日常生活の中で「物知り」になると、誰かに教えたくなるものです。今回は、そんな生活の知識を3つ紹介します。スマートフォンの充電中に操作しない理由、砂糖が固まった時の解決法、ハサミの切れ味を元に戻す方法など、家庭で役立つ知恵が盛りだくさんです。これらの豆知識を使って、子どもと一緒に話しながら実践してみましょう。
①スマートフォンの充電をしながら操作はしない
電圧が高まるので危険です。
ながら充電をすると、端末が発熱し、高い電圧にさらされます。バッテリーの劣化が進みます。ながら充電がどうしていけないのかは、「 端末動作時の発熱と充電の発熱が重なることで、バッテリーの劣化が進むため」と子どもが言えるようになるといいですね。国語でいう「因果」の説明です。
②調味料の砂糖がかたまったらキッチンペーパー
キッチンペーパーを水で濡らし、絞ったら砂糖の入った容器に入れると塊が崩れます。 調理するときにはちょっと気になりますね。
「砂糖」の対比で「塩」の塊はどうなのかを子どもに考えさせるとよりいいでしょう。
塩は湿気で固まります。珪藻土を入れるのは有名ですね。これは、珪藻土が湿度をある程度一定に保つことができるためです。珪藻土は単体では固まりにくい性質のため、接着剤のような働きをする他の物質を混ぜ合わせることで、固まらせて加工する必要があります。ほとんどが珪藻土と石膏できていますので、珪藻土の割合が高いほど効果は高いでしょう。
③ハサミの切れが悪くなったらアルミホイル
摩擦とアルミニウムの力で元どおりになります。
体験しやすく、なぜかという興味をもつのもいいですね。
アルミホイルをハサミで切ると、「構成刃先」という作用が起きます。これは、切られたアルミホイルが刃に付着し、刃の一部となることです。アルミホイルの融点はとても低く、ハサミが噛み合わさった時の摩擦熱で溶けます。この時、溶けたアルミホイルが刃の細かな傷を埋めることで、ハサミの切れ味が戻るというわけです。空き缶を切るのでもいいですがケガしないようにしましょう。
生活の中で役立つ知識を3つ紹介しました。簡単に実践できる豆知識です。これらの情報を通じて、日常生活がより便利になり、子どもとのコミュニケーションも深まります。ぜひ試してみて、生活の知識を活用しましょう。
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