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カテゴリ:中学受験
ここではプロ家庭教師として、実際に指導で使う形に落とし込んでまとめます。 ① 字数指定の基本ルール 「〜字以内」:指定字数の8〜9割は埋める(50字以内なら40〜45字程度が目安)。 「〜字程度」:±2〜3割までを許容範囲と考える。 かぎ括弧・句読点も1字として数えるのが原則。 まずは「どのくらい書くべきか」の感覚をはっきりさせます。 ② 字数が足りないときのテクニック 内容がスカスカな場合に「ムダな語を足して水増し」はNGです。 必ず「中身を増やす」方向で調整させます。 原因・理由を一段深く書く 例:「うれしかったから」→「以前から努力していたことが認められたので、うれしかったから」のように、「なぜその感情になるか」を本文から1フレーズ足す。 対立・比較を入れる 例:「今までと違い〜ようになったから」という形で、「以前」と「今」の差を一言で添えると、自然に字数が増え、内容も濃くなる。 抜けているキーワードを足す 設問で指定された条件語(例:「母について」「〜という点で」)や、本文の重要語が落ちていないかチェックして、必要な語を補う。 ③ 字数が多すぎるときのテクニック オーバーしたときは、「削る順番」をルール化すると迷いません。 削る順番 設問に関係ない情報を削る 設問が「主人公の気持ち」を聞いているのに、「場所や時間の細かい説明」まで書いていたら、その部分を削る。 重複表現を1回にまとめる 似た内容の言い回しが2回入っていないかチェックする。 例:「とても悲しくてつらかった」→「とてもつらかった」など、意味が重なる形容詞を1つにする。 言い換えで短くする 長い言い方 → 短い語に置き換える練習をしておく。 例: 「〜しているときに」→「〜のときに」 「〜してしまったので」→「〜したので」 「〜という気持ちになった」→「〜と感じた」など。 文末を簡潔にする 「〜のではないかと思った」→「〜と思った」 「〜ということなのだ」→「〜ことである」といった調整で数文字削れる。 ④ 実践用の「型」+字数調整のコツ 1. 気持ちの記述(30〜40字程度) 基本型: 「(理由)ので、〜と感じた。」 まず「〜と感じた」の部分(気持ち)を3〜7字くらいで決める。 残りの字数で「なぜそう感じたか」を本文から要素を拾って入れる。 字数調整のコツ: 足りない→理由を「もう一段」具体にする(誰の何という言葉か/どんな出来事か)。 多すぎ→似た理由を1つにまとめ、「〜から」で一括にする。 2. 理由説明(40〜60字程度) 基本型: 「〜から、(結果/判断)と考えた。」 「結果/判断」を先に一文で決め、そのあとで「〜から」の前に入れる理由を増減して調整する。 字数調整のコツ: 足りない→「以前との違い」「相手の立場」「自分の経験」など、本文にある追加情報を1つ足す。 多すぎ→理由が3つ以上重なっていないか確認し、最も弱い1つを削る。 ⑤ 練習法:同じ答えを「30字/50字/80字」で書き換える 記述力を本当に上げるには、「同じ内容を字数違いでまとめる」練習が効果的です。 例: ① まず制限なしで、言いたいことを全部書く(下書き用)。 ② それを30字以内/50字以内/80字以内の3パターンで書き直す。 ③ どの要素を削ると意味が弱くなるか、子どもと一緒に確認する。 こうすると、 「核(絶対に削ってはいけない部分)」 「あってもなくてもよい補足」 を本人が体感で区別できるようになり、実戦での字数調整が速く正確になります。 ⑥ 指導のときに口癖にしてほしいこと 「今の答え、どこを削ればスッキリする?」 「同じ意味の短い言葉、思いつく?」 「設問が聞いていない部分を書いてない?」 この3つを毎回問いかけることで、「あいまいに長く書くクセ」を減らし、「必要なことだけを、指定字数の中で言い切る」力がついていきます。
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最終更新日
2026.02.15 20:00:06
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