所を通過するために活躍した代表的な機関車です。碓氷峠区間は、明治時代から補助レール(ラックレール)に機関車の歯車を噛み合わせるアプト式が採用されていて、1960年台初頭まで、第三軌条方式、直流600Vの電気設備でアプト式機関車ED42 (1933年 - 1947年製造)が活躍していました。 アプト式を廃止して摩擦力によって走行する「粘着運転」化の方針に基づき、EF60をベースにして、碓氷峠区間専用の補助機関車で、牽引力・ブレーキ力に重点を置いた特殊形式のEF63が開発されました。碓氷峠を通過する全ての列車の横川方に連結する補機という特殊な運用と運転特性や安全性確保の観点から、数多くの独自かつ特殊な装備が搭載されたため、運転整備重量は108tで、EF60以降の新性能直流電気機関車では最大のものとなりました。 EF63とペアを組む本務機関車として、EF62が開発されました。EF62は、碓氷峠区間では、下り列車ではプッシュプル運転、上り列車では協調運転を行い、信越本線の前後区間を直通できる機関車として活躍しました。EF62の台車は、台車の軽量化が優先されたために、新性能直流電気機関車としては唯一となる3軸台車が採用されました。 【Bon appétit !】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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