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カテゴリ:中学受験
子どもと選挙の話はしましたでしょうか。 ■行動した事実 ①「小選挙区比例代表並立制」で衆議院議員が465名が選ばれたこと ②小選挙区=直接選挙で人を選ぶ(289議席) ③比例代表=直接選挙で政党を選ぶ(176議席) ■深堀りしておきたいことは3つ ①衆議院は任期が4年で民意を反映しやすいこと=今回は政策以上に政治と金についてメディア発信が多かった ②比例代表でどの政党の政策がこれからの社会を良い意味で変えてくれそうかということ ③比例代表の選ばれ方=ドント方式についての理解 ドント式は公民分野の問題で勉強している子どもが多いでしょう。しかし、比例代表制とドント方式が結びついている子とそうでない子には大きな理解の差があります。 各政党が得た票数を1, 2, 3,...といった整数で割り、その商の大きい順に議席が割り当てられます。 この方式により、小さい政党でも一定の議席を確保しやすくなり、議会の多様性が保たれます。 ちょっと大きな数字で考えてみましょう。 定員が2名の場合は比例代表では120万票の政党Aから1名、2名の場合は90万票の政党Bから1名選ばれます。各政党で比例の順位表が事前に準備されて、順位からそこから選出されていきます。 直接選挙で当選した場合は比例当選は除外されます。 余談ですが、賢い子どもは次の2点を質問してきます。 ①「重複」で立候補し、当選した場合って?比例はどうなるの? 日本の小選挙区比例代表並立制では、候補者が小選挙区で当選した場合、その候補者は比例代表の名簿から外れます。そのため、比例代表の名簿に載っていた順位に関係なく、他の候補者がその分繰り上げで比例代表から当選することになります。これにより、重複当選を避け、議席配分の公平性が保たれます。 選挙区で直接選挙で敗れた議員が「比例復活」という意味を真に理解します。 ②定員が3名の場合は、政党Aと政党Cが60万で同数です。この場合はどうなる? 全く同数ということはほとんどないと思いますが、追加基準や決定プロセスが用意されています。 例えば、総得票数、過去の選挙結果、抽選等で具体的な規則は選挙管理委員会の指示に従います。 社会か国語の先生が説明していればいいですが、親か、知っている大人が教えなければわかりませんね。 「小選挙区比例代表並立制」という言葉だけ覚えればいいというのはよくないです。政治に無関心な大人を育ててしまいます。 【解答例】前半では仕組みで、後半ではメリットとデメリットでそれぞれまとめます。 日本の小選挙区比例代表並立制は、選挙区ごとに小選挙区制と比例代表制が併用される仕組みです。具体的には、各選挙区で1名ずつ選出される小選挙区制と、政党に投票を集めた割合に応じて議席が配分される比例代表制が組み合わされています。 このシステムの利点は、地域の代表性を確保しつつ、政党の全体的な支持を反映できる点です。しかし、複雑な選挙制度であるため、一部の有権者には理解しづらい面もあります。
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最終更新日
2024.10.28 20:00:10
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