|
カテゴリ:中学受験
1.できること・できないことを仕訳し、どんな受験にしていくかを決めよう最近、「ワンオペ」という相談をよく受けます。決して特別なことではありませんし、ましてやひとり親だったとしても不利はありません。パートナーがいても、一人に負担がかかりすぎたり、受験に対する意見が合わなくてストレスになったりと、不満を持つ方もいます。いずれにしても、実際に中学受験の準備をする中では、大変なことはあるでしょう。 塾の送り迎えや、お弁当の有無、家庭学習のサポートなど、家事や仕事をしながら全てを一人で担うのは物理的にも大変なことです。 まずは表題のとおり、現状を把握し、「できることとできないこと」を仕訳けしましょう。その上でどんな受験にしていくのか、「我が家の受験軸」を決めましょう。 受験軸とは「なんのために受験をするか」「どう受験するか」という家庭での軸です。これを決めないままに受験を始めると、今後の長い受験生活の中で、周りと比較して振り回されることにもなりかねません。この受験軸は子どもと話し合いながら決めていきましょう。たとえ一部でも自分で決めたと思うと、その後の向き合い方が変わります。そして、今後我が子が自主的に受験勉強に取り組むカギになります。 2. 塾や家庭教師、知人に相談できる人がいるか塾はすでに通っているでしょうか。習い事の整理がつき、決まりましたでしょうか。なぜなら中学受験は塾選びから始まるといっていいほど、その後の生活に大きな影響を与えます。先ほどの受験軸に沿って生活スタイルを毎週振り返りすることが大切です。 塾には、面倒見がよく「おまかせ度が高い塾」と、「家庭でのサポートが必須な塾」があります。お子さんのタイプにも寄りますが、サポートが手厚い塾のほうが、家庭の負担は少なくなります。ただし、教科ごとにサポートの有無はどの塾でも考えるのが現在の中学受験です。 塾の中で相談できる先生は一人見つけておきましょう。授業を担当している先生はもちろん、塾長などマネジメントをしているベテラン先生とも顔見知りになっておき、こまめにコミュニケーションをとって、相談ができる関係を築いておくことも大切です。また、セカンドオピニオンとして家庭教師を利用する場合はどこまで相談するかを決めておきましょう。プロかつ、長期間同じ先生に教わることがベストです。次に、担当が変わる場合は「子どもが話しやすい」と思える先生です。 3. 親子のコミュニケーションの大切さフルタイムで共働きのご家庭が30年前と比べるとかなり多くなったなと個人的に思います。ひとり親家庭も同じですが特に、塾に出かける時間に送り出せない場合も多いでしょう。そんなときに大切にしたいのが、親子のコミュニケーションです。 ほんのちょっとの一言「いってらっしゃい」の一言でもいいので、SNSアプリなどを使って、子どもとこまめにコミュニケーションをとる。子どもに「じゃあ、行こう!」というスイッチが入ります。スケジュール管理スケジュールや学習の管理などは、家族共有カレンダーやホワイトボードがおすすめです。アナログではありますが、書き出してチェックし合うと、コミュニケーションのきっかけにもなります。 一日の終わり寝る前の15分でもいいので、お子さんと一緒に今日を振り返りおしゃべりをしたり、マッサージをしながらスキンシップをとるのもおすすめです。一緒に読書時間をつくる等でもよいと思います。 ■まとめ入試は子どもだけでなく親にとっても大きなイベントです。マイルストーンが模試です。試験後の子どもへの声掛けや、合否発表までの親自身の振る舞いが、子どもの未来に大きな影響を与えます。冷静かつ温かいサポートを心がけ、一緒に次のステージへと進んでいきましょう。 ご家族が一丸となって迎える入試期、心温まる瞬間もたくさんあるはずです。お子さまの成長と成功を心よりお祈りしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.15 07:30:11
コメント(0) | コメントを書く
[中学受験] カテゴリの最新記事
|