昨今の中学入試は難化傾向にあります。
大学附属人気、大学入試の総合選抜型入試、高校無償化の影響等が大きいことと、中学受験を経験してきた保護者も増えてきていることも背景にあると思います。 現在の入試問題は昔で言う一問一答形式で物知り有利的な問題は少ない感じがします。それは、記号で答える問題を記述問題にしていることが難関校中心に多いと考えられます。 都道府県は小4での学習指導要領ですべて漢字で書く時代です。語彙量は豊富、読解問題も大人が読む文章から普通に出題されます。
どんな状況においても、子どもにとっては一生に一度の機会です。 ■大切にしたいことは普段の生活の中での会話 ・新聞を読む→見出しを読む→リード文を読む→本文を読む 親子でちょっと思ったことなどを会話することでインプットとアウトプットが生まれます。 最近の話題ではips細胞、大阪万国博覧会などがよいでしょう。個人的には伊勢神宮や、出雲大社は触れておくとよいなと思います。 たとえば、2025年の社会では新紙幣の問題が多くの学校で出題されました。 ・優しい問題は人物名を書く ・ちょっと踏み込んだ問題はどんな技術か ・その技術は何のために開発されたのかが問われます 知識を因果、対比構造などで理解し、説明できることが重要ですね。 紙幣=信用でものやサービスと交換できることが理解しているかどうかを確かめたり、暗号資産について親子で話をしてみるのもいいですね。 このあたりまで会話が進むとと知識が知恵となります。 カードやバーコード決済等で支払い、現金で買い物をすることが少なくなった昨今ですが、1990年に1円玉の造幣量が急激に多くなったグラフから消費税3%を連想させる問題がサレジオ中学で出題されました。 保護者が子どもの時に100円で買えたアイスが103円になる。 100円玉を持って行き、足りなかった経験などはなかったでしょうか。 消費税から、そんな会話があったら即答できたかもしれません。 国立中学校の価値が問われている? 高校無償化になると、国立中の価値がいろいろな角度から見直されるのではないでしょうか。 特色ある国立は「不動」でしょうが今後に注目です。
■オススメ本
日本の歴史
一読はさせると流れがつかめます。

集英社版・学習漫画日本の歴史(全23巻セット) 
小学館版学習まんが日本の歴史全20巻セット (小学館 学習まんがシリーズ) [ 小学館 ]

4大特典つき!講談社学習まんが日本の歴史全20巻セット 22年度版 (講談社 学習まんが) [ 講談社 ]