東京ドームが「ビッグエッグ」と言われなくなった理由は？

2024.09.14

カテゴリ：中学受験

東京ドームは愛称「ビッグエッグ」（大きな卵）として当時、通称として利用されていました。

このビッグエッグという愛称はネーミングとしてすごいと思います。

①「ドーム」「大きい」「卵」などのキーワードを連想。

②そこから「ビッグ」と「エッグ」を組み合わせる。

③外国語を使った。

これらの発想法を組み合わせることで、印象的で覚えやすいネーミングが生まれたのでしょう。

この愛称方法はブレーンストーミングで生まれたとどこかのセミナーで聞いたことがあります。

最近はあまり聞きませんね。

■どうして、ビッグエッグと言われなくなったのでしょうか？

日本初の全天候型多目的スタジアムで、後楽園球場の実質的な代替球場として後楽園競輪場の跡地に開場。1984年9月に「後楽園エアードーム」の仮称で建設計画が発表され、1988年3月17日にオープニングセレモニーが開かれ、3月18日にこけら落としイベントとして巨人と阪神のオープン戦が行われた。引用：ウェキペディア

東京ドームの社史によると「２０００年１月１日、水道橋エリアの名称を『ビッグエッグシティ』から『東京ドームシティ』へ変更した」とあります。

この時点で「ビッグエッグ」の呼称は公式に廃止されていたのだったのですね。

他にも、ドームがたくさんありますので、何かもったいないですね。
野球と結びつけますが、以下のドームが他にあります。

・福岡ドーム（PayPayドーム） -：福岡県福岡市にあり、福岡ソフトバンクホークスの本拠地。

・京セラドーム大阪：オリックス・バファローズの本拠地。

・バンテリンドームナゴヤ：中日ドラゴンズの本拠地。

・ベルーナドーム：埼玉西武ライオンズの本拠地。

・エスコンフィールドHOKKAIDO ：北海道日本ハムファイターズの本拠地。

東京ドームには野球の殿堂がありますので、行ったら「正岡子規」を見てきてください。

※当時、野球を広めた作家として殿堂入りしています。

■知っておきたい用語「こけら落とし」

どういう意味か子どもと話してみてください。

「こけら」とは、漢字で「杮」と書き木を削った時にでる細かい削りくずをさします。

※右のつくりが鍋蓋（なべぶた）だと果物のカキになってしまいます。

新築の建物は、最後に細かい削りくずを払い落として完成です。

そこから、新しい場所での講演や試合を「こけら落とし」と言います。

最後の公演や試合は「千秋楽」というのと結び付けると語彙力がより強化されます。

頑張れ、受験生！

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