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カテゴリ:中学受験
実質倍率は1.7倍試験について入試データ→浦和明の星女子中 浦和明の星女子中学校の2025年第1回の実質倍率は1.7倍でした。首都圏御三家女子の併願、埼玉の女子最高峰として有名な学校です。例年1.8倍は切らない学校でしたので、少し合格しやすくなったと数値上は言えます。しかし、実際の内容は最難関たる知的文章と端的な答えを書き抜くための「読解力」が問われます。一般的な数十字での記述問題はないため、読解スピードがあり、かつ論理的思考力が求められています。 大問1:新書「シンデレラはどこへ行ったのか」 2023年9月発売 廣野 由美子著 『赤毛のアン』『若草物語』『リンバロストの乙女』『あしながおじさん』などの少女小説に描かれる、強く生きる女性主人公の物語はいつ、どのように生まれ、広まっていったのか。英国の古典的名作『ジェイン・エア』が与えた衝撃と、そこから始まる脱シンデレラ物語の作品群を読み解き、現代における物語の意味を問う一冊。「シンデレラはどこへ行ったのか」本の紹介より引用 廣野 由美子さんはNHK Eテレ「100分de名著」の『フランケンシュタイン』『高慢と偏見』『シャーロック・ホームズ スペシャル』にゲスト講師として出演していたのでご存じの方もいらっしゃると思います。 出題は10問、18解答 文字数は約4600文字※文字数は1行36文字で換算しました。 文章中に漢字の読み書きが1問ずつあるのでさっと書き込みながら一読する受験生が多かったと思われます。問題文に漢字を書いて、後で解答用紙に書き写した方が集中力が持続するのでオススメしていますが、この所作は子ども自身と指導者により、過去問の演習と普段の「型」があれば漢字が不安であっても大きな差は生まれません。 大問2:小説「エヴァーグリーン・ゲーム 」![]() エヴァーグリーン・ゲーム (一般書 438) [ 石井 仁蔵 ] 発売日は2023年11月01日。石井 仁蔵 著 第12回ポプラ社小説新人賞受賞作。 世界有数の頭脳スポーツであるチェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たち。64マスの盤上で、命を懸けた闘いが繰り広げられる話。第12回ポプラ社小説新人賞受賞作。世界有数の頭脳スポーツであるチェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たち。64マスの盤上で、命を懸けた闘いが繰り広げられる話。「エヴァーグリーン・ゲーム」本の紹介より引用 出題は13問、22解答 文字数は約9700文字長文なので、読みきるまで不安にならないことがポイントです。文章内容のチェスとは具体的には何かわからなくても、オセロよりは難しいボードゲームであるとイメージすれば読み進められたと思われます。
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最終更新日
2025.01.24 07:30:07
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