心おぼへ

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• 大阪大千秋楽

  7：30に起床。昨夜は結局2：00近くになって眠った。早起きだったけど、電車の中は全部睡眠時間にしたせいかな？（笑）シャワー浴びて支度して、10：00集合！１Fエスカレーター前で待つこと1時間近く経った頃に「チーム草迷宮」の出勤。大井さんに「まだ、あと2時間もあるよ～」「大丈夫です。これからランチしますから～」と話したりね・・・八代さんには「おはようございます。今日もがんばってください」としか言えなかった・・・待ってて良かったのかな？そのあとも数人の方に御挨拶することができた。劇場のロビーで、さっき買ったマックをほおばっている八代さんの姿をガラス越しに見られたのはちょっと嬉しかったけど・・・「草迷宮」松下IMPホールって、トラムに比べて横幅が広い劇場だった。トラムでは真ん中に「鏡花」とあったのを、下手と上手に分かれてしまっている。なんだか間延びした感じ～友達が言ってたけど、一番端っこの席は正面向くと、舞台ではなく、スピーカーでもなく、「花」って文字の貼ってある壁っておかしいよ！って激怒してた。今日の席はG列のサブセンター通路寄り。A～Fまではフラットな席で、通路を挟んでG列になり1段上がるため見やすい・・・でもなんか、舞台との距離が遠いというか疎外感を感じる。こんな席でもオペラグラスが欲しいと思った。お楽しみの日ネタは・・・婆「お布団干したから、ふかふか・・・」と寝る。爺「これは、御坊さまの布団だよっ！」と頭をペカッと叩く。婆「なんだよぉ～結構痛かったじゃないかぁ。もう、ずれちゃったじゃないか」と鬘を直す。爺「おやすみなさい・・・」と寝るZzzz・・・婆「2人でボケてどうするんじゃよ～」爺「いや～夫婦なんだからいいじゃないか」婆「そんなこと言ったって、とっくに愛は冷めてるんだよ！」爺「えぇぇ～～～最後の日にそんなこと言わなくたって・・・」・・・と蝋燭の火を消していきました。客席大爆笑！！さすがに同期だね？気の合ったアドリブ。マチ・ソワ間はお茶しようとのお誘いがあったんだけど、見知らぬ人と一緒に気を遣いながらは嫌だったので、Hちゃんと別行動。「吉原」後に合流するRちゃんを待ちながらプロントへ。リリパのわかぎさんと御主人が食事していた。コングさんも一緒に「草」観ていたし、物販までしてくれていた。相変わらず良い人だぁ～Rちゃんが来て、お茶してソワレへ・・・物販は勿論「草迷宮」チーム八代さんのお猪口にサインの計画は脆くも崩れ去った・・・そもそもお猪口が売り切れてた。「セットなら・・・」この商売上手がっ！落ち込みはどん底に近いくらいまで落ちた・・・「日本橋」最後なんで何でもアリ？溝口さんと雷象さんが酔っ払い客で出てくる場面に、どさくさに紛れて桂さんが乱入してるぅぅぅ～～～～！！似合ってるし、馴染んでる・・・最後に役者紹介は、雷象さんが加納さんに「汚い顔だね～」と言われながら「飴屋に酔っ払いでしょ、消防夫、蛆とお雛様・・・と草迷宮」と自分の役を一つ一つ振り返るように話されてた。そんな姿を観ていて、好きなお酒も飲みに行かずに公演後はまっすぐに帰り物販に出る余裕さえなく役作りをした自分に満足されたのかなぁ？って思ったら、私の目頭の方が熱くなった。今回の公演はあなたにMVPを差し上げたいな。ソワ後も皆さんはなんばの方にうどんを食べに行くというが、私たちはRちゃんを送って駅の方へ・・・そして別れた後に昨日の居酒屋へ。本当はRちゃんも行きたかったんだけど、電車の時間があるからね。いつになるかわからないけど、いつかきっと・・・昨日同様、役者さんたちよりも先に打ち上げしました。皆はバラシです。何時になることか・・・できることは全部やったつもりです。自分の中でも満足なはずです。でも、何故寂しさだけが残るんでしょう？大阪に来なければ後悔する。そのためにも大阪に来て、まつりは終わりました。本当にまつりの後の寂しさみたいに、心に穴が開いたようです。贔屓として、今後自分に何ができるか？何をしたら良いのか、考える宿題がでたように思います。来春までの。0：30頃に友達からメールがきました。無事に23：50頃に搬出終了。これから打ち上げ。明日の新幹線は7時台。早く、心置きなく美味しいお酒が飲めると良いね。まつり終了。冬眠に入ります。みなさんありがとう。ほんとうにありがとう。

  2005年10月23日

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• 名古屋経由、大阪行き

  朝、まだ暗い5：00に起床。一時間で準備するつもりが、頭が働かず家を出たのが6：20．小雨の降る中、車を飛ばし駅へ。一番安い駐車場はまだ空いている。おじさんが誘導してくれたが「はい、1日5億円ね～」とオヤジギャグ。「明後日かえってきまぁ～す」と笑顔で出発。勿論、電車の中は睡眠時間。1時間ちょっとで東京。9：13発ののぞみで名古屋へ・・・なんか懐かしいぞ～8月に来たばかりだけど・・・（笑）でも、なんか名古屋の街って好きなのよね～栄の地下で軽食を購入し、中日劇場へ。OINARIの時はそんなに思わなかったけど（2回とも最前列だったせいか？）舞台が低くて、幅が狭い。オケピで3～4列つぶれてるけど11列目にしてオペラグラス使わなくても表情、目の動きまで見えるよ～今日のアマデはともよちゃん。東京公演から数ヶ月経っても、相変わらず山口さんは遊ぶ遊ぶ。トイレのシーンは「をいをい！」って突っ込みを入れたくなるほど・・・大塚ちひろちゃんのコンスタンツェは、思ってたよりも気の強さが出ていた。歌は少し荒削りな感じがしたけど、力強くて感情豊かな印象。SHIROHの時のようにもしかしたら、本当に泣いてるところもあったんじゃないかと思った。アッキーとはお似合いですぅ～一路さんのヴァルトシュテッテン男爵夫人も、思ってたほどウザくなかった。多分スタジオ録音版のCDを聞いてたせいかな？案外アリかも？でした。でも、今までの3人の中で一番衣装のドレスが豪華に見えたのは、私だけ？終演後にソワレを観る友人が来ないかと思い、アッキーの出待ちに参加。思い出のエレベーター前です。16：00を過ぎても来なそうなので、名古屋より再び新幹線で大阪へ。本当は天むすが食べたかったんだけど、売り切れちゃってたぁ～（T_T)18：00過ぎに大阪到着。「弥生」の時に乗ったとおりだったので、意外に迷わずに電車に乗れた。ただし、ホテルへの道を間違えて、電話で聞きながらたどり着いた。かなぁ～～～り、妖しい立地のホテル。勿論ビジネスホテルだし、駅から近いんだけど・・・チェックインしてしばらく休んだら、劇場のあるIMPへ。終演後の友達と合流した。今日は皆さん、出てくるのが早い。Hちゃんはご贔屓さんと話ができて、立ち直った様子。良かったね。笑顔がもどったよ。私は・・・ロビーにいるのに、なかなか出てこない。後のほうから出てきたので少しだけ話した。「葡萄届きましたか？」「あ、ありがとう。皆に配って持って行ってもらったりしたよ」いったい、あなたの口には入ったんですか？お礼を催促してしまったかのような自分の言動に反省・・・目的を果たし、皆で移動。スタバでお茶・・・っていうので、あまりにも大人数だし空腹でもあったので食事がしたいと言って別行動に・・・3人で居酒屋へ。とにかく大阪初日のお祝いの乾杯がしたかった。というか、喉も渇いていたの。ビールに焼酎、程よくお腹も満たしながら、3人でお互いの贔屓役者の過去の作品の話や、贔屓への想いや、贔屓になった経緯なんかも話した。このメンバーならば、意外にも悩んでることなんかも正直に、ありのままに吐露することができた。なかなか簡単には会えないメンバーなだけに機会は少ないけどね・・・Hちゃんの終電に合わせてお開きにしたが、明日の朝も「おはようございます」だけを言うために、早起きしようと話して別れた。明日はまつりの終り。物販でお猪口を買って、その場でサイン頂けたらなぁ～今年最後の花組を楽しみます。

  2005年10月22日

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• 「日本橋」千秋楽

  昨夜のホテルでのできごと・・・一人で「草迷宮」の打ち上げにお酒を飲んだ。少し暑かったので窓を細めに開けたまま、ブラインドを下ろして寝た。朝方4時頃に外で叫ぶ男の声。「早く行けよ！」「うろついてるんじゃねーよ！」などの暴言の数々。誰に叫んでいるのかさえわからない。下の公園から聞こえてくる感じ。目の前には首都高が走ってるけど、そんなのは全然静か。仕方なく窓を閉めて再び眠りについた。しばらくうとうとした頃、外がうっすら明るくなってきただろうか・・・隣の部屋あたりかな？洗面所かトイレかで男性の嘔気、嘔吐の声で目覚めた。朝方にそんなに吐くほどの何があったの？しばらくその声が聞こえたが、いつ止んだのか確認できないまま、また眠ってしまったらしい。そのせいだろうか？不吉な夢を見た・・・昨夜、終演後に会わずにホテルに帰ってきてしまったせいか？話ができなかったせいなのか、八代さんが出てきた。きっと心の底では、初日みたいに私の顔をみるなり「差し入れありがとう」の言葉を待っていたんだろうな・・・見た夢は真逆。劇場前で待っている私。出てきた八代さん。誰かに話しかけられている。笑顔で話す2人。その人との話が終ったら・・・と側で待つ。話が終わり、挨拶をして別れたので駆け寄ろうとしたが、全然こっちを見ずに行ってしまう。「八代さん！」と呼んだかどうか・・・覚えていない。千秋楽の朝には不吉すぎる夢。嫌な夢を見た・・・ホテルをチェックアウトし、荷物をコインロッカーに預けてから、とうきゅうのカフェで軽く朝食。ここなら皆の入りが見られる・・・との目論み。流石に早いのは「日本橋」チーム。10：30頃から続々と大阪行きの大きな荷物を持っての出勤。雷象さんを確認したときには、つい熱い視線と「こっち向いてぇ～」の念を送ってしまった（＾＾；それが届いたのか、こちらを向いてくれたので手を振ったら、わかってくれて笑顔で手を振り返してくれた（*＾＾*）そう、いつものあの優しい笑顔でね。あの笑顔のお陰で、今朝の騒音も不吉な夢も一気に吹き飛んだ気がした。友達と合流してランチをし、Yちゃんを待って劇場へ・・・初、花組本公演のYちゃん・・・ハナオフとかホンヨミとかは行ってるのに、何故？（笑）今日の物販はチーム草迷宮の面々。今日の八代さんは、ゴクネコ楽日の紫のジャージだった。お話をする気になればできたのかもしれないけど、今日もやや引っ込み思案気味。写真のチェックしたり、友達を紹介したりして見つめるだけの私。「日本橋」は千秋楽だからと言って、遊ぶところのない作品。今日も清葉よりもお孝に、いや赤熊の気持ちになったところもあった気がする。終盤にさしかかるにつれ、だんだんと寂しい気持ちになってきた。舞台を観なくちゃ、見届けなくちゃいけないのに涙が溢れてきて良く見えなくなっちゃう・・・最後の役者紹介の時は、目の前にりっきぃがいたので、ちょっと嬉しかった。トラムを出たのは15時頃だったろうか、Yちゃんと一緒にまっすぐに帰った。Yちゃんの感想は「ハナオフとかで観てたのと、あまり変らない。やっぱり座長さまは所作がきれいだね～」とのこと。でも楽しんでもらえたと信じている。「楽日にこんなに早く帰るなんて、かんがえられないよね？」と言いながらYちゃんと花組談議に花を咲かせながら、帰りの電車はあっという間に時間が過ぎた。週末には大阪が待っている。大阪では話ができるのだろうか？それはわからない・・・でも、大阪が終らなければ、私のまつりも終らない・・・

  2005年10月19日

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• 「日本橋」追加分＆「草迷宮」千秋楽

  10日ぶりの鏡花まつり。誘惑には負けずに、今日が3回目の観劇になった。「日本橋」今日はシアテの収録日とあって、気合いの入りようが違う感じ。りっきぃも座長も・・・座長は台詞をしっかりと言っていた気がしたし、見得を切る感じが多かった。その気合いの入りようで、今日はお孝に泣かされた。ラストにかけての狂ってしまうシーンは見応えがあった。赤熊のどうにもならない恋慕も、巡査の心配りも・・・そして、巡礼に出るべく旅立ちの時の凛とした表情、最後の繋いだ手が切なく離れていく・・・お孝を断ち切る晋三、その心が痛むのか汗とも涙とも言えないもの・・・お孝の手にかかり、果てる赤熊の幸せ。晋三の胸に抱かれ息絶えるお孝。すべてが切なく、その人々すべての空気が涙を誘った。ネットでの直前予約にも関わらず、C列の下手。しっかり堪能させていただきました。「草迷宮」千秋楽まるで、ハプニング大賞？っていうくらい楽日にして続出。皆が「何かやってやろう」と目論んでるのが裏目に出ているのか・・・小次郎法師が襖を開けようとするのを止めるのに、婆が人形を投げるところは人形が2体絡まっちゃって投げられず、結局2体投げてしまった。その間小次郎法師は、ずっと開かない芝居を続けていた。（笑）小次郎法師を縛っている荒縄は、途中でとれてしまってまるで役にたってない。蝋燭を消す時には、宰八が消したところがまた付いてしまって「あら？」とか言っちゃうし。いつもの布団を運んでくるところでは「ちょっと離しておきますね、こんくらい離しておけばイヤらしくないでしょ」から始まり「お布団干したからふかふか・・・ZZZZ・・・」と寝てしまったのを起こさないと思ったら、宰八が「こんなところに油性のマジックがね・・・」と婆の額に落書きしてました。されてる婆も寝たふりしながら、クスクス笑ってるんだもの～あとは、いつものオルガン弾きは真っ白なメイクなのに、今日に限っては婆と同じメイク！！シミの場所まで一緒なの・・・これって婆にしてもらったのかな？メイク。2人並んで鏡前であのメイクしてる姿を想像すると、可笑しくて仕方ないよぉ～本当に仲良しさんなんだからぁ～ある意味嫉妬するわ・・・今日は東京千秋楽なので、恒例の役者紹介。最前列の私の前には大猫の水下さんがっ！！「こわい～～」と言ってたら「にゃぁ～」ってしてくれた（＾-＾）女童たちがとにかく怖い・・・面を取ってくれるのだけど、皆素顔にあの衣装、鬘・・・素顔も怖いけど、りっきぃなんか白塗りしてるんだもの～しかも自分の顔よりかなり小さめに（爆）これもかえって怖いぃ～～～横道さんのヘビ、じゅねさまのトカゲ・・・トカゲはじゅねさまだったのかぁ～明日の「日本橋」が残っているとはいえ、まつりの終わりが近いことを痛感する。今回は悔いが残らずに終えられるのだろうか・・・さあ、明日はどんなだろう～？

  2005年10月18日

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• 「鏡花まつり」2日目

  昨夜は結局チーム草迷宮のDVDを見てしまい、寝たのが3時近くになってしまった（＾＾；おかげで（？）今朝は寝坊・・・昨日と同じ電車で行こうかと思っていたのに、7時に目覚しをかけたはずなのに起きたのは8：40・・・えぇぇ～～～～！！なにこれっ？こうなると何から手をつけたら良いのかわからなく、パニックに陥る。え～と、昨日の電車より1時間遅いのに乗ったら・・・ということは何時に家を出れば良いの・・・？と時間の整理をしてから支度をする。どうにか昨日よりも1本遅い電車に乗ることができ、三茶へ向かった。運良く電車内でも座ることができ、当然襲ってくるのは睡魔・・・気がつけば３つ手前あたりの駅で覚醒した。渋谷で乗り換え・・・昨日よりもスムーズ。・・・と思いきや、ホームで友達にメールをしている時に誰かが私の肩を叩く・・・誰？と振り返っても知る人はいない。すると、一人のちょっとくたびれた男性に声をかけられる。私を良く見かける誰かと間違えているらしいので、別人だと告げるが話をやめない。挙句に名刺までくれるし、私の電話番号やアドレスまで知りたがる。「あなたのような古風な感じの方が・・・」と言われてもね～だいたい、誰かと勘違いしてるんでしょ？そもそも私が古風かどうかなんて知らんでしょうがっ？「友達と待ち合わせているので・・・」と逃げたよぉ～この年になって、しかもオッサンにナンパされるとは思わなかった（＾＾；おそるべしオッサン。さて、本日も三茶の周りはお祭りらしい。雨が降りしきる中、お神輿が出ていた。本当に「まつり」だね？なんかいい感じだなぁ～今日の「鏡花まつり」は「日本橋」から・・・ロビーでは昨日と同じく八代さんと大井さんの物販。加えて、森川さんが一緒に物販していたのには、ちょっと嬉しかった。ちらっと八代さんに目礼だけで御挨拶し、劇場の中へ入った。今日の席はセンターの下手寄り。通路を通る時はちょっとドキドキしたけど、しっかり観てしまった（＾＾）2度目のため、すーっとあの世界に入り込めた。今日は昨日よりも清葉にもお孝にも感情移入ができた。清葉が植木屋甚平にいろいろと語るシーンが好き。誰にも語ることのできない話を、ふいに吐露したくなってしまうようなお爺さんなんだろうな・・・その甚平さん、天秤棒を持ってクルクル回りながら転んでしまった・・・痛々し～と思っていたら、葛木さんまで巡礼から帰ってくるところで舞台に上がりきれずに階段でこけた・・・「痛いじゃないかっ！」とアドリブにしてたけど、相当痛かっただろうなぁ～痣になってるよ、絶対（>_

  2005年10月09日

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• 花組芝居本公演「鏡花まつり」　in　シアタートラム

  いよいよ始まりました。花組芝居の本公演「鏡花まつり」「日本橋」と「草迷宮」の2本立て・・・「草迷宮」は以前の作品をビデオで拝見しましたが、「日本橋」は初めて。原作本を読んでも、いまひとつピンとこない・・・ましてや1日に2作品なんてどうやってやるんだろう？って思うでしょ？まずはマチネの「草迷宮」劇場に入って、まず目にしたものは破れた障子が薄暗い蝋燭の灯りに照らされた舞台・・・それだけで妖しい、お化け屋敷にでも迷い込んだのかと思った。原作を読んでも、頭の上に「？？？」って感じなのに、どうしてこんな風に舞台に表現できるのだろうかと、加納さんの頭の中は不思議でいっぱい。八代さんの茶店の婆は、本当の婆のようだ。妙にて手足が綺麗だけどね。少しパーキンソンの入った感じに、手や顔を震わせて見せる。しかし、小次郎法師とすれ違った娘を演じる時は、婆のまま娘の台詞を言うが娘に見えてくる。それだけでも素晴らしいと思うのに、初日にもかかわらず台詞はスムーズ、化粧の緻密さったら、年寄りの顔のシミまで数個描く細かさ、そしてアドリブまで満載！夫婦役の爺さんの大井さんとのコンビネーションも抜群！ここはゴクネコからのチームワークか？はたまた同期のあうんの呼吸か？大井さんのいままでの綺麗どころの役からは想像を絶する爺さんぶり・・・桂さんの小次郎法師は前作と同じだが、貫禄が出てきた。修行僧らしくない気もしなくはないが、魔物にビビる姿はどうしてこんなに似合うのだろう・・・？前作は北沢さんが演じた葉越明を、今回は成長著しい松原綾央さんが演じる。「いろは～」あたりからだろうか、毎回何かしら印象を深める演技を見せてくれる。毎回がんばっていて、少しづつ少しづつ前進し、成長している姿がうかがえる。それこそ贔屓目ってやつなのかもしれないが・・・ウサギの顔の女童を演じた嶋倉さん・・・可愛い～～～～って言葉が似合います。台詞なんてないのに、仕草が可愛いんです。とにかく可愛い。あの耳サイコーに似合ってました。菖蒲を演じた山下さんは美しいの一言に尽きる。明に対するささやかな恋心だったり、身内としての情だったり・・・その切なさやいとおしさがひしひしと伝わってくる。手毬をつく舞の美しさは言いようのないもの。私はこの人に関して言うならば、立ち役も凛々しくて素敵だが、ギャップの激しい（？）美しい女形が好きです。「日本橋」まさか、「草迷宮」でのセットをそのまま使われるなんて考えてもいなかった。破れた障子はきれいな障子にはめなおされ、雑草が取り払われ、橋が赤く塗られ蝋燭がなくなり、暖簾がさざえと蛤になっていた。まるで間違いさがしのようね・・・？（笑）冒頭から花組芝居女形対決！！って感じの２大女優（？）競演！！って感じ。でもね、私の中ではじゅねさまに軍配が上がる感じかな？っていうか、じゅねさまの女形が大好きなの。「夜叉ヶ池」の百合や「婦系図」のお蔦のような、いじらしく耐える女を演じさせたら右に出るものはいないだろう。いろんなしがらみを抱えて、でも健気にそして凛と生きている。今回はじゅねさまから目が離せない。加納さんのお孝は、気の強い本当の姐御肌なのだろうが、その分こころの脆い女なのだろう。本当に愛した葛木が巡礼の旅に出てしまってからの狂乱ぶりは、胸が熱くなる思いで観てしまう。最後は葛木の腕の中で死ねて、彼女は幸せだったのかな？葛木を演じる各務さんは、本当に二枚目だ。生粋の二枚目・・・しかもボンボン。なんかこの手の類のまっすぐな男を演じられるのは、いまの花組芝居には彼しかいないのだろう。でも、このキリッとした各務さんと普段の素の各務さんのギャップが素敵です～素の彼はあまりにも人懐っこい笑顔が素敵なのに、舞台ではキリリと変貌する。今の私の癒し系です（＾＾；ソワレが開場になり、ロビーに入ったら、めぐちゃんと八代さんの物販。そりゃあもう、自分の身の置き所がなくてアタフタしちゃいましたよぉ～友達の影に隠れたって、隠れてないってばっ！！友達に促されてグッズを買いに行ったら、ちゃんと八代さんが手渡ししてくれたのぉ～うれしかったぁ～帰りにお逢いしたときは、顔を見てすぐに「お花ありがとうございます」って言ってくれた。邪魔を承知で贈ったんだけど、喜んでもらえてよかったです。昨日の待機で１：30に帰宅し、3：00に就寝。7：00起床の私には、今日は辛かったけどこれでまた明日からの活力になる。明日も早起き・・・がんばろう！！

  2005年10月08日

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• 「吉原御免状」3回目にしてラスト

  これで3回目。今日は「吉原」初見の友達と一緒。友達は、日比谷でのマチネ観劇があるので一足先に電車で出発。私は昼すぎに追いかけるように、車で出発。青山で待ち合わせ。ちょっとのんびり出発しちゃった感じで、焦ったけどどうにか到着。今日は思わぬ場所で渋滞してました。ジャンクションとかではなくて、その前だったり一般道だったり・・・本当は青山で駐車場に入れたら、近くの大きな花屋さんでお花の注文しようかと考えていたんだけど、時間がなくてできなかったわ～（＾＾；17：00過ぎに友達と会って、軽くサンドイッチでお腹を満たしてから劇場へ。今回は今までで一番前のC列上手で拝見。オペラグラスがなくても表情までしっかり見えます。役者の等身大の大きさが把握できる距離ね・・・はじめに観たときよりも、やっぱりちょっと進化（？）してる感じがあって、笑いも少し出てきたかな？それは、わざとらしくではなくて、なんとな～～く雰囲気でじわ～っと出てくる観客の笑いって感じ？今までの「ココで笑わす」的なわざとらしい笑いではなかったな～相変わらずおひょいさんの台詞はカミカミで、今日は最初からグズグズになってた。今日の上手は、前回まで見えなかったところが見えたのでちょっと楽しかった。勝山臨終のシーンの誠一郎の表情や、回り舞台の後ろの方の芝居とか・・・今回思ったのは、義仙のとことん悪人なところや残酷な人間を表現することによって最後のシーンで、満開の桜の木の下に凛と立っている勝山の美しさ、儚さが際立つものなんだと感じた。そして今日の誠一郎の殺陣は良く、後半になるに連れてキレが良かったように思えた。私ってば、回を重ねるごとに泣いてる・・・ロビーでは「はるか17」に出演されていた佐藤二朗さんという役者さんを見つけてしまった。新感線は初めてだとか、昨日は深沢さんのミュージカルを観てきたなどとお話していた。終演後は友達が以前行きたいと言っていたお店へ。南青山の和食のお店。お腹は空くし、でも待たされるし、ラストオーダーまで時間はないし・・・でも、案内されてから速攻いろんなものオーダーして、がっつり食べちゃいました。ゆっくりとはいかなかったけど、食事の美味しさに満足満足。7品と飲み物2杯で一人￥5000と、お手ごろ価格。田舎じゃ、こんなにオシャレで美味しいお店ってないのよね～それ考えると、青山で素敵な雰囲気で楽しく食事して、このお値段は安いよね？しかも今観てきた芝居の話をしながら・・・なんて、贅沢な時間なのかもしれない。さて・・・友達はこれで暫くは好きな役者さんの舞台がないと言っていたけど、私は明日から鏡花モードに切り替えです。10月は鏡花祭りだよ～～～ん♪

  2005年09月30日

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• メディア

  観劇とは言っても、DVDの録画されたものなんだけどね・・・少し前にスカパーで放送された、蜷川演出の「メディア」を録画したものを友達に借りた。時間があったので観てみようかとDVDをつけた。つめたそ～な水の中での演技って、集中できなくないのかしらね？実は、まだ半分も観ていないんだけど、疲れちゃうのよ～観ていることにではなくて、この作品に・・・主演の大竹しのぶさんは一生懸命なんだけど、演出のせいか？力が入っててなが～～～～い台詞を言うのに、ず～～～～～～～～～っとこめかみと首筋に血管が浮き出てて、いつ切れるんじゃないかとハラハラしちゃうんだよね～こっちが芝居に集中できないの～先日お見かけした、生瀬さんの芝居を観てみたくて借りたんだけど生瀬さんが出てくる前に挫折しそう・・・

  2005年09月29日

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• 吉原御免状　2回目

  2回目の「吉原御免状」です。初回よりも、流石に遊びが増えていました。そうよね～いくら笑いのない作品だと言ってもその中で遊ばないはずがない・・・つっつんが笑っちゃうくらいのアドリブを、おひょいさんまでがやってました。でも、不思議とじゅんさんや右近さんは遊ばない・・・今日は、粟根さんが劇中劇でのチンピラの時に、ソバージュの髪をくるくる指に巻いてて、絡まってる演技してるのがツボって周りの誰も笑わないところで笑っちゃいました。しかし、2回目になると自分に余裕が出てくるのか、いろんな場面が見えてくるものですね。感情移入もできて、今回は勝山臨終のシーンや、誠一郎を支えようとする高尾の台詞にホロリときちゃいました（＾＾；ラストの高尾の「泣きなんし・・・」この台詞にやられちゃいましたね～私が泣いてどうするんじゃい！！でもね、殺陣は相変わらず綺麗という言葉が似合ってました。特に堤さんの立ち回りは軽やかで、シャープで素敵でした。その分、すこ～し新太さんの息切れが目立っちゃったかな？前回よりも通路分と2列前で観たり、オペラグラスを使った分とても近くに感じたし、良く観えた。下手を2回観たので、次回の上手での印象がどうなるのか楽しみ。そして、今日の眼福ありがとうございました・・・って感じだった出来事。剛つんと斗真が一緒に観に来ていたこと。キャップをかぶって、黒のTシャツ着てた。M列19・20番に座っていた。開演直前に気付いたよぉぉぉ～～～～休憩後は流石に、始まってすぐに着席してたけど、ラストとカテコは皆と一緒にスタオベしてたよ～～～～ん！！その後ろには古田敦也夫人の中井美穂さんと生瀬勝久さんが隣同士でいらしてたし、ロビーでは高嶋政宏さんにお逢いしました。今日は芸能人特集のような日でした。流石に新感線の舞台は、観劇する人も豪華絢爛ですなぁ～なんだか、豪華な人たちの熱に浮かされて、借りてたオペラグラスを返すの忘れて劇場を出そうになっちゃったぁ～（＾＾；

  2005年09月23日

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• 吉原御免状　ＩＮ　青山劇場

  劇団☆新感線の「吉原御免状」を拝見。本当は、月末に拝見する予定だったのだが、少し早めにチケット入手し拝見した。何故なら・・・どうしても1回では話を把握することができなかったり楽しむほどまでの域に達することができないから・・・しかも今回は、友人から「新感線初見の人にはお勧めできないな」っていうくらい大人な芝居だから・・・マチネのみのため、いつもよりも早起きして出発した。電車の中は勿論睡眠を貪る場となった。そして私の嫌いな渋谷だ。田舎もんには出口がわかりづらいのよね～蒸し暑い中、迷わずに青山劇場まではたどりついたけど、時間が早いので近くでランチした。そしたら、最近の胃の調子が悪いのが再発・・・食事後に気分が優れなかったが、どうにか我慢して観劇。Ｙさんに聞いていたように、本当に笑いやおちゃらけのない舞台。劇団創設20周年を本当に意識してかの、シリアスな芝居だった。つっつんは、今年はじめの「将門」よりも魅力的な誠一郎を演じた。なんと言っても色っぽい。細身の身体なのに、骨太な印象とスマートな殺陣をこれでもかと見せ付けてくれる。そして、段々と「優しさは悪」の意味がわかってくるにつれ、その怒りさえ伝わってくる。それと対峙する古田さんの義仙・・・2人の殺陣は芸術のように素晴らしい。とことん悪な義仙を演じる古田さんは、また違った色気を感じさせる。私は益々、この人に惹かれていく・・・勝山太夫を演じる松雪泰子は美しい。誠一郎を慕う女心が、切な過ぎる。身のこなしも、がんばっているな～と関心させられる。もう一人の太夫、高尾を演じる京野ことみもがんばっていた。声を張っての台詞回しは、誰かに似ていたのだが思い出せない・・・誠一郎の夢に自分が出てはこないことを知った時、その夢を見るときの膝枕になってあげようと決心した彼女のいじらしさ、夢を支えようとする女の芯の強さには、思わず目頭が熱くなった。今回はじゅんさんでさえも、本領発揮する場面が少なくて不利な感じ。唯一遊びを入れているのは、聖子さんと善ちゃんだけ。この2人はカテコでも妙な踊りで盛り上げていた。なんと言っても、今までの新感線とは違って笑いを一切封じたシリアスな作品になっている。そのうえ、いろんな場面で色気を強調していると感じた。勿論女の色気、そして男性の持つ色気、殺陣や台詞、仕草での色気を思う存分にちりばめられた作品だ。いのうえさんが目指した通り「大人な新感線」になっているのは間違いない。また次回拝見するのが楽しみだ・・・観劇が終って外に出たら大雨だった。暫く雨宿りをして、帰ってきた。暫くは、この余韻に浸っていきたい・・・

  2005年09月11日

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• AAF戯曲賞ドラマリーディング　in　名古屋

  行って来ました！花組芝居の贔屓になって、初めての八代さん単独の外部公演。名古屋でのリーディング。前日から時刻表とにらめっこして、絶対に遅れないように、ちゃんと用事は済まさなくては・・・と思いつつ早め早めの行動ができ（これもテンションが上がってたせいか？）東京発12：50ののぞみに乗れました。約２年ぶりの名古屋に降り立って、友達に出迎えてもらいました。知り合い2人とも会い、少し話しをしたけどすぐに別れ、職場の人に頼まれてたお土産を買いに行った。中日劇場へ１０月の「モーツァルト！」のチケットを引き換えに行き、当日券発売の時間までお茶する。17：00からの当日券発売。開場になって結構早めに入れたので、良い位置に席を取れた。舞台正面の2段ほど上がった席。舞台上からも見えるであろう感じの席。リーディングは花組芝居のホンヨミのような椅子の使い方をしたり、一人で何役もの読みをしたりと、初めてではない私にはそれほど違和感はなかった。ただ、原作を読んでいないためか誰が誰の役なのか、話の中の話・・・言葉が幾重にも重なっていく不思議さに戸惑いました。理解には苦しんだけど、八代さんの魅力には事欠かない舞台でした。終演後のアフターパフォーマンストークでの脚本家、演出家、役者などの話を聞くことによって、また違った印象も受けた。ようするに、リーディングというジャンルが確立されていないため、その意味や価値というものは観客に委ねられるという意見も聞かれた。役者側からも「楽しんでもらえればそれで良い」という意見が聞かれたし、私的には土田氏が言うように、「リーディングとは戯曲を紹介するもの」という観念はない。昨年の芝居を拝見していない私は、この作品をリーディングとして聞いて原作にも興味を抱いたし、芝居としても拝見してみたいという衝動に駆られた。以前に芝居としてのこの作品を観て、原作を読んでみたいとか、リーディングでの新たなる発見ができたり「そうきたか？」「こんな風にかわるものなのか？」そんな風に思うことが大切であり、価値なのではないか？八代さんに関しては、全てが魅力的に出来上がっていた。男性であり、戯曲のなかでは女性も演じている。メイクもなしでやっている、そのギャップがまた楽しめた。流石に女優さんを後ろからギュって抱きしめるシーンは胸が痛かった。でも、御本人が「現代ものに対して飢えていたのかもしれない」と言うように、私も飢えていたのかもしれない。だからこそ、もっともっと外部に出演して欲しいとさえ思った。そうした活躍が、贔屓を楽しませてくれるというもの・・・友達に駅まで送ってもらって、無事に21：10ののぞみに乗り帰路に着いた。自宅に着いたのは25：10．目じりが下がりっぱなしの名古屋日帰りは終った。でも、楽しかった～花組芝居以外での八代さんを、カッコかわいいとも感じたし、素の姿も垣間見られた。日頃の憂さ晴らしには有り余る気分転換だと思った。今日一日はとても幸せで、楽しかった。そして、初めて八代さんに声をかけてお話した名古屋という街が益々好きになった。今日付き合ってくれたＲちゃん、ありがとう。折角カメラにフィルム入れてくれたのに、役に立たなくてごめんね。

  2005年08月28日

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• プロデューサーズ

  青山劇場にて「プロデューサーズ」を拝見。初日から10日。いのっちの声はすでに嗄れていた。でも、思ったことは・・・ジャニーズの舞台と侮ることなかれ・・・？いのっちに関して言えば、ストレートプレイしか見てない私はミュージカルができるのかちょっと心配だった。でも、声も良く通るし、踊れる。カツゼツは良い・・・やはりストプレでの経験が生かされているのだろうか？良い感じだと思った。それに引き換え、やはりストプレならば通用するだろう博さんは歌に不安を抱えている。声量の問題・・・台詞には不安はないのだが、歌になると流石に声が篭ってしまったり聞こえなくなってしまう・・・他の出演者の話をすれば、岡さんの歌と踊り、仕草に釘付けな感じだ。私たちよりも神経の数が多いのかと思われるくらいの仕草。指先までしっかりと行き届いてて素晴らしいの一言だぁ～マチネ観劇のあとは、新宿に出てタカシマヤでお買い物＆食事。八代さんの誕生日のプレゼントを友達と一緒に見立ててもらった。ELLEの白のインナーと紺地に白のストライプの長袖シャツ。秋もののわりには格安で入手できました。本当はゴルチエのシャツが良かったんだけど、流石に￥30000は高すぎるでしょ？あまり負担になってもマズイよね？多分、そんなに高いシャツを買ってくれるなら、チケットを1枚でも増やして欲しいっていうだろうなぁ～って察したわ。タカシマヤでディナーして、帰ってきた。ゲキシネ見られなかったけど、収穫はあったからヨシとしようかしら？さて、明日は朝から眼科だわぁ～でも今週がんばれば週末には名古屋よっ！！

  2005年08月23日

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• 厳夏落語大会

  カテゴリ的には「観劇」ではないけど、花組関連のためこのくくりにしてみました。昨日からの2日間「厳夏落語大会」と称して、花組芝居の役者数名が落語を披露した。前回は「厳冬～」と題して、ロッジやしろでの開催だったが今回は東京の外苑前近辺のお店を借り切っての開催。友達2人と待ち合わせして行ったら、会場時間をかなり過ぎていたため最前列のお席になってしまいました。夏の開催とあって浴衣姿の人も多かったです。でもね、私が浴衣を含め着物を着ていかないのは、花組の役者の前でちゃんと着られずに着崩れてしまったり、それを自分で直せないのならば着ていかないほうがマシと思っているから・・・あれだけちゃんと、男性なのに美しく着こなす彼等の前では恥ずかしくて着られませんよぉ～それが私のポリシーです。さて、落語のお話ですが・・・水下アロハさんの「たがや」　　　途中で噺はすっ飛ぶし、本人も焦ってたでしょうが、水下さんらしい　　　ダイナミックな印象でした。アキバラ★ミートボーンさんの漫才　　　あきゅばんの突っ込みと綾ちんのボケ・・・まさに身体を張った 感じが、一番笑えました。　　　（涙が出るほどよ～）桂らんぷさんの「饅頭こわい」　　　汗だくになって話す桂さんは、少し日焼けしてましたね。　　　声のトーンを、ピアノからフォルテと変えていくあたりは　　　素敵でしたよ～柱米゜朝さん　　　ホンヨミで経験してましたが、ちょっと話し方にクセがありますね。　　　たま～に鼻につく感じです。カガカガミさんの恋愛パン　　　思ったよりも汗だくにならずに済みましたね？なんか他の人よりも　　　短かったような・・・？世田パブの時の浴衣と同じものを着て　　　いました。似合っているんだなぁ～これが。北沢ばろんさんの動物園　　　洋ちゃんの本領発揮？声の使い分けが素晴らしい！　　　そして、テンポも良い。　　　でも、もうそれ以上は痩せないでください・・・緒湖月海丑さんの皿屋敷　　　もう、これは文句なしの楽しさ。　　　良く動くのだが、その動きたるや悩ましすぎですよぉ～皆さん、短い期間のお稽古でしょうが素晴らしいものになっており楽しませて頂きました。運良く（？）最前のお席だったので、マニアックな見方をしてしまいましたが、皆さんの手の仕草がとても素敵でした。何故か単純に前へ出すだけの仕草でも、とても美しくしなやかな感じが好きだなぁ～特に加納さんは絶品。そして、今日の玉手箱・・・？八代さんがちょっとだけ観に来ていました。友達が気付き「あ！八代さんだっ！！」と言った瞬間から、私の背中が緊張し始めましたよぉ～最後までいなかったのでお話しはできませんでしたが、とても幸せな気分。帰りにりっきぃとお話ができ、ちょっとまったりとできました。やっぱりりっきぃは、癒し系だなぁ～～～熊谷に帰ってきたらお祭り・・・花火が上がっていた。水下さんの「たがや」を思い出しながら、から揚げを買って車へ・・・花火が終る前に車を出したけど、交通規制が多くて帰ってくるのに2時間かかってしまった・・・（＾＾；でもなんだかほっこりとした一日でした。芸達者な花組芝居の役者連・・・お疲れ様でした。そして、ありがとう。

  2005年08月20日

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• 「モーツァルト！」2回目。

  「モーツァルト！」2回目。今日も勿論、中川晃教バージョン。昨日の疲れが何故か残っている感じのする朝。病院からポケベルを持ってくるのを忘れたので、病院に寄ってから友人宅へ行こうと思ってたのに、そんな時間さえなくなっちゃった。そして、今日は友達の運転でお願いしちゃって、私は助手席・・・彼女、帝劇までなら大丈夫って言うしね。途中、丸ビルに寄って早ディナー。でも営業してる店が少ないので、結局「グリル満点星」でオムライスのプレート。でも、トロトロの卵が絶妙なオムライスでした。地下で小腹が減った時用にとパンを買うが、ココのパン屋さんは私の心をくすぐる種類のパンが多くて困っちゃった～どれも食べたい・・・開場時間ちょうど頃に劇場に移動。今日もありましたよ、山口さんの車が・・・地下駐車場のいつものあたりに。相変わらず、きれいな車だわ～大人な感じのレースのシートカバーが上品！今日の席はかぶりつきのC列32番。近っ！！なんと言っても、すべて肉眼で役者の表情が見える。前回は見えなかったものが見えるし、こそこそと台詞じゃないところでおしゃべりしてる言葉まで聞こえてくる。今日の指揮者の塩田さんがサイコーに素晴らしく、観客を煽るし、合わせて指揮を振っている。オケと舞台と観客の一体感を感じられましたよぉ～前回と違うキャストについては、賛否両論。ヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきさんは、久世さんよりもしなやかで伸びとハリのある歌声が良かった。決して久世さんが・・・ってわけじゃなくて、久世さんのはとても大人な広い心を持った男爵夫人って感じかな？コンスタンツェの木村佳乃さんは、最悪～～～まず、身長がヴォルフガングよりも高いってだけで、可愛さがない。でも、これはアッキーが小さいのだから仕方ないし、本人の努力でどうできるものでもないから良いとして・・・演技に関しては、前回「～将門」を拝見した時から好きではなかったけど、益々悪印象になってしまった気がする。ヴォルフガングが魔笛を書くためのアトリエで女性とキスしてるところを見てしまったシーンでの気の強いコンスタンツェの台詞は良かった。しかし、歌わせると声量がなく、ボイトレちゃんとしてるよね？って感じ～初演のCDの松たかこさんも、前回の西田ひかるさんも、伸びのある歌声を披露してくれているのに、今回は「あれ？マイクのレベル上がってる？」って言うくらい。マイク通してるはずなのに、全然聞こえない。「ダンスはやめられない」が最悪。歌えないのにフリを入れないでくださいよ～しかも自分の動きになってないから、まるで操り人形。お相撲さんの土俵入り？って感じのフリが滑稽。この人だけが学芸会レベル。本当は今月、もう一度観たかったんだけど、コンスタンツェがこの人のままなので見る気が起きない。今日、舞台以外で嬉しかったことがひとつ。幕間にロビーでDVDや次回公演の宣伝をしている中に「SHIROH」を発見！！すっごい懐かしい感じもしたけど、あの感動が蘇ってきて、涙が出そうになりました。絶対に買います！！予告映像を見てしまったせいか、圭吾さんの演技が部分的に「重ちゃん」になっている感じが・・・（笑）スポットが当たっていなくても、薄暗い舞台の端っこでも細かい演技をしている圭吾さんが素敵だった。これが役者だよね～友人曰く「FCに入らないのが不思議なくらいだよね～」と・・・本人も悩んでるんですからっ！あぁ～～～このままだと益々名古屋遠征が濃厚になってきたよぉ～名古屋・・・行っちゃうんだろうな・・・

  2005年08月06日

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• 「ハイ☆ライフ」

  新宿、シアターブラッツにて観劇。昨年に引き続き「ハナオフ」と題して、花組の役者のオフを利用してやる小さな芝居。小屋も、人数もすべてが小さくまとまっている。今回は座長の加納さんが演出。今日は友達のOさんのお誕生日観劇にこれを選んだ。Oさんは花組の贔屓でもなく、2回ほど本公演を私と一緒に観た人。でも、快く「いいよ」と言ってくれたので、この作品を拝見。もう一人の友達は「ホンヨミ」しか経験のない初心者。花組贔屓の友達と現地で集合。なかなか小さな劇場。７０席が限定か・・・？整理番号順に入場すると、加納さんが浴衣姿でお出迎え・・・「なんて贅沢なんだぁ～」と思いつつも、結構自由に席を選べる番号。後ろから3列目のセンターを選び、雑談しながら座長のウォッチング。そうこうしてたら、山下さんの姿を発見！サラサラロン毛を一つに結んで、キャップをかぶっての登場。一番後ろの席を確保。そのほかには、研修生の「子供その２」を演じた人・・・？昨夜の夢では、大井さんにお会いする予定でしたのに、山下さんでしたのね・・・？「他にも・・・」と淡い期待とは裏腹に、他にはどなたも・・・芝居は、最初は少し退屈しましたが、さすがに息の合った4人です。または、演出家の力量でしょうか？細かい台詞のカミカミなんかは、あの膨大な量の台詞を覚えただけで大目に見ちゃいますよ。なんといっても水下さんの台詞の量はハンパじゃないですからね・・・楽しませていただきました。原川さん（バグ）は相変わらずの雰囲気をお持ちで、すごんだら誰も勝てない・・・水下さん（ディック）は徐々に声のハリ感を上げていき、原川さんとはちがった怖さを表現してくれる。りっきぃ（ビリー）はどうして「イイ男」を演じさせたらハマるんでしょうか？一人芝居的なところの笑顔が素敵でした。綾ちん（ドニー）のオドオドした演技。「ゴクネコ」と正反対の気の弱い男はハマリ役なんですが、今までの綾ちんとは違って、骨の太さを感じました。やっぱり1000本ノックされた？全体的に構成がしっかりとした舞台だったような気がする。でも、何故バグがあの計画を台無しにしちゃってビリーを殺しちゃったのにディックはその後もバグとつるんでるんだろう？バグとビリーは何であんなに相性が合わなかったんだろう？一番何を考えてるのかわからない怖さを感じたのは、水下さん演じるディックのような気がする。ちょっぴりの衝撃場面もありましたが、りっきぃが綾ちんに迫るシーン水やんと原川さんのキスシーン。想定範囲外ですよぉ～～～でも、なんだか花組の役者さんにお会いできると、私の心はホッとします。「お疲れ様でした～」って行った時に満面の笑顔で「お疲れ様～ありがとう」って言ってくれるその笑顔を見ると、癒されます。お誕生日観劇の御本人の感想は・・・と言いますと、「りっきぃに見とれた」とのこと・・・彼女はりっきぃの笑顔、特にあの目に心奪われたそうです。芝居観ながら、ずーっと考えてた答えのようです。再来週の落語会も誘ってはみたのですが、勤務の都合でいけないそうです。残念ですが、皆さんが楽しんでくれたようですので、それだけでも私は満足です。素の役者さんの笑顔を見たら、虜になってしまうわよね～？それだけ花組の役者さんは魅力的なんんですよぉ～～～さて、明日は落語会の申し込み開始日。朝はちゃんと起きて申し込みのメールしなくちゃね。ゲキシネとかぶらせられるようにがんばらなくちゃね？

  2005年08月05日

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• 少年隊「PLAYZONE」Twenty Years

  1年ぶりのプレゾン。昨年は期待をみごとに裏切られ、今年も考えてしまった舞台。観たくないわけではないのよ・・・でもね、ジャニーズの先輩格ってだけで、少年隊の年に1度のお祭りってだけで￥15000は高くないか？帝劇の本格的ミュージカルよりも高いってさぁ～少し遅い昼食を摂ってから劇場へ・・・パンフ買って、シアガがあったので購入しようとしたら「こちらには今回の舞台の写真とかは載ってませんが？」って言われた。別にね、少年隊が載ってなくたって買う人はいるんだよ。私は芝居が好きなんだもの。少年隊だけが好きなわけじゃないんだもの。今日のプレゾンって最悪・・・だってさぁ～ニッキの声はガラガラだし、かっちゃんのダンスは半テンポズレるんだよね～そして、どんなにエンターテイメント発揮してるつもりでも、なんとなく切なくなっちゃう位フィットしないんだよ～よっぽどMAとかABCの方が楽しんでるし、生き生きと踊ってるんだよね～そろそろ40代な彼等には無理が生じてるんだろうね？思うのは・・・少年隊って、プレゾンを毎年やってるじゃない？でもさ、所詮身内だけのショータイムなんだよね？だって、バックで踊るのも演技するのも後輩のジャニーズなんだもの。そんな中ではきっと成長は望めない。あくまで主役だしね。よそで揉まれて修行して、自分の位置を模索して確立してきた後輩たちに追い越されても仕方ないんだろうね？今回は痛切に思った。あの東山さんでさえも、赤坂くんとの「アンダルシアに憧れて」を一緒に踊った時に小さく見えたの。晃くんの方が大きくて、きれいなダンスだったの。東の切れのあるダンスは健在なんだけど、なんか色褪せて見えたの。あっくんのようにストプレを多くやっている人でも、ここぞとばかりに楽しんでいる。一番辛い感を醸し出しているのは、主役の少年隊なのではないかな？ストーリーも理解に苦しむし、結局は20周年を過ぎてもがんばって夢を与え続けて行って欲しいというメッセージなのかな？って感じです。劇場の地下駐車場には、あっくんと晃くんの車が並んで止めてあった。ついミーハーに写メ撮ってしまった（＾＾；18：30頃には劇場を出て、久しぶりに青山で夕食を・・・ってな感じで南青山の駐車場に停めた。以前、友達が「あそこ行って見たい～」って言ってた和食屋さんへ。「新和食Dining　隠れ房」アラカルトでオーダーし、芋焼酎を1杯。カラスミとわさび漬け、鯖のサラダ、ゴマ豆腐、つくねにうなぎの白焼き稲庭うどん。締めて、＠￥5400。スローライフって感じで良かったですよ～なんか雰囲気は銀座の「かまくら」を彷彿するつくりなんだけど、静かさが丁度良い。料理も適度な量と味付け。普通の声のトーンでも充分に通るくらいの静けさ。決して静か過ぎないのが良い。入り口の階段からアプローチに続く、大人な雰囲気がたまらなく素敵。また、訪れたい店が一つ増えました。

  2005年07月31日

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• 「モーツァルト！」　中川晃教バージョン

  「モーツァルト！」中川晃教バージョン。とは言っても、井上芳雄バージョンは観る気はないけどね・・・（＾＾；本当はこの日のチケットは、あまり良い席ではないというので友達が売りに出そうとしていたんだけど、1枚しか売れそうになかったので結局売らなかったもの。でも、来月初めに行く予定の日は3列目なので、その予行練習のつもりで行きたかったの。それに、来月の良い席で「ミス・サイゴン」の時のように居眠りしちゃ申し訳ないと思ってね・・・あとは、チケットが売れなくてギリギリになってしまったので、せっかくとった休みが何もせずに過ごすなんて耐えられなかったから・・・この日は台風7号が関東地方上陸という嵐のような日。行きの高速は雨のせいで視界が超悪い状態。雨しぶきで200ｍ先の視界はゼロって感じ～今、降ってなかったと思ったのに、突然スコールのような雨が降ってくる。開演時間の1時間前に劇場に到着。夕食を帝劇の中のレストランで摂る。今日の座席はQ列、10番。サブセンターブロック。少し斜めから観る感じだけど、引きで観るにはちょうど良い。自分でも「居眠りしちゃったらどうしよう・・・？」な～んて考えていたのに幕が上がったら全然～ヴォルフガングの1曲目の「僕こそ音楽」を聴いただけで、涙が溢れてきた。久しぶりに聴くアッキーの歌声。やっぱり素晴らしい歌唱力と表現力。眠気なんてどこにも出てくる隙はなかったよぉ～シカネーダー役の吉野圭吾さんがやっぱり素敵でしたぁ～（*＾-＾*）身のこなしひとつひとつがスマートで、軽やかで、舞うように歌い踊る・・・友達が言うほど、コンスタンツェ役の西田ひかるは鼻につかなかったよ。山口祐一郎さんの迫力と歌声に鳥肌が立つくらいの感動。どちらかと言えば、市村さんの方がウザったい印象。2幕も舞台に釘付け状態でどんどん芝居に引き込まれていった。それはヴォルフガングのアッキーが、少しづつ少しづつ狂気の世界へ破滅へと向かっていくのが手に取るように感じられたから・・・そして、一人一人の人物の気持ちがわかるような気がしはじめたから・・・コンスタンツェの苦悩も、ヴォルフガングの苦悩も、2人のすれ違った気持ちも。そして、レオポルドの家族に対しての執拗なまでの執着心も。ナンネールの、一生を通して感じている嫉妬のような悲しみも。コロレド大司教の自分が一番であって、一番でない。一番だと思っていたものが、天才の前には無力であり、また天才ではない自分への怒りや天才に対してのジェラシーさえも。本当に観てよかったと思える舞台でした。友達にも感謝しました。帰りには2002年の初演の時のアッキーバージョンのCDも購入しました。帰りの車中では、モーツァルトに対してのいろんな解釈の話や、印象を話しながらすっかり雨も上がった高速を幸せな気分で運転して帰りました。こちらについた時は、もう月がぼんやり輝いてました。良い舞台をありがとう。

  2005年07月26日

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• 「LAST SHOW」 in PARCO劇場

  劇団★新感線の古田新太さんが出演されるという情報を聞き、チケットを取った作品です。本当は、シアターコクーンで上演されている「キレイ」とのダブルヘッダーを目論んでいたのですが「キレイ」のチケットはどうしても入手できず、仕方なく「LAST SHOW」のソワレのみになってしまいました。本当は新太さんとじゅんさん、両方とも観たかったのになぁ・・・残念ながら、今日はあいにくの雨模様。ちょっと苦手な渋谷のパルコ劇場。パルコは久しぶりに訪れたな～多分、数年前のトニセンの初舞台の「東京サンダンス」以来だと思う。苦手の意味は・・・劇場がではなく、渋谷の駅が・・・なんです。ここってややこしい造りになっているので、出口を迷いそうなんです。でも、今日はバッチリでしたよ（＾＾；中途半端な時間に到着してしまったのと、雨が降っていたせいで夕食を摂ることができずに劇場入りしました。ホワイエでホットドックとシードルでお腹を満たし、お席へ・・・今回は何故か2列目の、どセンター。申し訳ないような席でしたね。贅沢なことを言わせていただけるなら、前すぎて奥の芝居が見えにくい・・・役者がかぶってしまったり、段差がないために見にくかったりした。さて、芝居ですが・・・前回の長塚さんの「真昼のビッチ」を拝見した時よりは、言わんとすることが少しはわかった気がしたがそれでも思うのは「何故こんな過激な内容なの？」ってこと。家族とか血縁に関する題材を描くにしても、なにもここまで過激な描写にする必要があるのか？全体的に、暴力的なシーンも多いのに何故かところどころで笑いを誘ってくる。「ここは笑うところじゃないでしょ？」って思っても、つい笑わせられてしまう。でも、さすがにラストに向かっての数十分は背筋が凍るような感じさえ覚えた。風間さんは「燃えよ剣」の時のイメージはどこへやら・・・終始、どこか冷酷で暴力的で非情な人に徹している。永作さんは、以前見かけた時に思ったように華奢な人。かわいらしい人であり、今回の怯えた演技、後半の開き直った演技には迫力を感じた。中山さんは、タフな人。キャラがそうなんだけど、本人もそうなのかと思わせるほど・・・以外に、私ってこの人のアクって嫌いじゃないのかもしれない？次回作の「ダブリンの～」が楽しみになってきたかも・・・市川さんは後半も後半、殆ど最後にしか登場しない割には、衝撃的な登場でした。でも、彼の話す言葉には説得力があって、少しじ～～～んとしてしまった。北村さんが一番普通なのに、一番悲しかったりする。私はこの人の演じる「イシカワタクヤ」という人に共感してしまったりする。自分の存在がこんな感じだからか？でも、冒頭からすごい汗を流しながらの迫力ある演技に、もっと前の作品なども観てみたいとさえ思った。ちょっと嬉しかったのが、この人の役が2月11日生まれという設定だったこと。台詞のあとにドキドキしちゃいました。最後に古田さん・・・この人は「ハンニバル」のレクター博士ですか？真実が明らかにされるまで、ただの動物愛護な人間では終わらないだろうとはおもっていたけどさ～期待裏切りすぎなんじゃないの？でもね、流し目さえない新太さんでも、最後には「私もたべちゃって～」って言いたくなるくらい素敵なんだよね～なんせ舞台後方で一人、髪をとかしたりビューラーで睫毛カールしちゃうんですから・・・こっそり何してるのかと思えば・・・そんな愛くるしい古田さんでした。新感線のメイクしてなくても、殺陣がなくても、流し目禁止でも、やっぱりカッコいいわぁ～カテコのときに3回ほど、小さく投げチュウしてくれました。かわいい・・・難しくて、こんな感想しか言えないけど、終演後には長塚さんのお父様の長塚京三さんが笑顔で女性たちに握手をしてくれている姿に癒されました。写真家の篠山紀信さんもみえてましたし、深沢敦さんもいらしてました。やっぱりソワのほうが誰かに会えますね。帰りはやっぱり雨の中、22：16発の湘南新宿ラインのグリーンで帰ってきました。それなりに満足・・・

  2005年07月09日

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• 「おんなの落語」in　1010シアター

  木の実ナナ主演、音楽劇「おんなの落語」を拝見。まぁ、そうは言っても花組芝居の植本さんが出演されるので拝見したんですけどね・・・たったの4人しか出演されないと聞き、どんな芝居なのかと思っていましたが、お染こと木の実ナナさん以外は全員が６～７人の役を掛け持ちされています。全体的には、なんか声の通りが少し悪い気がしました。まして後ろを向いての台詞は聞き取りづらかった。木の実ナナさんは、粋な江戸っ子を演じているのでしょう。元気が良くて、何度も女郎に身を落としても前向きに、でも男を見る目がない懲りない女性でした。陰山さんは流石にベテランという感じ。もちろん全部男性なんですが、それぞれにちゃんと違いをみせてくれました。内田さんは、好青年なんですけどね～まだ、どの役をさせてもあまりメリハリがついていない様子。使い分けは難しいかな？じゅねさまは、男性も女形も両方を演じる、本人言うところの「イロモノ」ですが3人の男性と3人の女形は大変な化けようだと思いました。あのメイクと衣装を変えるだけでも、上演時間中フルに鏡前にいるようだと思いました。でも、登場シーンのお松という売れっ子女郎の時が一番可愛かった～「婦系図」のお蔦ちゃんを彷彿させるような愛らしさ。歌も上手くて、ナナさんとのデュエットなんて最高に素敵に仕上がっていました。でも、じゅねさまが出演されていなければ、きっと観ようとは思わなかった作品かもしれませんね（＾＾；友達と別れて、少し丸井で買い物をしました。バーゲンが始まっていて、軒並み３０～５０％OFFなんですもの。誘惑に負けて、和物の小物とタンクトップとシャツ、そしてずっと替えたかった財布を購入しました。久しぶりに（1年ぶりくらいか？）東武の特急にも乗りましたが、相変わらず乗り心地が悪い。環境も悪くて、行きは空いていたし本も読めたんだけど、帰りはお出かけしたおばちゃん集団や、ファミリーが多くて騒がしかった～本を読むにも集中できないし、寝るにもうるさい。しかも最寄り駅についたら雨が降ってるし、駐車場までずぶぬれで帰りました。あぁ～～～～久しぶりのじゅねさまは可愛かったし、あと1週間がんばればまた観劇の旅（渋谷）に出られるわぁ～こんなことしてて、本当に良いのかな？でもこの楽しみがなくなったら、私は生きては行けない・・・？

  2005年07月03日

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• ボーイ・フロム・オズ

  青山劇場にて「ボーイ・フロム・オズ」を拝見。翻訳もののミュージカルって・・・ちょっと苦手かも？しかも、今回は花組芝居の本公演直後なもんで、なおさらテンションは挙がらず・・・殆ど、一緒に行った友達のお付き合いのようなもの。朝9時に家を出て、意外に首都高が空いてて2時間で青山へ到着。劇場横のファミレスにて軽く昼食をとっている間に、楽屋口より入っていく村井国夫さんを発見！劇場に入って席は後方上手。フジテレビの軽部さんもいらしてた。物語はライザ・ミネリの元夫のピーター・アレンの人生。坂本くんが自分の人生を回想しながら語る手法で進んでいく。20曲くらいを坂本くんが歌うと言っていた通り、ソロも盛りだくさん。声は楽前にも関わらず、枯れていない。これは珍しいことのように思うが・・・台詞はところどころカミカミ。2幕の冒頭はお客さんを舞台に上げてのダンスタイム。今日は芦屋からお越しの奥様4人組が選ばれていました。でも、最後に一緒にポラ写真を撮ってもらっていたので、良い思い出にはなったのではないかしら？多分タカラヅカのご贔屓さんでしょうけど・・・1幕、2幕を通して、どちらも私の居眠りを誘ってしまったよ。どの曲も単調で、同じに聞こえてくるし、ダンスもん～～～～って感じ。多分私の好みの問題なんだろうと思うが、「最後は泣けるってよ」なんて友達に言われたけど、私の心がすさんでいるのかな？全然泣けるどころじゃない。常に冷ややかに見つめていた気がする。元タカラヅカの方が2名出演されていて、歌も上手いんだけどなんでだろう～歌い方とかにクセがあってどうも馴染めない。どうやら、こんな時期に「どうしても観たい！」っていうものではないミュージカルなんてものは観なければ良かったのかも？この作品を好きでリピートされている方には申し訳ないけど、これは私の問題であって、決して出演者とか作品に問題があるのではなく私自身の問題であることをご理解いただきたい。帰りには銀座に出て、友人に頼まれていた名刺入れを買って夕食には「キハチチャイナ」での中華のコースをいただいて帰ってきた。勿論デパ地下でのお買い物（スイーツ＆チーズ）をしてね。さて、楽しいことなんかなかったような今日1日でしたが、今日の一押しは青山劇場で「吉原御免状」の本チラシを入手できたこと。つまんね～～～～って思うでしょうが、私には喜ぶべきできごとでした。まぁ、キハチの中華も美味しくて幸せでしたけどね・・・（＾－＾）さぁ～～次の観劇は来月の「ラストショウ」ですわ。帰ってきたら「天保十二年のシェイクスピア」のイープラスでの落選のメールが届いていた・・・ショック！！！

  2005年06月26日

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• 「ゴクネコ」千穐楽～

  とうとうこの日が来ちゃいました。「千穐楽」です。まずは、怪我やハプニングもなく無事に千穐楽を迎えられたこと、心よりお喜び申し上げます。今日は追加のマチネを含む2公演。遅くなるのはわかっているので車で出かける。ん～～～新宿まで2時間。マチネの芝居はいつもと同じところにアドリブが入り、変らない。ソワレはアドリブだらけっ！今まで花組の役者のアドリブに翻弄されてた竜さんの反撃かと思われるようなアドリブの応酬。そして楽日にしてやっちゃいましたよ～りっきぃの台詞すっ飛ばし。原川さんに突っ込まれてました（笑）楽日恒例役者紹介・・・研修生は「次の公演にはいるかどうか・・・」と言われるし、入座したばかりの磯村さんはご挨拶の時に袴が落ちるし、メグちゃんは鬘とっちゃうし～竜さんは念願の加納さんとの舞台に感極まって紅い涙を一筋流していました。愛すべき花組芝居今回は松原さんの成長を実感しました。偉そうに話せる私ではないけど、化け猫の4人衆の中に入って引けを取らない姿は立派です。いつもの細い声を封印し、張りのある声をつかい効果的に細い声をちりばめている。これで夏の「ハイライフ」も楽しみです。相変わらずな色男っぷりを発揮してくれた桂さんや各務さん。かわい～！！を連発したくなる操ちゃんの雷象さん。私の中では化け猫4人衆が主役なんですけどね・・・（＾＾；目の前で歌ってるときの洋さんの高いハモリは素敵でした。大井さんと八代さんのメイクの緻密さったら、芸術的でした。白塗りだけでなく、立体的に猫らしさを出すための朱のグラデーションの美しさったら見習いたいくらい。八代さんにおいては紫の着物に渋い帯、腰元の衣装に合わせダークな色使いの唇は美しさが際立って見えました。ご本人は「あんまり時間かかってないよ、ちょちょっとね」と仰るが・・・しかし、相変わらず歌は上手いし所作は美しい。今回もまた私の気持ちを裏切ることのない「役者・八代進一」だった。終電のなくなった東京の街を、友達2人を送って高速に乗ったのは日付も変った25時過ぎ。疲れを感じないまま自宅に着いたのは27時少し前だった。頭の中では「ゴクネコ節」が流れ、私のまわりではくるくると踊る化け猫さんたちが見えた気がする。ありがとう、トラ、ミケ、チビ、ブチ・・・

  2005年06月21日

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• 「ゴクネコ」4回目

  昨日友達と劇場前に10時頃に集合とお約束。その為9:30にはホテルをチェックアウト。荷物を持って新宿へ・・・途中コンビニで差し入れのジュースなどを買い込み劇場へ。数人の役者さんをお会いでき「おはようございま～す」とご挨拶ができました。ルミネでHさんと待ち合わせてランチ。今日は和食にしてみました。ちょっとこじゃれた感じのお店でしたわ。今日はマチネのみの日。昨日初見のKちゃんは当日券を求めて3回目・・・そのほかにも数人のお友達に会い、ご挨拶ができました。本公演でしか会えない友達がたくさんで、中には観劇日が違うとしばら～～～～くご無沙汰になってしまう友達もいる。本当はいっぱい語り合いたいんだけどね～今日も舞台は楽しく過ぎました。お席が八代さんビューな席だったので、目の前にくると凝視しながらもきっと目が泳いでいたはず・・・（＾＾；もう、足元は緊張してるし顔がゆるみっぱなしなのをこらえるのが大変（*＾-＾*）見えてたのかなぁ～？お歌の時に前で歌ってると、生の声が聞けて嬉しかったぁ～日ネタの敷浦さま「あ！やべっ察だ」「ジーザスクライスト！」だし・・・お蒔さんは菖蒲さまの髪が乱れているのをそっと直して差し上げてた。その姿は本当に愛し合っているかのようでした。化け猫4人はいつの間にか、殿様に「貞子が4人いるよ～」と言われてしまいました。昨日は1人のはずだったのに・・・？今日は終演後も劇場前は賑やかでした。日曜日でマチネのみの日のせいか、普段は見かけない人たちが大勢いました。へそまがりな私は、今日は声をかけられませんでした。あまりにもたくさんの人とお話していたので、かえって遠慮してしまった・・・でもね、これが落ち込みの原因になったのは言うまでもない（T_T）キッツイことを言えば、どの役者のご贔屓なのかもわからない、とりあえず皆に声をかけている人達と一緒にされたくなかった。こういう日はそんなご贔屓さんが多く存在し、みんなにサインやら写真やらを要求している。そして、そんな日はあまりご機嫌がよろしくないのも事実・・・まぁ、自分もかつては同じようなことをしていたのだけれど、やっぱりそれでは失礼だし～～～。びみょ～なんだけどね。お話したかったのにできなかった、しなかったことで、ちょっと落ち込みながら帰る電車の中はぐだぐだでした。勿論、荷物もあるのでグリーンで帰りましたが、座ったら睡魔に襲われ目が開いていられなかった～昨夜もホテルで眠れなかったしね。電車の中なら眠れるのに・・・何故だ？暫しの睡眠を貪り家路に着いた。さて、残すは2日間3公演。悔いを残さないよう気合い入れて脳裏に焼き付けなくてはね・・・

  2005年06月19日

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• 「ゴクネコ」3回目～

  今日は「ゴクネコ」3回目・・・1週間は長かったわぁ～今週火曜日と金曜日に観劇した友達にも勧められ「もう～行くしかないでしょ」ってな感じで増やしました。朝からバタバタと1泊の準備をして、今日はJR利用です。朝、またもや準備不足のために家を出るのが予定よりも遅くなり、最寄り駅までダッシュ！赤羽で降りて埼京線に乗り換えるんだから、どの電車でも良いはずなのに1本見送っちゃた。座ることができたのでつい居眠り・・・自分の体がビクッとなって目が覚めたり・・・（＾＾；恥ずかしい～～～赤羽で降りて乗り換え板橋で降り、ホテルへチェックイン。まぁまぁかな？でも近所にコンビニが少ないよぉ～少し休んで新宿へ。今日の席はネットでの直前予約を利用しての15列目下手側。大阪と埼玉の知り合いが今日は来てるというので探して合流。ロビーで話してるうちに秋田から初花組参戦の方を友人に紹介された。マチネを観劇し、明日も増やしたいと興奮気味だ。そりゃそうよね～念願の花組初観劇ですもの。新感線の時間なんてギリギリでいいじゃない？（他人事・・・？）今日の「「ゴクネコ」のネタバレは・・・恋文の相手は「加藤ローサちゃん」敷浦さまは「おっ！久しぶりだぜ7人の小人たち」「王子さまなんていないのよ～」でした。もぉ～お蔦ばあちゃんの「ちゃり～ん」と「間違えたっ！間違えたっ！」は可愛すぎですよぉ～終演後は埼玉の方と大阪の方、そしてそのお友達と一緒に新宿の居酒屋さんに入って花組談義。皆さんは新宿のホテルにお泊まりなので、私だけ移動があるので埼京線の最終にあわせてお開き。明日の朝のお約束をして分かれました。ホテルに帰ってからも一人で晩酌して、結局寝たのは2時を回っていたことか・・・？今日の感想は、やっぱり素敵。・・・と言うか、そろそろ花組の本領発揮ってかんじでしょうか？それぞれの役者さんが、個性を発揮してきました。引きで観てみると、近くでは観られないものに気付く感じです。前の方だと目の前の人につい引き込まれて、他の人の動きが確認できずにいたけど、引きで観ると「あ～ここは後ろでこんなことしてるんだ～」「こちら側ではこんな演技してたのね」との発見も多かったです。初日とはかなりちがっていて、進化しているって言葉が似合う。明日の席は最前列・・・蜂屋さんビューでとろけたいと思います。

  2005年06月18日

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• 増やしちゃったぁ～

  「ゴクネコ」の観劇回数。本当は次に行くのは19日のマチネだったのに、18日のソワレを増やしてしまった。しかも、18日には「近代能楽集」のチケットをげっとしてあったのにもかかわらず「ゴクネコ」には負けたのさ～ついでに、翌日のマチネに行くのに往復するのは辛いし時間の無駄と思いホテルも板橋に予約してしまった（＾＾；\6000のところをポイントで割引して￥5000になっちゃった。往復する時間があったら、ホテルでお肌のお手入れでもしてた方が自分のためにもなるしね～差額計算したら￥2780だよぉ～絶対にお得！チケットはネットでの「直前予約」を利用したんだけど、どんな席になるんだろう？でも、先行で取ったチケットが通路前ばかりなので、少し後ろから観たい気もする。昨日の休演日を挟んで、今日からは怒涛の後半戦。楽日まで6日間、9公演。そのうちの4公演を拝見する予定。初日のつまらな～い舞台からはこんな日は想像できなかったわ～どちらさまも怪我のないよう、花組らしさを発揮してがんばってください。私たちはこの公演の1ピースになるために足を運びますから。

  2005年06月16日

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• 「国語元年」＆「ゴクネコ」

  今日はマチネ「国語元年」ソワレ「ゴクネコ」の予定。先日、友人に東口から南口への移動方法を聞いておいたが、たどりつくだろうか？連日の外出と就寝時間の遅さから、朝が辛くなってきた。ビミョウに家を出る時間が遅くなり、1本遅い電車に乗る。快速のため1時間で新宿に着くが、ずっと立ちっぱなしは辛い・・・紀伊国屋の地下でランチをし、開場時間には4階へ。偶然にも2人の友達に会い、1人はソワレの「ゴクネコ」まで一緒だという。びっくり～「国語元年」井上ひさしさんの原作を前もって読んでおいたのもあり、楽しく拝見できた。じゅねさまの声が響く。ストーリーテラー的な存在の広沢を演じるじゅねさまは、名古屋弁をややオーバーに操りアドリブも調子良さそう。皆さんの歌が上手で、こんな家族（？）がいたら楽しいだろうが、ちょっとウザい？残念なのが、じゅねさまの歌は最初と最後の方しか聞けないの。でも、スキンヘッドのままで書生さんを演じるじゅねさまは、若々しくて爽やか。この作品が紀伊国屋ホールで観るのでなければ、もっと集中して観ることができたのに。後で聞いた話だが（実は八代さんから♪）佐藤B作さん、怪我してたそうです。ゲネから怪我していたそうです。そんな感じしない動きだったけどなぁ～「ゴクネコ」3日目にしてすでに進化がはじまっている。小太郎さん中心の脚本のような気がしていたが、とんでもない。さすがに花組の役者連。ボチボチ小太郎さんを食い始めているよ。出番が少ない役者でさえ、その場面は自分のものと言わんばかりに弾ける。アドリブ満載、日ネタ炸裂。初日に混雑してぐちゃぐちゃだったおひねり行列は、小太郎さん一人を先に回ってもらいそのあとに花組役者が一回りするように変っていた。そして、乙貝屋さんの入座披露のビデオが、休憩時間にロビーで流されていた。芝居もだんだん「竜小太郎＆花組芝居」から「花組芝居in竜小太郎」になってきたかな？こうでなくちゃ！！今日は出待ちをする予定はなかったが、友達が待つというのでお付き合い。台風の影響なのか、梅雨のせいなのか風が強くて飛ばされそうだった（いや、絶対に飛ばないけど）でも、これは単なるビル風だったもよう・・・ビル風といえば・・・？今日は木原さんはじめ、日テレ関係者がご観劇でした。今日も結構早い時間に八代さん出てきた。私が声をかけるかかけないかのうちに「あ～～お疲れ様です～」と笑顔で八代さんの方から言ってくれた。ヤジュロンのライブの話を聞いたら「じゅねが忙しいからね～今年はないかな」と。マチに「国語元年」を観ていて正解でした。その話で結構盛り上がりました～携帯の待ちうけにお写真いただきました（*＾＾*）その後もいろいろと・・・うふふ・・・進化しているゴクネコは、化け猫さんに操られてしまっているのか、回数増加したい衝動に困惑中。きっと増やしてしまうんだろうなぁ～（＾＾；

  2005年06月11日

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• ゴクネコ～極猫大騒動～

  待望の花組芝居の本公演の初日の幕開きです。朝からエステに行って、美容院でシャンプー＆ブローまでしてもらって、お肌はツルツル髪もクルクルです。出かける前にお友達へのお土産のお煎餅を小分けししたり、差し入れのお酒をラッピングしたりバタバタと出発。思ってたよりも出る時間が遅くなってしまったので、ちょっと飛ばして2時間で新宿。劇場そばの駐車場に停めて、ゲネ見学の友達と合流。（今回、抽選でゲネ見学ができる企画があったのだが、私は申し込まなかった・・・）食事をしながらゲネの感想を聞くが？？？って感じ。やはり自分で観てみないとわからないものか・・・19:00開演。天井から無数の招き猫が下がっているし、花道の出入り口（？）には花組の幕がかかっている。原川さんからの前説で「おひねりタイムはカーテンコールで」とのこと、今までにないなぁ～と。幕が開くと暗闇に光るネコの目が、天井のネコのように無数に光る。キーパーソンになる4匹のネコが登場。しかもこの時点ではぬいぐるみを役者が操る。ぬいぐるみたちがいなくなると本物の（？）ネコたちが登場し、ゴクネコ節を熱唱。なんとも豪華絢爛な衣装の数々。鬘は重そう、そして衣装も重そう、歩きづらそう・・・でも楽しそう。竜小太郎さんが出てくると、ご贔屓の方が色めき立ち、どんな場面でも拍手喝采。所作も美しく、しっとりと舞う姿はさすがに舞台を締めてくれる存在。でも、少しだけテンポが花組役者連と温度差があるかな？全体的な印象は、小太郎さんのための舞台になってる気がする。その中で、花組の人間が自分を出そうともがいてる印象です。脚本が加納さんなら満遍なく見せ場があるが、今回は小池さんにお願いしたためにそうはいかなくなってしまったのだろう。苦言を言わせてもらえるなら、小太郎さんを客演してお客さんを呼べるはずが、意外に呼ぶことができずチケットは売れない、花組贔屓にとってはいまひとつ「ん～～～？」という感じに引いてしまって、これもまた回数増加へ結びつかないと言った感じだろうか？それからもうひとつ・・・花組贔屓としては、最後のカーテンコールでのおひねり行列はいただけない・・・通路が混雑して時間の無駄ではないか？ここに時間を使うのなら、磯村くんの入座披露口上をやって欲しかった。異例の研修生やりなおしまでして、どうしても花組に入りたくてがんばったのに、この公演で入座になるということだけは運が悪いとしか言いようがない。客演を迎えるということが、良い結果を生むか悪い結果を生むかは劇団の皆さんの判断だろうが、今回花組贔屓の皆さんはどう思っているのだろう・・・？

  2005年06月09日

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• 近代能楽集

  今日初日の幕が開きました。三島由紀夫原作の「卒塔婆小町」「弱法師」の再演です。私は午後の休暇をとって、友達とさいたままで車を飛ばしました。公演はソワレ。それまでは大宮駅前で買い物をして、食事をしてから劇場へ向かいます。彩の国さいたま芸術劇場・・・相変わらず綺麗な劇場という印象です。初日とあってか取材のカメラが目に留まりました。ロビーには「本日、情熱大陸の取材が入っています」との掲示。誰の取材なのかしら？「卒塔婆小町」椿の花がカツン、カツンと上から降ってきます。舞台が椿の花だらけになり、客席通路から老婆と詩人が登場します。詩人の高橋洋さんは相変わらずの台詞回しです。ハッキリとした口調と凛々しい声が心地良い。そして老婆の壤さんは、本当に老婆なのではないかと思うくらいリアルです。そして夜の公園が80年前の鹿鳴館に変り、詩人と老婆がダンスをするシーンは驚きです。老婆の壤さん、本当は背が高い！背筋をピンと伸ばして踊る姿は、ボロボロの衣装を着ているのに80年前の華やかな衣装で踊っているかのように身のこなしが美しい。その声さえ、小町と呼ばれた女性に相応しい。詩人が老婆を「美しい」と言ったら死んでしまうのに、言ってしまう山場は舞台下手のせいか、表情が見づらい。せっかくの洋さんの演技が見えなかった・・・洋さん、髪が少し伸びて茶髪具合も素敵だった（*＾ー＾*）「弱法師」盲目になった俊徳をめぐる家庭裁判所の一室での話。本当の両親と、育ての両親が親権を争う。調停員の級子の夏木マリさんが美しい。俊徳の藤原くん、客席から登場するシーンは真っ白なスーツに身を包んで流石にカッコ良い～西麻布の交差点で会った藤原くんだが、舞台を拝見するのは初めて。ビデオでは観ていたが、目の前にすると本当に迫力！！笑顔は少年のように可愛い印象なのに、狂気の演技は、観ていて息を呑むというのはこのこと・・・こちらの喉がカラカラになってしまった。蜷川さんの秘蔵っ子らしいが、もう少し力の抜けた演技ができれば良いのに・・・と素人ながら思ってしまった（＾＾；そうすれば演技の幅も広がるのになぁ～このままでは主役しかできない俳優になってしまいそう・・・どちらかと言うと、脇役で光る役者が好きな私には主役でしか活躍できない人になって欲しくない。さすがに蜷川さんの演出なだけに、初日とはいえ出来上がっている舞台。この先、もっと進化していくのか次回の観劇が楽しみ。

  2005年06月01日

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